27.うちの父親は無類の競馬好きです。私が中学生のとき、家にいながらにして馬券が買えるとかいうシステムに当選し、それだけのためにデスクトップのパソコンを買ってきて家族の度肝を抜きました。それ以来、休みの日には日がな一日テレビの前に座って競馬の中継に見入る父…ひそかに、呆れてました。でも、この映画のラストシーンで、シービスケットの疾走を見ながら、心の中で父に謝りました…。馬が、ロマンを乗せて走るっていうのは、本当なんですね。騎手の人生、馬主の人生、調教師の人生、馬自身の人生(?)、そして観客の人生を乗せて、馬は駆ける…これをロマンと言わず、なんと言うでしょう。驚嘆しました。馬の持つパワーに。そこにかける人々の熱意に。お父さん、これからも競馬楽しんでください。でも、身を持ち崩さないでね…。 【こんぶ】さん 8点(2004-03-03 15:14:41) (良:3票)(笑:1票) |
26.私は感動体質というか比較的映画を観て泣きやすい方だが、この作品には非常に安心して泣くことが出来た。実話であると言われれば、どんなに出来すぎた話であっても受け入れざるを得ないだろう。後で調べたら感動させるためにかなり脚色された部分はあったようだが、2時間21分にまとめるためには細かい部分を相当そぎ落とす必要もあったわけで、ある程度は仕方がないのかな、と思う。登場人物の背景を比較的丁寧に描く前半から、シービスケットが活躍を始める中盤以降とのつながりがやや薄いような気もするし、投げっぱなしの伏線もある。そもそも前半の謳い文句であったはずの、シービスケットが当時の人々にいかに夢と希望を与えたか、という話は途中から関係者3人の夢や希望にすり替えられてしまい、人々はただ競馬場に群がって騒いでいるにすぎない。だからどうした、と普段の私なら当然ツッコむところなのだが、すっかり巻き込まれてしまって観ている最中はさほど気にならなかったので忘れたふりをする。トム・スミスの前半生とか、ハワーズの別れた奥さんとか、レッドの生き別れたままの家族とか、盛り込もうとすればお涙頂戴に幾らでも持って行けたネタが潔く切り捨てられ、シービスケットの活躍のみに特化させた後半は、正しいエピソードの整理の仕方を知らない最近の無駄な長尺映画に比べれば圧倒的に素晴らしいと言える。実際のレッドは重傷を負って入院中に看護婦と恋に落ち、復帰戦直前に結婚したそうだが、ハリウッド感動系に最もふさわしいこういうエピソードが切り取られたことにこそ、この映画の作者達の映画作りに対する良識が伺われるような気さえする。あざとく持って行こうと思えばいくらでも持って行けたところを、涙を呑んでここまで絞り込んだ心意気が伝わって来るといった感じか。ウィリアム・H・メイシーも名バイプレイヤーの面目躍如といったところ。やはり特筆すべきはトビー・マグワイヤのなり切りぶり。自暴自棄の暴れん坊と言うにはちょっと線が細い気もするが、タフなばかりではなく心に傷を負ったナイーブな一面は彼でなければ出せない味になっている。体長150センチ、誰もが見捨てた足の曲がった馬が、どんな馬より凄い走りを見せる、そのレースシーンには競馬とはほとんど縁のない私でさえも叫び声を上げて応援したくなった。アメリカの劇場では、さぞ大変な騒ぎになったことだろう。 【anemone】さん 9点(2004-01-27 00:47:07) (良:3票) |
25.素直に良かったとこから語っちゃおう。そう、トビー・マグワイヤ。実は心配してたのが彼はほんとにスクリーンの中では騎手に見えるのか?という心配がありましたのだが、それは全然オーケーで、むしろ、最高でしたね。彼の演じる騎手・レッド・ポラードはまさに素晴らしく、顔の傷やら、その表情、馬を追い切る姿なんてまさに一騎手に成りきれていましたよ。ほんと。(役作りにかなりの減量もしてくれてたそうですが、それにも感謝です。デブいと馬がかわいそうだしね。。)それから、本来なら主役のはずのシービスケット。それなりに貫禄は漂わせていましたね。(本来なら、主役馬という事で、黒鹿毛の馬だとか、芦毛馬、もしくは額に流星が入っていたりして、目立った馬を製作者側としては使いたかったとこでしょが、彼に限ってはそんじょそこら何処にでもいる鹿毛馬であって。