30.《ネタバレ》 奥方と千鳥が、相手方に乗り込む合図に流す椿の花を、赤にするか白にするか楽しそうに話している間、襖に書かれた「や」の文字を暇そうになぞる三十郎。その仕草が何度見ても笑えます。
【カタログ】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-01-02 01:42:38) |
29.《ネタバレ》 非常に楽しい作品でしたね。三船敏郎の粗野な魅力と作品に散りばめられたユーモアが見事にマッチしていました。とにかく、こんなに笑える作品だとは思ってませんでしたので、良い意味で裏切られた感じですね。 また、突っ走る若侍たちと三十郎のやり取りが非常に良かったです(結構ためになります)。 ただ、ゆるーい感じで終わるのかと思いきや、ラストの決闘でビシッとしめるあたりはさすがでした。 【TM】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-11-20 18:09:54) |
28.黒澤明を語ろうとすると嫌悪感を抱く人がいるようで、 なんだか小難しいという印象が一人歩きしてるような気がするのだが、 この辺りの作品を入口にすれば、意外と素直に受け入れてもらえるような気がする。 普通に面白いチャンバラ映画である。 大作感などでは他の作品に一歩譲るが、 エンターテインメントとしては黒澤作品の中では最高峰にあると思える。 【もとや】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-10-03 05:19:23) |
27.《ネタバレ》 用心棒よりこっちのが面白かったです 滅法強くて頭が切れる三十朗が渋くて最高にカッコイイ 思わず自分も顎の鬚を触ってしまいたくなります。 【osamurai】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-07-22 22:23:21) |
26.《ネタバレ》 ストーリー展開のわかりやすさ、テンポの良さ、コミカルなシーンと緊迫したシーンのコントラスト、いずれをとっても素晴らしい。血気盛んな若侍や人質の男、それに危機的状況にも全く上の空の奥方と娘。登場人物は多いのに、見る手が考え込んでしまうような複雑さは微塵も感じられない。決して見る手を飽きさせない起承転結、トントンと進んだ物語が最後の立会いで一気に緊迫度を高め、お約束の「あばよっ!」で見事に終結する。黒澤監督の映画は、まるで文学のようだ。・・・・・・全体としてはむしろコミカルな映画なのに、最後の立会いシーンのリアルさは、流石に伝説になっただけのことはある。ピーンと空気の張り詰めた数秒から貫胴一閃、血飛沫が舞うあのシーンで、後ろで見守る世間知らずな太平の若侍達と、殺し合いの現実を生きてきた一匹狼の三十郎との、ふたつの世界のコントラストが最高潮になる。 【six-coin】さん [DVD(邦画)] 8点(2006-07-27 12:44:57) |
25.三船敏郎素敵。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-07-15 16:07:13) |
24.緩急の効いた物語展開、三十郎を取り巻くキャストの時にコミカルで、時にシリアスな演技がたまらなく楽しい映画です。前作「用心棒」とは甲乙着け難い良い出来栄えで黒澤映画としては取っ付き易い作品に仕上がっています。ただし、いくら敵方とはいえ悪人とまで言えないのではないのではないかと思う人までバッサバサ斬ってしまうところは残酷そのものです。痛快な黒澤時代劇を見たい人には是非どうぞ。 【たにっち】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-24 20:21:53) |
23.黒澤監督の作品で一番好きです。ストーリーが分かりやすく、展開がとても面白いです。 【ホットチョコレート】さん [ビデオ(吹替)] 8点(2006-04-23 01:38:00) |
22.笑いと軽さを重視した結果、「用心棒」の殺伐とした緊張感・ハードボイルド感が 薄くなってしまった気がします。 これはこれは面白いのですが。 【Ruby】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-04-19 03:54:41) |
21.コメディの要素もあり、とてもおもしろかったです。室戸と菊井たちのマヌケさと対照に、三十朗の強さと頭の回転の速さ。そして三十朗をも黙らす奥方のおっとりしたキャラクターが抜群にうまく描かれていました。音楽も場面にマッチしてました。 【すごろく】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-26 04:08:45) |
