4.うちの父親は無類の競馬好きです。私が中学生のとき、家にいながらにして馬券が買えるとかいうシステムに当選し、それだけのためにデスクトップのパソコンを買ってきて家族の度肝を抜きました。それ以来、休みの日には日がな一日テレビの前に座って競馬の中継に見入る父…ひそかに、呆れてました。でも、この映画のラストシーンで、シービスケットの疾走を見ながら、心の中で父に謝りました…。馬が、ロマンを乗せて走るっていうのは、本当なんですね。騎手の人生、馬主の人生、調教師の人生、馬自身の人生(?)、そして観客の人生を乗せて、馬は駆ける…これをロマンと言わず、なんと言うでしょう。驚嘆しました。馬の持つパワーに。そこにかける人々の熱意に。お父さん、これからも競馬楽しんでください。でも、身を持ち崩さないでね…。 【こんぶ】さん 8点(2004-03-03 15:14:41) (良:3票)(笑:1票) |
3.一頭の馬と三人の男たちと社会の再生。ストーリーも感動的だけれど、俳優が皆好演していて快い。J・ブリッジスがこんなに味わい深く年をとるとはなんだか感激だ。包容力があって、レッドのささくれた心を癒してゆく場面にはこちらの心も温まる。“my son,何を怒っているんだ?”と心の根っこを指摘されたときのT・マグワイアのちょっとうろたえた表情が良かった。C・クーパーの職人気質ほとばしる名演技や、W・H・メイシーの箸休め的な存在も印象的。 演出も巧く、レース序盤はラジオに聞き入る人々の姿を被せる等、時折傷ついた米国の社会情勢をも織り交ぜながらシービスケットの走りと皆の元気をリンクさせてゆく。ビスケットがゴールする際はワタシの右手も高々と突き上がるのだった。 ラストは怪我からの復帰があまりにドラマチックすぎて、ちょっとやり過ぎかなと思ったのだけど実話と聞いてもうびっくり。この世の驚異に思わず1点UP。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-12-20 00:45:07) (良:1票) |
2.ストーリーがすごく素敵。実話という事で、非常にリアルでわかりやすく、簡単にのめり込む事が出来ました。レッドとシービスケットの絆の深さに感動する気持ちと、動物とあれほどまでに心を通わせる事が出来る事に、羨ましさと驚きを憶えました。さらにストーリーだけでなく、映像も非常に良かったです。ダイナミックな自然の風景や初めて見る馬の美しさや気高さなど、様々なものがとてもが新鮮で綺麗でした。他にも、馬に乗った状態からの視点は、今まで一度も見た事のない映像で、新鮮と言うか驚きでした。まるで、その場にいて、レースに参加しているような臨場感を味わいました。この映画は、そんな様々な素晴らしい要素の詰まった作品であり、スパイダーマンで一躍スターの仲間入りしたトビー・マグワイアの熱演が光る素晴らしい作品です。頑張れ、ハルウララ! 【ボビー】さん 8点(2004-12-29 20:47:00) (良:1票) |
1.随分前に原作を読んで、自分の中で映画の際の人物イメージが出来上がっていたのですが、本作品を観る限り、どれもぴったりという感じです。厳密に言うと、主人公のトビー・マグワイヤよりも自動車王のジェフ・ブリッジスの方が、イメージと同じでした。内容は、原作が実話であり、形式がドキュメンタリーであるため、何をどう脚色して見せるのかと、気にはなりましたが、やはり馬の躍動感、つまりはレースシーンにダイナミックなアクセントをつけたことが、映画として成功した一因だと思います。 あきらめない、希望を捨てない。馬と人間が何度も立ち上がり、 困難に立ち向かう姿は、やはり熱いものがあります。単純でありながらも、こうした話には拍手を送らざるをえません。でも、これが実話ということが一番の感動かも。 【映画小僧】さん 8点(2004-02-18 14:40:52) (良:1票) |