けども、そこがまたリアルっぽくて私は好感を持てました。)そして一番大事なレースシーンでのカメラワークなのですが、これも素晴らしかった。トビーが騎乗しているとこでも、引きの画面や近過ぎて誤魔化されている場面もそんなに無く、観てる側の私たちがほんとに騎手(レッド)になった気分で馬を押している、そんな気分になれました。とまぁ、ストーリーについては予めそのサクセス知っていたから、ベタでも全然構わなかったのですが、、ところがですよ、ところがで、、、最後がイカン!ほんとに最後の最後がね。劇中、最後となるレースでだよ、4コーナーをまくって、いざ直線へ 残りあと1ハロンかなってとこでだよ、 さぁ、このままゴール板まで一気に突き抜けて感動して終わろうか!ってとこでだよー、“ああ~~ なんでスロー画面になってしまうのさーーーっ!俺がいっちばん敬遠したいパターンじゃないかよー やめてくれ~~”ってなってしまいましたのさ。もうさ、落胆しましたさ。とほほでしたな。涙だったです。そしてさ、あとさ、もひとつ気になる事があったけど→ レッドが最後のレース前にハワード嫁から聖マリアか何だかのメダルを“お守りに”って意味で手渡されるのだけど、それ持ってレースに挑むんだけど、、ダメだよ、あんなメダル、レースに持ち込んじゃ。きっと現実の世界だと重量オーバーになっちまうよ。あんな重たそうなメダル持ってちゃさ。(汗)ただでさえ、骨折した足の添え木にって変な馬具まで取り付けてたんだからさ、彼は。。 【3737】さん 9点(2004-01-26 03:22:47) (良:2票) |
24.私、実際に趣味で 1/40 とかの小さな所有権ではありますが、競争馬を何頭かもってますので この映画への興味は一般の映画フアンの方とはだいぶ違うということをまずお伝えしておいて....(ちなみに現実世界では愛馬オレンジワールド号が先日の福寿草特別でヘタレだったのでへこみ中) 何よりびっくりしたのがウルフ役のスーパー名騎手ゲイリー・ステイーブンス。めっちゃ普通に役者してるじゃん。うひゃ、あまりに自然でびっくりだ。 映画自体は、前半がかなりタルくてうーん..って感じ。そこを乗り越え3名集まってからはやっと物語が動き出し それなりに面白く観ることができるのですが..なにしろ最初の30分がきつい。映画全体として冗長っぽいところがあるくせに、逆に話を無理やり詰め込んだ感じのところもあって話の見通しが悪く感じます。 そのせいもあってか、主役級以外の人物は誰が誰だか映画を見ていてもよくわからず、画面に誰か出てきても「この人誰だったけ?」と思うような人ばかり。おかげで細かな人間関係などがイマイチわからず終い。まぁわからなくてもいいんでしょうが。 映画全体の評価としてはまぁボチボチってとこでしょうか。とても「全米が感動の涙」なんてほどのものには思えませんでした。 ちなみに...... シービスケットは1938年度の米年度代表馬。生涯成績は89戦33勝。2歳~7歳まで走りました。 この映画中でウォーアドミラルと戦ったピムリコスペシャルはそのシービスケット4歳の時の話。 (ちなみにその時のウルフのセリフ「あばよチャーリー」は米競馬界では知らぬものがないほどの有名なセリフだとか。) 引退後種牡馬になってからは惨憺たる成績で、まったく後継を残せませんでした。 バックパサーの母父として名を残すウォーアドミラルと違って、今の競馬フアンがシービスケットの名前を知らないのも無理はありません。 【あばれて万歳】さん 6点(2004-01-13 23:41:40) (良:2票) |
23.一頭の馬と三人の男たちと社会の再生。ストーリーも感動的だけれど、俳優が皆好演していて快い。J・ブリッジスがこんなに味わい深く年をとるとはなんだか感激だ。包容力があって、レッドのささくれた心を癒してゆく場面にはこちらの心も温まる。“my son,何を怒っているんだ?”と心の根っこを指摘されたときのT・マグワイアのちょっとうろたえた表情が良かった。C・クーパーの職人気質ほとばしる名演技や、W・H・メイシーの箸休め的な存在も印象的。 演出も巧く、レース序盤はラジオに聞き入る人々の姿を被せる等、時折傷ついた米国の社会情勢をも織り交ぜながらシービスケットの走りと皆の元気をリンクさせてゆく。ビスケットがゴールする際はワタシの右手も高々と突き上がるのだった。 ラストは怪我からの復帰があまりにドラマチックすぎて、ちょっとやり過ぎかなと思ったのだけど実話と聞いてもうびっくり。この世の驚異に思わず1点UP。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2013-12-20 00:45:07) (良:1票) |
