4.ネタバレ 耳の悪い人は、きれいに喋れない。それが頭にあったもんだから、映画冒頭は佐村河内氏の人とのやりとりが気持ち悪かった。 だって滑舌いいんだもん、彼は!この嘘つき野郎と思いだすと止まらない。 で、始まって何分かして観るのを止めてしまった。
時間を置いて、せっかくだからちゃんと観ようと思い、また観始めた。
某テレビ局のいかがわしい営業マンが画面に出てきてから、氏のしゃべりが気にならなくなり出した。 そりゃ嘘つきだらけだもんね、世の中は・・。持ち上げられなきゃ叩かれることもないだろうに・・。 障害者の友だちが氏を訪問してくるあたりから、もう好きでも嫌いでもなくなりだし、でラストのクライマックスである。
もうやられました。このラストの曲が氏の曲なら、俺ももっと聞きたいよと思い、某レンタル屋に行ったところ、 なんと無い!新垣氏のはあるのに・・。ショックだわぁ・・。youtubeで聞くことにしよっと。 ヤラセとの解釈も成り立つ。そこは観る人次第ですね。うん!この映画は面白い!
耳が聞こえなくても作曲はできるってホントなんだね。ベートーベンもそうだし・・。 やはり本物ってこんな苦労もするんだなと思いました。 【トント】さん [DVD(邦画)] 8点(2018-02-18 00:06:20) |
3.●佐村河内氏が出演を断ったおおみそかのバラエティ番組・・・まあ、そうなりますわね。氏が出ていたら、どんな内容だったか。いや、視聴者が一番みたいのは氏と元相方の共演でしょうに、マスコミは、それはやらないんですよね。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 8点(2017-07-17 11:12:13) |
2.ネタバレ あの日佐村河内をケラケラと笑ったすべての日本人が観るべき映画。ドキュメンタリーとしてもよく撮られていて見応えがあるのでオススメ。 ただし、出来事の概略を字幕で説明するのはズルいなと思った。字幕使わずに被写体とのやり取りのみで全部説明できたら渋いのに。 あと、映画ラスト、美しくも切ない感動的な余韻のひとときで、森達也のコメントがめちゃくちゃ蛇足。「いいシーンが撮れました。それは、かおりさんがここにいてくれたから」みたいな。あれは言っちゃおしまいだ。おしまいなんだけど、おっしゃる通りで、とてもいいシーンだった。それは、オシャレな小さいランプひとつが灯るだけの黒いカーテンで薄暗い部屋、スピーカーから聞こえてくる壮大で哀しみに満ちた音楽、ちょっと顔をそむけて音楽を聴いてるんだか聴いてないんだか、じっと座る奥さんのほぼ暗闇の手元に、光る指輪の白い輝きを撮れていたからだ。 あのランプの明かりの具合がとても良すぎるので、森があらかじめ用意して仕込んだものなのかもしれない。森は床に座ってカメラを仰角に構えて、計算しまくったに違いないと勘繰らずにはいられないくらい美しいシーン。ほんとたまたまああいうふうに撮れたっていうんなら、ある意味天才的。たまたまでなく作為があったというなら、これこそFAKE。 何が真実で、どこからがフェイクなのか、映画からは結局さっぱりわからないし、分かろうとも思わない。だけどもそんな半信半疑の暗闇の中で、あの指輪の金属光沢だけは、本物だ。 |
1.ネタバレ ラスト近く、極めて重要な選択を佐村河内氏に迫るワケです。そうであるなら、あの難聴メンタルコーチに会いに行ったのやら、外国人ジャーナリストの取材を受けたのも、監督による誘導であったのではないかと妄想してしまいます。あ、いえワタシはそれをドキュメンタリーらしからぬ演出とか言うつもりは全くありませんよ。ありもしない事実を作り出したのではなく、このままでは知られず埋没しそうな事実を掘り起こすためのモノだったのですから。「ドキュメンタリーは嘘をつく」と言い続けている監督一流のものだったと思いますので。いや、マジで、まったく正解だったと思います。あくまで妄想ですけど。 【なたね】さん [映画館(邦画)] 8点(2016-08-06 21:08:23) |