2. 前年に「グラディエーター」でアカデミー賞主演男優賞を受賞したラッセル・クロウはこの作品では内向的な数学者を演じ、台詞なしで表情だけで主人公の嵐のような内面を表現するなど、難しい役柄を好演してロン・ハワード監督をうならせました。でも、そんなクロウにも(少なくとも)二つ苦手なことがあるということがこの映画の撮影で判明しました。
1. 板書をしながら台詞をしゃべること・・・主人公が妻となる女性アリシアと出会う教室のシーンです。何度も撮りなおしになったそうです。
2. 口笛を吹くこと・・・ジョン・ナッシュは学生時代よく授業をサボっては大学の構内で口笛を吹きながら自転車を乗り回していたそうで、そのシーンは撮影されたのですが、クロウが口笛を吹けないせいもあってストーリーに与えるインパクトが少ないという理由で削除されました。
なお、1. に関してクロウの名誉(?)のためにつけ加えておきますが、作中でクロウが演じるジョン・ナッシュが黒板、ノートや窓に書きなぐる数式はすべてジョン・ナッシュ本人のノートなどから取ったもので、でたらめではないそうです。(以上は米国版DVDの附録から転記しました。) 【かわまり】さん (2004-03-27 02:20:28)
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