22.人間社会での不幸や不遇のため心に傷を負った者たちが、純粋で一途な競走馬に希望を託す物語。こういった競馬ファンも多いんだろうな。実話というのも物語に厚みを加えている。競馬場での映像が美しかったなあ。個人的には競馬にご無沙汰状態です。ある時期、小遣いを増やそうと不純な動機で始めたもんで、馬に関する興味もそんなに無かったのかも。小遣いを減らす一方で、何時の間にかやめていた。続けている人達は偉い。 【パセリセージ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-13 18:30:20) (笑:1票) |
21.トビー・マグワイアが主役だと思って見たら違うんですね、オーナー役のジェフ・ブリッジスの演技だけが光って見えました。この人どっかで見たことあると思ったら、「タッカー」の主役やってた人だったんですね。 【kenz】さん 6点(2005-03-23 16:55:29) (良:1票) |
20.レッドにとっては挫折と希望と勇気のストーリーですが、チャールズにとっては父親の物語です。私はチャールズの視点になっていました。切なさと喜びがなんとも言えない感じです。ただ、映像から流れを読み取らそうとしすぎていて、説明が少なく、わかりにくいのと、それに慣れるたかと思うと、ふと転調するリズムに困惑気味でした。今思えば、長いプロローグだったのですが・・・。 |
19.ストーリーがすごく素敵。実話という事で、非常にリアルでわかりやすく、簡単にのめり込む事が出来ました。レッドとシービスケットの絆の深さに感動する気持ちと、動物とあれほどまでに心を通わせる事が出来る事に、羨ましさと驚きを憶えました。さらにストーリーだけでなく、映像も非常に良かったです。ダイナミックな自然の風景や初めて見る馬の美しさや気高さなど、様々なものがとてもが新鮮で綺麗でした。他にも、馬に乗った状態からの視点は、今まで一度も見た事のない映像で、新鮮と言うか驚きでした。まるで、その場にいて、レースに参加しているような臨場感を味わいました。この映画は、そんな様々な素晴らしい要素の詰まった作品であり、スパイダーマンで一躍スターの仲間入りしたトビー・マグワイアの熱演が光る素晴らしい作品です。頑張れ、ハルウララ! 【ボビー】さん 8点(2004-12-29 20:47:00) (良:1票) |
18.シービスケットが出てくるまでの45分間はちょっとわかりづらくいらない場面が多かったと感じた。その後の展開はまったくレールに乗ったようだが、それはそれで良い場面も多くなかなか楽しめた。レッドの両親も含めて、登場人物たちの後日談も知りたくなった。乗馬したくなった。 【俵星現場】さん 7点(2004-12-06 00:07:48) (良:1票) |
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17.ほんとだ、前半の3人の物語、特に馬主のジェフ・ブリッジズと調教師のクリスクーパーが何となくダブっていて混乱してしまった^^;馬主の人をメインにして、馬と関わるあとの二人に出会っていく…みたいになってたら分かりやすかったのかも。3人の過去を平等に描こうと、話が詰め込まれすぎた感じ!?でも、そういうところや映画全体の上品な雰囲気とか、監督をはじめ、スタッフや出演者がみんなくそ真面目な人たちっていうのが感じ取れる(この監督の前作「カラーオブハート」でもそう思った)。良さも難点も含めて自分はそういう人たち好きです(^^。始めの頃、小さな競馬場でレース中に騎手同士が馬上でどつき合ってるところが面白かった(気が弱いとやっていけないんだね;)。