黙秘の投票された口コミです。

黙秘

[モクヒ]
Dolores Claiborne
1994年上映時間:131分
平均点:7.08 / 10(Review 83人) (点数分布表示)
公開開始日(1995-10-28)
サスペンスミステリー小説の映画化
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2012-10-21)【ESPERANZA】さん
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監督テイラー・ハックフォード
助監督ジョシュ・マクラグレン
キャストキャシー・ベイツ(女優)ドロレス・クレイボーン
ジェニファー・ジェイソン・リー(女優)セリーナ・セント・ジョージ
クリストファー・プラマー(男優)ジョン・マッケイ警部
デヴィッド・ストラザーン(男優)ジョー・セント・ジョージ
エリック・ボゴシアン(男優)ピーター
ジョン・C・ライリー(男優)フランク・スタムショー保安官補
ボブ・ガントン(男優)ピーズ
ウェイン・ロブソン(男優)
谷育子ドロレス・クレイボーン(日本語吹替)
田中敦子〔声優〕セリーナ・セント・ジョージ(日本語吹替)
沢田敏子ヴェラ・ドノヴァン(日本語吹替)
阪脩ジョン・マッケイ警部(日本語吹替)
手塚秀彰ジョー・セント・ジョージ(日本語吹替)
喜多川拓郎フランク・スタムショー保安官補(日本語吹替)
小室正幸ピーター(日本語吹替)
林玉緒少女時代のセリーナ(日本語吹替)
原作スティーヴン・キング「ドロレス・クレイボーン」
脚本トニー・ギルロイ
音楽ダニー・エルフマン
編曲スティーヴ・バーテック
撮影ガブリエル・ベリスタイン
スティーヴン・バーンスタイン〔撮影〕(追加撮影)
フレディ・クーパー(カメラ・オペレーター)
製作テイラー・ハックフォード
チャールズ・マルヴェヒル
コロムビア・ピクチャーズ
配給東宝東和
編集マーク・ワーナー〔編集〕
字幕翻訳戸田奈津子
あらすじ
メイン州のある小島で、富豪の未亡人ベラが殺された。メイドとして20年仕えていたドロレスは現場で立ちすくみ、殺人容疑で逮捕される。ドロレスの娘、ジャーナリストのセリーナは事件を知り、母を保釈してもらうべく数年ぶりに故郷へ帰る。亡き父に対していまだに憎悪を持ち続ける母に反目するセリーナであったが、母の口から今回の事件、そして20年前の父の事故死についての真相を知る…。
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3.《ネタバレ》  過去の事件と現在の事件の真相に同時にせまっていくストーリー展開はミステリー好きにはたまりません。本作品の場合、ドロレス・クレイボーン(キャシー・ベイツ)という一人の女性の生涯を綴った人間ドラマに主軸を置いているため、ドラマとしての完成度も非常に高いと思われます。
 演出では、現在から過去の回想への入り方が非常に印象的で、作品全体に絶妙なイントネーションを働かせているように感じます。更には、現在の寒々とした空気感と、過去のノスタルジックな風景描写のコントラストも効いています。そこでは光の加減による効果が大きいようですが、凄惨な事件が起きるのはいつも日の光の降り注ぐノスタルジックな過去の映像のほうであるというギャップがまた、人生の陰影を映し出しているようで何ともいえない味わいがあります。
 すっかり映画の世界にはまりこんでしまって、見ている間は主観的になっちゃいますが、冷静に見てみても、ドロレスはひとつの母親像として理想的ではないですかね。まさに、内面の美しさとでも言うのでしょうか。子を思い、子のために尽くそうとする母はかくも強く、美しく見えるものです。そして、娘に会ってしまうと、やはり娘とのわだかまりをときたくて、娘につい真相を話してしまう母としての弱さを見せるのは、良い意味での人間らしさかもしれません。ドロレスが本当に聖母を決め込んでしまえば、きっと真相は闇の中だったのでしょう。
 結果論になってしまいますが、真相を知ったことで、セリーナ(ジェニファージェイソンリー)もドロレスも和解をし、きっとこれからお互いに、新しい気持ちで第二の人生を歩み始めることはラストシーンを見る限り間違いないのではないでしょうか。確かに暗いイメージの映画っぽいですが、実際は、憎たらしい刑事も含めて、みんなにかかっていた過去の呪縛が解き放たれたような解放感や清々しさを感じることができる映画でした。
