5.もう今村昌平が好むようなドロドロの土俗なんてなくて、過疎化が進む死んだような地方しかない。しかしそれでも、隅田川と対比すれば、まだ「ぬるい」程度の希望はあるってことか。東京の哲学書に対して、こちらには神のお告げのおみくじがある。海と立山が見える。ぬるい水は、川から海へと流れ出て、魚が群れる。まだ何かとつながっている。ここが隅田川と違うとこ。波消しブロックには虹も掛かる。エネルギッシュだった監督も、晩年になると(比較的)淡々とした世界を描くようになるのは、そういう世界が見えてくるのか、単に気力の問題なのか。高齢になると、監督ってロングの画面が多くなる気がする。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-07-17 10:59:11) |
4.《ネタバレ》 変なんですが、どこか妙に温かみを感じる映画でした。それにしても、あれだけ何度もハデに水を噴出しといて最後は普通のラブストーリーになるのかと思ったら「虹」ですか(笑) 【KYPA】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2007-01-26 01:42:38) |
3.かなり笑ってしまったのですが・・・これはコメディなのでしょうか??(私は途中からそのつもりで観ました)しかし、かなり無理のあるストーリーや演出にもかかわらず、なんだか妙に説得力を感じてしまったのは、やはり監督と役者陣の力量によるところなのでしょう。役所広司本当にうまいですね~。個人的には、漁師の青年役の北村有起哉がツボでした・・・。 【こまち】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-07 10:30:55) |
2.バカって言えばバカな設定なんだけどなかなか面白い。コメディとしてみる映画なのかな?清水美沙の絶叫にゃ笑いました。 【ふくちゃん】さん 6点(2004-03-11 01:09:43) |
1.ファンタジーなのか、コメディーなのか、しかしきちんとしたドラマになっているところは、今村昌平監督なんだろうなと思います。それにしても、変な映画つくりましたね。水がチロチロと排水溝を流れるシーンなんて、なんか妙なエロチシズムが感じられます。ベッドシーンにはまったくエロさがないんですがね。面白い映画だと思います。原作者の辺見庸は、本当にこんな感じの映画を書いたのかな?「ものを食う人々」だっけ?しか読んでないので意外でした。 【fero】さん 6点(2003-12-03 22:00:53) |