レッドの友達役の騎手の人、実際にジョッキーだそうですが、やっぱ乗りこなしがスゴイ!トビーも頑張ってるんだけど、実際の人は、風を切る様子がすごく様になってて迫力が違う。馬と一体になってるって感じ!キャラ的にもいい人だった(^^。個人的には、シービスケットっていう馬名の由来を映画の中で教えてほしかったな~。馬名ってみんな個性的で面白いと思う。自分は昔、競馬場に2回ぐらいだけど行ったことがあるんですが、場内は広くて綺麗だし、馬の走る姿を実際に見るのは迫力があるし感動的です。レース後にハズレ馬券が舞い散る様子もまたオツです(笑)それから、競馬に詳しい知り合いの人が言ってたのですが、現在でも、シービスケットみたいにレース中に骨折してしまった馬は、その後すぐに安楽死させられるのがほとんどで、競馬場の中にそのための設備があるそうです。それを知ると、シービスケットの復活は本当に奇跡的なことだったんだと思えます!この映画、馬を愛する競馬ファンの人はもちろん、昔、スーファミの「ダビスタ」(プレステでもある?)等で競走馬を育てる技術や苦労をわりかし知ってる人なんかにとっては、とても感慨深い映画だと思う(^^。
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16.前半は登場人物がくるくる入れ替わる上に展開がめちゃくちゃ速くてきつかった・・・。おっさんだな、俺も。 ただ肝心のレースが入って来る中盤から後半部分、ここはホントに素晴らしい出来映え。あそこまでリアルに競馬というものを撮影できるなんて・・・かなり感動です。 いやー、競馬好きな人なら大満足できる作品・・・かも。(競馬好きな人は現実的な人が多そうだから作り物じゃ感動しないかなぁ) 【たけぞう】さん 5点(2004-11-05 22:42:55) (良:1票) |
15.一番大きな問題は、「馬も走りたがっているんだよ」という恐ろしい人間の勝手な思い込みである。 物言わぬ馬には当たり前だけど選択する権利はない。 もしシービスケットが喋られるならばこう言うはずだ。「俺は骨折したら殺される運命だ。バカな人間のロマンのために、いつも嫌々走らされているだけなんだよ!」 そしてシービスケットが一番嫌いなやつはトビーのはずである。「トビーよ、てめーの骨折と俺の骨折じゃ全然意味が違うんだよ!甘えるんじゃねー。ざけんなっ!このクソチビが!」と思っているはずだ。 馬から見ればすべての人間は自分勝手なのだ。 そうやって怒っているシービスケットをトビーは「この馬は気性が激しくて僕とそっくりだね♪」なんて勘違いしているのだ。 馬に求める夢、ロマン、希望。それはすべて人間の妄想である。 馬が喋られないことを良いことに、自己解釈しているのだ。 この映画を観て、競馬に夢だの、ロマンだのほざく自己中心型の登場人物たちをみて、「競馬」に携わる人間の「偽善」という醜悪なものを強く感じた。 簡単にいうと、「お前ら嘘つけ!」ということである。 【花守湖】さん [映画館(字幕)] 0点(2004-10-11 12:22:05) (良:1票) |
14.あぁ、、、この作品は勿体無いお化けが出そうだ。あと少しで良作の部類に入るのに・・・。何と言ってもオーナーのチャールズ、調教師のトム、騎手のレッド、そしてシービスケットが互いに出会うまでが長い。それぞれの過去を描くのは、そこまで重要なのだろうか?もっと簡潔でも良かったような気がする。ようやくシービスケットが登場して、「あぁ、やっとか!」と思ったが、その直後にシービスケットに魅かれてゆく自分がいた。その後は文句なしの5つ星。しかし、幼少時代のレッドと大人になったレッド、カナリ似てたよ。でもあの手の顔、どこにでもいそうなんだよなぁー。 【こばやん】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-07-13 15:34:26) (良:1票) |
13.全く面白くなかった。ノリどころも分からず。劇場で周りの人が泣いたり笑ったりしてるのが不思議だった。それでもDVDは出たら買いたいと思うところが謎の映画。 【PLANET】さん 4点(2004-06-11 22:36:41) (笑:1票) |
