145.「七人の侍」より、さらに娯楽性の増したエンタメ作品。 その分ストーリーの甘さも目立つのだが、主人公の三船のキャラを始め、 全体的にコメディータッチなので気にはならない。無駄なシーンを極力カットし、 面白さのエッセンスだけを凝縮したような作りになっているので、 時代劇が苦手な人でも大丈夫かと。演出のほうも芸が細かい。椿の花のシーンもいいが、 ラストの見せ所ではいい意味で期待を裏切られた。万人向けの娯楽作品。 【MAHITO】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-27 19:40:54) |
144.三船敏郎は羨ましくて溜め息が出るほど渋くてカッコいいし、女衆や小林桂樹は暢気にコミカルだし、そこそこ面白いのですが、僕は黒澤作品にどうもズドォーンと重いパンチを食らうような何かを期待してしまうようで、その点イマイチでした。ラストシーンこそそれなんでしょうが、あまりにも有名で新鮮な気持ちでは受けられないし、あれはビジュアルとしての衝撃だけで人間ドラマとしての衝撃じゃないし・・・。三船に張り合う仲代達矢は、この作品の仲代達矢ではなく、『切腹』の仲代達矢で観てみたいです。 【だみお】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-06-11 18:26:43) |
143.用心棒と一緒にみてないようがちょっと混ざったような。。。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-06-07 10:46:03) |
142.話が台詞で進行するところが大きくて分かりづらい。俺をコケにしやがって。 【シン】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-05-13 23:57:54) |
141.登場人物が多くて分かりにくい。 ナレーションも説明書きもないので、設定を理解する前にストーリーが進んでしまったのが残念。 だが、野性味と男気あふれる三十郎は健在で、その機知とスピード感あふれる存在感でも十分魅力的。 おっとりした奥方やユーモラスな押入れの侍などが対照的でいいアクセントになっている。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2011-04-14 22:33:29) |
140.何度も観ている映画のベスト3に入る本作。でも、何度観ても飽きない。以下はそのレジュメ。■三十郎:「規格外」の塊り。何をするか分からない化け物。悪人ではないが善人とも言いにくい複雑な人格。「抜き身」の代表格。■若侍:常識的に育った「良い刀」候補。未熟・短慮・短絡で三十郎とのコントラストを際立たせる。正義感で物語を転がす原動力。田中邦衛は丑年生まれ。■室戸:敵側の「抜き身」。只者ではない存在感で物語を引き締める。俺も悪いと居直るところが大好き。■奥方:唯一、三十郎が苦手とする存在。「抜き身と鞘」のたとえ話はラストシーンまで活かされるテーマ。■押入れ侍:三十郎と若侍たちを間近から傍観するギャグ担当。■城代:冒頭で「つまらねえ面」と三十郎が予測した通りの外見オチ。「乗った人より馬は丸顔」で塞いだ場の空気を和ませる機転に人柄と才覚が窺える。鞘に入った「良い刀」の代表格。■カメラワーク:シネスコの画角を活かして三船と若侍をバランス良く対照させて収める構図の緻密さに感心。「金魚のうんこ」などがその好例。■頭脳戦:実は斬り合いは多くない。本作の醍醐味は切れ目の無い仕掛けの応酬。■激昂:若侍を逃がすために菊井側の侍を大量に斬殺するシーン。門番まで追いかけ滅多斬りにする非情さに戦慄する。張り手が思いっきり痛そう。■決闘:まさにクライマックスの見せ場。一瞬で決する勝負だが、静かな睨み合いから始まる「間の取り合い」の緊迫感は他に類を見ない。■たった90分:この密度は「十二人の怒れる男」並み。実は全く同尺。■あばよ:エンドロールが無い映画は切れ味が良くって好きです。 【アンドレ・タカシ】さん [地上波(邦画)] 10点(2011-01-09 23:45:38) |
139.面白いけど、物語が都合よく進むのでちょっとうんざりした。 【doctor T】さん [ブルーレイ(邦画)] 7点(2010-11-10 23:24:47) |
138.ちょっとなめてました。本編が始まったと思ったら、 あっという間におわっちまった。最初から最後まで、面白かった。
さすが、黒澤監督の名作はあなどれません。 【ひであき】さん [DVD(邦画)] 8点(2010-10-27 21:52:45) |
137.「用心棒」にすごく感激したので、期待しすぎだったが、これはこれで良かった。でも世俗にもまれ、裏の裏まで知り尽くした野武士と、藩務めのお坊ちゃん侍の組み合わせが良かった。いつの間にか、全くの赤の他人の三十郎に意見を求めようとするところや、金魚のフンみたいにゾロゾロついてくるところなど笑ってしまう。あの奥方がなかなかの人物であるのも面白い。「用心棒」の桑畑三十郎をもう一回、映画に使いたかったのでしょう。内容的に「続・用心棒」ってわけには行かないから、こんなタイトルになったんじゃないでしょうか? 【トント】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-10-26 22:37:42) |
