4.《ネタバレ》 晩春の別バージョン。 コミカルで面白いけどちょっと長い。原節子は相変わらず独特の上手さがあると思う。晩春が子役で今回は親役というのはいい演出で、最後のシーンは寂しさではなく幸せな安堵感に思える。 内容とは関係ないが、佐分利信は中井貴一に似ている(?)とつくづく思った。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-05-01 22:42:37) |
3.「世の中なんてキレイなものじゃない!」男女の恋愛だの、結婚なんてのはドロドロしたものでありかつ面倒なものでもあり、決してキレイなものじゃありません。幸せになれるとも限りません。という、生涯独身監督の揶揄や諦観も感じられるのだが、3人オヤジのパロディー色が強くなってしまい、肝心の母娘関係の描き方が中途半端になってしまったような。 |
2.端から見たらいらんお節介しまくりの中年男三人組に「余計なお世話、人の事よりテメエの事心配しろ!」と、いつ岡田茉莉子が威勢良く啖呵切ってくれるのかなって待ってたんだが・・・。 |
1.「晩春」で父娘の結婚話だったのが、これは母娘で同じような娘の結婚話。亡くなった父親の友人たちが娘の結婚話のおせっかいをするのだが、残される憧れだった美人の母をそのうちの一人がもらっちゃおう、と都合よく画策する。時に小津作品には男性優位が覗くのを感じてしまう。女は男に都合のいい道具扱い程度の存在に描かれてたり、家庭で妻は夫が脱ぎ捨てた背広を拾って片付けてるなど、妻は召使のように世話を焼いていたりする。ユーモラスな会話といわれるおじさんたちの会話はセクハラまがいのいやらしさが覗いて気になる。 【キリコ】さん 6点(2003-12-01 12:38:23) |