【円盤人】さん(2004-09-12)全てのをあらすじ参照する
撮影終了日。最後のカットを撮り終わると、スタッフや出演者達はアッサリと家に帰ってしまい、撮影の終わったセットに酒肴を持ち込んで、何ヶ月も苦楽を共にした仲間達とささやかな「お疲れパーティー」を開くという「古き良き映画界の慣習」を知る彼は「最近のハリウッドはこんなにドライになってしまったのか・・・」と失望しながら、ハワイの別荘へ寂しく引き上げました。 しかし別荘で彼を待ち受けていたものは、大きなケーキと別荘に入りきれないほどのスタッフや出演者達。「ハッピー・バースデー、ミスター・ドナー!!」 折しもその日はリチャード・ドナーの誕生日。「どうせならその日に」という事で製作総指揮のスピルバーグがポケットマネーでスタッフや出演者達をハワイに招きドナー夫人の諒解のもとに盛大なサプライズ・パーティーを企画していたのでした。 撮影最終日の彼らの素っ気なさは、全てスピルバーグの「演出」だったわけ。 この演出に巨匠は嬉し涙を滲ませながら感激したとか。
【マイカルシネマ】さん (2005-05-22 13:49:23)