4.《ネタバレ》 切ないなあ!桃さんの恋がようやく叶った。夢を掴んだて思っていたのに、本当に切ないぜ!父親の夢である「金山」金探し、そして、金を掴もうとした瞬間、大雨によって流される土石流の犠牲となって亡くなってしまう桃さんの恋のお相手で桃さんに初めての逆プロポーズをする片平なぎさ演じる水名子さんが本当に哀しい。桃さんとトラック仲間で一番の親友、ジョナサンとの喧嘩に友情、ライバルジョーズこと譲治との喧嘩、そして、そんなライバル達が桃さんの見方となって最後は応援する。これこそ正にこのシリーズならではの熱い、熱い男達の友情にどんなに滅茶苦茶でも私はやはりこのシリーズが好きです。最後に一言!「故郷は遠くにありて、思うもの」良い言葉です。 【青観】さん [DVD(邦画)] 8点(2007-05-17 21:02:59) |
3.《ネタバレ》 例えば、スイカに塩をかけるとより美味しく感じられるように、料理では甘味を強調するためにわざと少量の塩味を加えることがある。また、香水を調合する際にはわざと「臭い」匂いも加えて、良い香りを際立たせることもあるそうだ。何が言いたいかというと、よく言われる「笑いと涙」にも同じことが言えるのではないか、ということ。つまり、ただ感動的なものを感動的なものとして描くのではなく、そこに「笑い」の要素を加えることで、感動がよりいっそう引き立つのではないか、と思うのだ。本作で主人公桃次郎は例のごとく限られた時間(つまりスピード違反しないと間に合わないってこと)で積荷を運ばなくてはならなくなる。疾走する一番星(桃さんの乗ってるトラックね)、彼を逮捕しようとする警察、それを阻止しようとする仲間のトラック野郎たち。作中のクライマックスである。しかし、、、ここで桃次郎のトラックの助手席に鎮座ましますもの、それは「たぬきの焼き物」なのだ。それは分校の子供たちが学芸会のために一生懸命製作したものだが、タヌキはタヌキ。だがあろうことか、このタヌキこそがすなわち「スイカの塩」となり、私はとめどなく溢れる涙を止めることができなくなってしまうのである(ニガ笑)。思えば、この「トラック野郎」シリーズではこういった「スイカの塩」がいたるところに散りばめられていた。第二作「爆走一番星」でも疾走する一番星には、愛する彼女が好きだという太宰治の言葉「生まれてすみません」のプレートが飾られている。アホだ(笑)。しかし、泣けるのだ。この感覚はひょっとして全ての人に分かってもらえるものではないかもしれないのだけれど、きっと僕がこの偉大なプログラムピクチャーにひきつけられる理由は、こういうところにあるのではないか、と思う。 【ぐるぐる】さん 8点(2004-10-13 16:49:48) (良:1票) |
2.千葉真一のイキがいい、夏樹陽子が色っぽい、片平なぎさが瑞々しい…主役の菅原文太、愛川欽也の名演技も含め、この頃はホントいい俳優がゴロゴロ居たんだなぁ…と思いました。ほんのチョイ出の菅井きんの豪快な高笑いや藤原釜足の驚いた演技も、何とも味があって素晴しいです。 本作はシリーズ中唯一実った恋なんですね。それをああいう形で失い、最後の爆走に繋がる…という流れは、シンプルながらとてもイイ感じでした。 【番茶】さん 8点(2004-07-20 22:14:50) |
1.まぁ、この映画は東映版の「男はつらいよ」なんで、シナリオも風来坊のトラック野郎が女に恋して、そしてふられるってパタンの王道パタン(笑)なんだけど、この映画のシリーズが一番油ののっているときで、あたしはこれが面白かったし、好きでした。ジョーズ軍団がカッコよくていい味だしてるね。片平なぎさもカワイイ!!(笑) 【奥州亭三景】さん 8点(2002-01-08 12:41:06) |