12.ひねくれ者なもので、基本的に「泣かせるドラマ」って銘打ってある映画って敬遠しがちでコレもイマイチ足取り重く映画館に行ったんだけど、ヘレナのウォータプルーフマスカラ(絶対落ちないって評判の逸品)が6割方落ちるくらい泣いてしまった...。ってゆーと「やっぱ泣かすドラマかよ(=д=)ケッ」っていわれそうだけど、そーぢゃなく。実話じゃなかったらココまで「出来た」話にならないだろうってくらい奇跡的なストーリなんだけど、だからこそか、実に厭味くさくなく控えめなくらいに映像化している。だからこそこっちから乗り出していっちゃうんだけど(まんまとヤラれてるともいう)。 確かにこーゆーヤツが同じ時代に生きていたら、興奮したろうしよぅし俺だって!!って気になったと思う。オグリキャップのラストレースで泣いたキミは必見!! 【ちっちゃいこ】さん 7点(2004-03-11 23:41:11) (良:1票) |
11.競馬はやらないし、競走馬についてもあまり知識はない私だが、この映画には一頭の競走馬の伝説に留まらない濃厚なヒューマンドラマがその核として存在する。運命に打ちのめされ、人生に行き詰った3人の男たち、そして彼らと同じように厳しい運命を歩んできたシービスケット、彼らの運命的な出会いこそ奇跡であり、伝説の始まりだった。人生は一度しかないが、苦節を迎えても耐えて望めば、必ずセカンドチャンスはある。彼らが体現したその事実に、当時の多くの人たちが勇気づけられたのだと思う。一頭の競走馬に寄り添い、共に戦い抜いた男たちの生き様に感動する。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-02-23 19:18:02) (良:1票) |
10.前半の登場人物がややこしい。3人も主人公にして、それぞれの背景を描こうとするものだから、話がぶつ切りになってしまった。ジェフ・ブリッジスが女性と知り合ってから数分で結婚するところなど。シービスケットが初めて姿を見せるのは、映画が始まって50分過ぎてから。そこからは迫力ある映像で、魅力は一気に増す。実話というのが、泣かせる。全体のトーンが重いので、決して大衆娯楽の映画ではないが、見終わったあとはきっと胸が熱くなることだろう。 (2024年再レビュー) 感動しなかった。競馬のシーンなどは見応えがあるけど、ドラマとしてはイマイチと感じた。 しかもこれ実話じゃなくて、いろいろと実際には違うところがあるのね。 ラジオ中継のオヤジがうるさくて下品で、せっかくの静かで上品な雰囲気を壊している。 一点減点で6点献上。 【mhiro】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2004-02-20 10:12:39) (良:1票) |
9.随分前に原作を読んで、自分の中で映画の際の人物イメージが出来上がっていたのですが、本作品を観る限り、どれもぴったりという感じです。厳密に言うと、主人公のトビー・マグワイヤよりも自動車王のジェフ・ブリッジスの方が、イメージと同じでした。内容は、原作が実話であり、形式がドキュメンタリーであるため、何をどう脚色して見せるのかと、気にはなりましたが、やはり馬の躍動感、つまりはレースシーンにダイナミックなアクセントをつけたことが、映画として成功した一因だと思います。 あきらめない、希望を捨てない。馬と人間が何度も立ち上がり、 困難に立ち向かう姿は、やはり熱いものがあります。単純でありながらも、こうした話には拍手を送らざるをえません。でも、これが実話ということが一番の感動かも。 【映画小僧】さん 8点(2004-02-18 14:40:52) (良:1票) |
8.何となく演出に腰が据わってないって印象を受けました。前半3分の1はエピソードがぶつ切りで、誰に感情移入していのかわからなかったし。ドラマが始まるのが、トビー君や偏屈な調教師 がブリッジスの邸宅で夕食の卓を囲む場面からっていうのは、やはり遅すぎるような気がします。ただ後半ぐっと盛り返すのでこの点数で。トビー君の友人の騎手の人、ヘンリー・フォンダに似てなかったですか? |