4.少々展開がはやい気もするが、そんなことはどうでもよかった。とにかく見終わったとの表現し難い素晴らしい余韻とジュリエット・ルイス、これに尽きる。14歳でも死刑がありうるというアメリカの死刑制度に対しての問題提起というテーマは素晴らしいと思う。日本では考えられないことだろう。日本ならまず未成年なら勿論だが、これが大人がやった犯罪だったとしても、1人を殺して死刑になるということはほとんどないし、なにしろこの件ではかなり同情の余地があるので、死刑になる可能性は100%ない。せいぜい懲役10数年が妥当だろう。これを死刑にしようものなら日本国内の過剰な人権団体が許さないだろう。14歳の少女が死刑判決を受ける、更生の道もあったかもしれない、でもそれは永遠に閉ざされてしまう、これは不幸な環境で育った彼女の”家族への愛情”がもたらした悲劇、同情の予知は十分ある。しかし、それが過剰になりすぎたのが今の日本の社会。非常に難しい問題。 【A.O.D】さん 7点(2005-01-10 21:29:09) |
3.《ネタバレ》 全体的にちょっと進行が慌ただしいのですが、最後まで緊張感が維持されており、集中して見られました。ラストのたたみかけるような容赦のなさには、見終わってからも茫然としてしまいました。ジュリエット・ルイスの安定した演技も見事です。ところで、私はこの作品のテーマは「裁判に出てくるような(=人目に触れるような)ことは人の人生の氷山の一角にすぎず、そのようなことで人の人生は評価できない」ということと理解して納得していたので、最後の字幕はわけがわかりませんでした。ちなみに、十代への死刑適用を肯定しようが否定しようが、あるいは、そもそも被告人が何歳であろうが、日本ではこの事案で死刑判決になることはありません。つまり、最後の評決に違和感を感じるのは、被告人が十代だからではなく、もともと酌量の余地が大いにある事案だからです(事件へのパニック反応とスケープゴート心理が作用した悪い例)。それを考えると、最後の字幕はどうも論点がずれているような気がします。それにしても、殺人事件の審理なのに、作中の進行を見る限り最終弁論当日に評決、上訴も不可で確定ってシステムも凄い。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-05-13 01:14:24) |
2.《ネタバレ》 裁判の弁護士の発言は、感動したが、麻薬や銃などに触れていないのが残念でしょうがない。あの少女が麻薬と出会わなければ、このような犯罪はなかっただろう。世の中、悪い輩は腐るほどいる。その中で最低限の部分を排除することから、始める事が大事である。まあ、それが出来れば、問題がないのだが、無理な話ですな。 【ボバン】さん 7点(2004-05-11 23:56:21) |
1.おっ、いつのまにか登録されてる。これ探してたんですよ。トゥルー”なんとか”しか覚えてなくて。そうそうトゥルー・ブルースだ。10年くらい前に「カリフォルニア」でジュリエット・ルイスの演技に魅せられ、借りて観た作品です。彼女の演技だけでも見応えあると思います。10代の死刑制度の是非についてはきりがないので語りませんが反対です。←語ってる~~!!いや、でももう語りません。ココのページが変な方へヒートアップしても困りますんで。この作品のヒロインの場合は絶対親が悪いっしょ。子を持つ親としては死刑制度云々の前に子供を愛してやる。これが一番です。教育なんてのは二の次。 【R&A】さん 7点(2004-01-27 11:07:57) |