4.《ネタバレ》 観る前は、てっきりハート・ウォーミングなコメディだと思っていましたが、かなりシュールなところもあり、一歩間違うとサイキック・ホラーじゃないですかこの映画は。ふつうに考えるとハーヴェイが見えるジェームズ・スチュアートは立派なキ○ガイ、むかしで言うところの精神分裂病なんでしょうけど、実はお姉さんにも見えていたと言うのがミソ。終いには精神病院の院長までもハーヴェイが見えるようになるところは、ちょっと不気味です。またハーヴェイが妖精の様なものだという説明はありますが、とくに可愛らしいことをするわけでもなく、ジェームズ・スチュアートにくっついているだけというのも変です。 本質的には大層ヘンな話しなのに、ファンタジーみたいな演出にしたのは監督のヘンリー・コスターも確信犯なのだろうか。 この作品が持つダークな本質を21世紀に甦らせたのが『ドニー・ダーコ』なんでしょうね。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-06-02 23:15:59) |
3.《ネタバレ》 ほのぼのしてていいわねー。 中年のオッチャンが目に見えない巨大なウサギを紹介してきたら間違いなく気味が悪いし、アタシもヴィータのように精神病院に相談に行くかもしれないけど、ちょっと待って!! ハーヴェイが見えるってことはある意味「選ばれし者」ってことなんじゃ…。 だってエルウッドは終始悩みゼロで幸せそうだし、院長先生も見えるようになった途端にいい人になっちゃったし。 タクシー運転手の話じゃないけど、この世知辛い世の中イライラしながら正気でいるよりも、ハーヴェイとお友達になったほうがハッピーな人生を送れるかもね。 「ハーヴェイが見える=気が触れる / ボケる」なんて思って見るといろいろ考えさせられたりもするけど…この映画の場合、あんまり深く考えずほのぼのした気持ちで見るのが正解でしょうね。 【梅桃】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-03-15 15:36:15) |
2.J・スチュワートは「素晴らしき哉、人生」のイメージがあまりに強く、本作での酒浸りの独身貴族という役柄には少し抵抗を感じた。作品自体は、まさに古き良きアメリカが産んだ良作、といった感じで後味が良く、鑑賞後ほのぼのとした気分に浸れるが、後世に語り継ぐべき名作と呼ぶには少し物足りなさを感じる。 【wood】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-09-24 19:29:54) |
1.彼には害もないし、積極的に外出もしていて、病院がどうして必要なんでしょうか。ハーヴェイの存在も多くの人に認識させているし、なにより彼が幸せそうで。ついでに周りの人も幸せにしてしまうところなんかは見ていて本当に和みました。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-09-05 20:26:29) |