たきたてさん [DVD(字幕)] 8点(2014-02-13 09:46:13)(良:3票)
2.《ネタバレ》 これは秀逸なサスペンスドラマ。過去と現在の殺人事件が密接な関わり合いを持ち、それらの謎が薄皮を剥がすように明かされていくという観客の好奇心に訴える構成と、明かされた真相にはドラマ性が多分に含まれているというオチのつけ方、どちらも見事なものでした。
本作のキャラクターで私がもっとも興味を引かれたのはマッケイ警部でした。家族はなく、仕事にのみ生きがいを見出しており、10年以上前の未解決事件であっても決して忘れず執念の捜査を続ける刑事。彼は『ランボー』のティーズル保安官や『許されざる者』のリトル・ビル保安官と同種のキャラクターであり、容疑者視点の物語だから悪役となっているだけで、一般的には、むしろ正義の人として描写される人物です。ジョーの死を殺人と見た刑事としての勘は正しく、実娘に対する性的虐待という事件の重要なファクターを知らなかったのだから、彼があれくらい厳しくやってもおかしくはありません。
対するドロレス。彼女には男社会に対する根深い不信感があって(学資預金のトラブルを事前に挿入しておいた構成の妙)、マッチョの権化であるマッケイを自分と娘の協力者として取り込むことはできないと直感的に判断し、「旦那の件はただの事故死」と言って一歩も譲りません。法治国家の原則からすれば間違っているのはドロレスの方なのですが、彼女にあるのは「自分が捨石になってでも娘のための道を作る」という狂気に近い執念であり、それは善悪を超越したレベルにまで達しています。男社会と母性の対立こそが本作の山場ですが、それぞれを象徴するクリストファー・プラマーとキャシー・ベイツの熱演もあって、これが壮絶な見せ場となっています。
無自覚のうちにそんな争いの中心にいたセリーナは、親の心子知らずの極致をいく難役でしたが、JJリーの繊細な演技のおかげで、観客から憎まれないギリギリの範囲内に収まっています。都会でバリバリやってる若者が、教養のない田舎の親をバカにして、ロクに話も聞かない。ちょっと前の私も似たような状態にあったので、彼女の態度に対しては共感とイラ立ちの両方を覚えました。ウザい、ダサいと疎ましく思っていた母親が、実は自分を守るために人生をかけていたことに気付いた時の感動や、それを受けて、マッケイ刑事への反撃を開始する場面の爽快感など、深いドラマ性とある程度の娯楽性を両立させた演出バランスも優れていると感じました。
ザ・チャンバラさん [DVD(吹替)] 8点(2015-09-08 16:07:20)(良:1票)
1.キャシー・ベイツの演技力のすさまじさには度肝を抜かれます。スティーブン・キングのダークさを忠実に演技できるのは彼女をおいて他にいないと思います。夫の横暴に必死で耐える弱き妻、娘を守る強き母、両方を同時に演じるのは、地で演技できそうで結構むずかしいと思います。真実を思い出した娘との葛藤と理解が胸に響きます。サスペンスなのにヒューマンドラマ。原作がしっかりしていると映画にもムダがない。過去の回想シーンへの入り方もごく自然に入っていくので、まるで小説を読んでいるかのよう。ボブ・ガントン、ここでも出てきましたね。まるで隠れキャラだ(笑)
どんぶり侍・剣道5級さん [DVD(吹替)] 8点(2005-11-04 12:59:29)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 83人
平均点数 7.08点
000.00%
111.20%
200.00%
300.00%
422.41%
544.82%
61922.89%
72327.71%
82428.92%
989.64%
1022.41%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 3.57点 Review7人
2 ストーリー評価 7.60点 Review10人
3 鑑賞後の後味 7.10点 Review10人
4 音楽評価 5.25点 Review4人
5 感泣評価 5.66点 Review6人

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