4.私は今まで五社英雄監督の映画を観て面白いと思ったことは一度もない。この監督の女性に対する画き方が嫌いであるのとカメラワークも最悪、監督自らが酔いしれているようで駄目。監督自ら酔うのではなく観る者を酔わせるぐらいでなければならない。今回、これが監督デビュー作品とのこと。なるほどこれはなかなか面白い。三匹の侍のそれぞれの個性、かっこ良さ、丹波哲郎、長門勇、平幹二郎の全く違う性格が力を合わせて悪い奴を倒す。モノクロの画面から伝わるエネルギー、役者の演技で見せるというよりは魅了する作品とでも言うべきか、本当にどの俳優もかっこ良い。対する女優陣に関しても魅力的、中でも桑野みゆきの素晴らしさ、彼女一人いるだけで作品に与える影響、男達に与える影響の強さを画面を通しても伝わってきます。本当は8点にしても良いと思ったけどやはりここでもこの監督の女性に対するいたぶり方、この監督は後の映画の多くに共通して見られる女性を痛めつける描写があるのが7点止まりにしてしまった。それでもこの映画に関しては脚本による力も大きく、他のどの五社英雄監督作品よりも面白い。監督デビュー作であって五社英雄監督のベスト作品だと思う。 【青観】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-12-02 21:04:04) |
3.テレビ出身の五社英雄監督の劇場映画デビュー作で、自身が手がけたテレビ時代劇の映画版らしい。この監督の映画は晩年に発表した作品群の印象からか、興味範囲外で今までちゃんと見た事なかったけど、非常に男臭い時代劇でなかなか楽しめた。とにかく主役三人がカッコよくて渋く、中でも丹波哲郎と平幹二朗のカッコよさは抜群で思わず惚れてしまいそう。長門勇のいかにも田舎侍って感じの演技も味があって良い。桑野みゆきが「青春残酷物語」の時と役の雰囲気がまるで違うのでちょっとビックリした。 【イニシャルK】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2006-10-12 03:01:50) |
2.七人の侍よりこっちのほうが短くまとまっていていい。 最初はただの傍観者だったのに、いつの間にか当事者になってるって、 どっかでそんな話なかったですか? |
1.この映画での収穫は桑野みゆき。たぶん「彼岸花」でしか見たこと無かったと思うけど、結構印象に残ってる。冒頭のシーンや粟粥を食べさせたれるシーンとか微妙にエロい。他の女優はみんな同じに見えたのもあってかわいさが目に付いた。モノクロなのがよりリアリティな雰囲気を感じさせてがなかなか新鮮。 【バカ王子】さん 7点(2004-07-28 01:32:58) |