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20.私が注目したのは三十郎という人物の描き方。良い人なのだけど、口が悪くて、不器用。『用心棒』や『七人の侍』の主人公はただカッコいい!って感じの人間だが、三十郎はそういった面があるせいで、人間っぽく、感情移入してしまった。黒澤監督お得意(?)の主人公の自作自演も面白かった。ただし、キャラクターや感情移入の面では前述の二つより上だけども、純粋なおもしろさは負けているような気がした。 |
19.《ネタバレ》 用心棒見た翌日に見ました。私はこちらの方が面白かったです。用心棒の時に感じた間延び感(どことは言えないけど)が全く無かったです。お笑いの要素が多目なのも嗜好に合ったのかも。奥方のサンジュウロウとは全く対称的なキャラに笑いを誘われつつそんな奥方を持つ城代の人柄にも思いを馳せました。いつになったら城代様出てくるのかなー、といざ出て来たら人柄の良さと馬面ネタに吹き出してしまいました。その一方でサンジュウロウの生き様に理解を示す城代様はやはり人格者でありました。確かに人は見た目によらないんだけど、三船さんのカッコよさには堪能させていただいた2日間でした。 【ししゃも】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-01-26 21:34:09) |
18.痛快エンターテイメント。最後のシーンは油断すると見逃します。 【アンダルシア】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-23 00:38:18) |
17.『用心棒』の続編というか番外編というか姉妹編というか…まぁそんな作品。しかし、前作よりはちょっと展開が強引かなと思う(若手有志たちと手を組むところとか、奥方奪還とか)。椿の合図は非常に面白かったと思います。最後の居合いも凄まじい。でもあの終わり方はちょっと後味が悪かったかも。 【とかげ12号】さん [DVD(吹替)] 8点(2005-11-20 18:53:16) |
16.「椿…、三十郎、もうそろそろ四十郎ですが」。
相変わらず、飄々としながら、機知にも富んだ素浪人というキャラクターを、この一言で完璧に表している。カッコ良過ぎ。こんな台詞が似合うのは、やはり三船敏郎しかいない。
他にも、天衣無縫な家老の奥方とその娘、未熟ながらも憎めない若侍たち、押入れに入れられていた敵の侍など、魅力的な登場人物が多いし、テンポの良さなども含め、「用心棒」よりも娯楽作品としての完成度が上がっている。
敵役の室戸がマヌケ過ぎるとか、脚本的には「用心棒」同様、都合が良すぎる部分が多いし、かなりの部分で三船敏郎のキャラクターに助けられている作品ではあるけど、時代を考えれば、今でも楽しく見られるこのクオリティの高さは只事ではない。 【FSS】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-18 20:45:17) |
15.椿三十郎のキャラがすごくいい!悠長な奥方の発言に対して張り紙の文字をなぞっているシーンがなんだか笑えた。黒澤作品はキレがよく、観た後スッキリした気分になれます。 【蘭】さん 8点(2005-03-26 00:08:09) |
14.《ネタバレ》 使いに走った三人を追いかけ、一瞬で斬り捨てるシーンが大好きです。逆抜き早撃ちというらしい。あんなカッコイイ事されちゃ堪りませんよ。 【ぶらっくばぁど】さん 8点(2005-02-16 18:52:50) |
13.1回目見たときはそれほど面白いとは思わなかったけど、2回、3回と見ていく内に、所々に出てくるユーモアがツボに入ってとても面白く感じるようになった。「あばよ」っていう台詞をこれほどスラッと言える人は今の俳優ではいないなぁ。 【夏目】さん 8点(2004-11-10 17:00:55) |
12.三船はカッケー!殺陣速っ! 【ロカホリ】さん 8点(2004-09-21 00:40:54) |
11.みなさんのおっしゃる通り、娯楽として楽しめる作品です。時間もコンパクト、用心棒よりも三十郎の殺陣のシーンが多い、そしてストーリーはいたって単純。そこに椿やら鶯やらの風情と、ユーモアをちりばめた粋な作品ですね。最後の仲代との決闘シーンは静から動への急激な変化という点で黒澤監督らしかったと思います。 【デューク】さん 8点(2004-06-30 22:46:11) |