10.ウチの親が言っていた。「黒澤明は娯楽映画のイメージなんだけどねぇ」と。私には黒澤監督は『影武者』以降の大作時代劇か小難しい観念映画を作る大巨匠というイメージである。本作は娯楽作としてツボを心得た粋な映画だ。緊迫した若侍たちと明らかにテンポのずれた奥方と姫君の能天気ぶりが最高に可笑しい。奥方にかかってはさすがの三十郎も形無しである。人質役の小林桂樹もいい味出してる。この3人のおかげで『用心棒』より面白味が増している。ラストの三十郎の機転には大いにウケた。豪放磊落、頭もキレる。なるほど、日本映画屈指のヒーローだけあり、親の意見にも納得。 【やすたろ】さん 8点(2004-05-05 18:10:23) |
9.「いい刀というものは鞘にはいっているものだ。」 ..包茎で悩む人は椿三十郎の言葉を胸に刻んで生きるべし。
【あばれて万歳】さん 8点(2004-03-10 14:40:06) (笑:9票) |
8. |
7.押し入れの人に夢中。 【渚の肺から心臓】さん 8点(2003-12-08 22:47:07) (笑:2票) |
6.「用心棒」と比べると、主人公の飄々とした人間性と圧倒的な強さが際立ち娯楽映画としてとても爽快感が大きかった。その娯楽性の反面、主人公の不器用な生き方による自身の葛藤も垣間見れドラマ性も高かった。三船敏郎のスター性も絶大。 【鉄腕麗人】さん 8点(2003-11-11 12:40:53) |
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5.コミカルさを前面に押し出しているせいか、全編にわたってノリが非常にいい。有名な、名前を聞かれる場面で、ミフネが答えようとすると、庭のウグイスが一声鳴くところなんぞは、たまらないっすね。ところで「七人の侍」の時にも感じたんですけど、クロサワって人は、軍事戦略家としても充分に通用したのでは? |
4.三十郎渋すぎる。最後の椿が流れるシーンまじですごすぎる! 【たましろ】さん 8点(2003-10-13 20:47:19) |
3.「用心棒」の殺伐とした雰囲気に比べると、やや緊張感に欠ける感じがする。どちらが良いと思うかは好みの問題だけど。 |
2.黒澤さんの勢いを感じます。出来た映画です。椿の花びらが流れるシーンなんか、なるほど!って思いました。尊敬します。 【もちもちば】さん 8点(2003-07-16 02:24:26) |
1.ちょっと現実から遠のいてるキャラが多いのですが、その分娯楽として一級品。決め手のシーンも椿であっさり作ってあるし、効果音も面白いです。 |