136.用心棒ともによく出来ている。練られた脚本にカメラワーク、ディテールどれをとっても素晴しい。用心棒のほうが泥臭い感じがして好きなので、こちらは用心棒-1点とする。 【円軌道の幅】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-09-26 17:34:06) |
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135.前作ほどではないにしろ、楽しめました。気の抜けた人物や、凛々しいが頭の悪い悪役が盛り上げてくれます。ただ主人公の掴みどころのなさが本作では欠けていた印象ですね。 【色鉛筆】さん [地上波(邦画)] 6点(2010-09-12 23:50:09) |
134.話は普通に楽しめた。 だが、クリント・イーストウッドが監督・主演をしている作品の主人公の様に、強すぎる三船敏郎に嫌気がさした。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2010-08-03 23:42:19) |
133.黒澤監督は実力より評価が高すぎと常々思っているが、この映画は黒澤監督の映画の中でも観られる映画の一つです。 【ダルコダヒルコ】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2010-05-03 22:07:44) |
132.ただただひたすらカッコイイ!!ストーリーは完全な娯楽映画で、テンポ良く進んでいく。 三船はもちろん志村喬、田中 邦衛をはじめ脇役の演技も素晴らしい。 でもやはり一番はラスト、仲代達矢との決闘でしょう。 とにかく爽快な映画ですね。
【おーる】さん [DVD(邦画)] 9点(2010-01-26 22:03:12) |
131.黒澤映画の中では限りなくエンターテイメントに寄った傑作。映画を構成する全ての要素が完璧と言うしかないですが、その中でも特に脚本の出来が素晴らしい。二転三転する内容を、90分という短い上映時間に纏めたのは、流石ですね。これを観ると如何にリメイク版が、贅肉だらけの脚本、演出だったのかが良くわかる。 エンターテイメント作品らしく、コミカルな部分がたくさんあるのも楽しめました。襖にずっと入っている男が特に好きです。 【民朗】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-12-05 13:32:09) |
130.とにかくストーリーがいいです!単純明快なのに押さえるところはちゃんと押さえてて小粋な演出で笑えました。あとメリハリもきいてて時代劇らしからぬコミカルな場面もあればラストのように緊張感あふれる場面もありうまいの一言に尽きます。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-11-04 16:05:50) |
129.「用心棒」は見ていないのですが、これはこれで楽しめました。三船さん、仲代さんはかっこいいですなぁ。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-09-03 15:51:21) |
128.森田芳光の『椿三十郎』を見たので、興味を持って今回オリジナルを見た。同じ脚本だというけれど、細かいところでやっぱり黒澤の方がおもしろい。9人の若侍がぞろぞろと金魚の糞状態だったり、3人が同じようにたすき掛けをしたり、セリフがなくても笑える。あと、「テレビよりラジオの方が想像をかきたてられておもしろい」というような意味で、カラーよりモノクロの方がリアルに感じられるんじゃないかな? 森田にもモノクロで作ってもらうと楽しかったかも・・・。それにしても、大袈裟なBGMだね。 【フラミンゴ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2009-03-12 13:52:08) |
127.「傍目八目、話してる奴より話の本筋がよく分かる」なるほど、若い衆を傍らで見る三十郎を傍らで見る奥方を傍らで見る押入れの男を傍らで観る観客。そして椿、うぐいすの鳴き声や小川の流れる音が、俯瞰させる構図を強調している。三十郎が認める城代家老の一言。「乗った人より馬は丸顔」こりゃまいった。 【michell】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-03-11 17:06:36) |
126.この内容を96分でまとめる。まったく、見事過ぎる。 【Junker】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-02-14 01:27:48) |