4.原作漫画のファンなので期待と不安の入り交じった気持ちで見たが正直がっかり。良くも悪くも子供向けで大人が楽しめる映画ではなかった。 【すらりん】さん [DVD(邦画)] 3点(2007-12-29 12:25:08) |
3.《ネタバレ》 冒頭からしばらくはかなり楽しめました。昔の『鉄人』の感覚を大事にしつつ、子供の物語を展開させて、その上災害絵葉書映画『日本沈没』(樋口監督版)なんぞよりもよっぽど凄い「大変な事になってる東京」を見せられて、「これはかなりイケる映画なんじゃ?」と思いました。鉄人に辿り着くまでがタメ過ぎでしたけど、それも鉄人大活躍!のためのタメだと思えばこそ・・・。しかし、正太郎がヘタレて映画失速。しかもあろう事か、以降、正太郎ヘタレっぱなし。延々とヘタレた少年を見せられ続けるという苦行状態に突入。感情移入もヘッタクレも消滅してイライラするばかり。映画全体がヘタレたモノになってしまいましたとさ。どう考えても正太郎グダグダ部分が長過ぎ、20分は削れます。その上、この映画やたらにタメが多くてイライラさせられるんですが、肝心な緊迫した展開の中ですらタメを存分に織り込んでいて、もう本当にダメな邦画の見本状態。そんな事してる暇があったらさっさと動け!って状況だらけ。クライマックスなんて、あのタメのせいで全員被爆しちゃってるとしか思えないんですけど。その上アレやコレやのパクリ状態ですし。豪華キャストの意味もない、薄~い扱いの人々(クレジット2番目の蒼井優ですら大して印象に残らないポジション)、結局あんまり活躍しない鉄人など、最初に期待を持たせただけに落胆も大きな映画でした。こういうのは、ちゃんと娯楽映画を撮れる人達で作ってくれないと・・・。 【あにやん🌈】さん [DVD(邦画)] 3点(2006-09-25 00:39:23) |
2.作品登録要望を出して1年、やっとのことで観ることができ個人的にはある種の感慨深さがあった。のだが、正直「もう少しなあ~」という部分が多すぎる出来栄えだった。物語自体の軽薄さも目に付くところではあるが、そこはあえて“王道的”と片付けておいておこう。やはり問題はビジュアルに尽きると思う。名作漫画「鉄人28号」を今、映像化する意味をもっと考えてほしかった。一辺倒で工夫の無い構図の羅列、原作が持つ秀逸な昭和的色合いをまったく見せない造形、映画全体の中途半端な時代の雰囲気……。製作費をかけるという以前に、手間をかける部分、工夫をすることが可能な部分が随所で露呈し、残念という他ない。エンディングで流れる原作漫画の一コマ一コマの方がよっぽどスリリングだ。それでも何とか見せるのは、鉄人28号というキャラクター自体が持つ揺るぎないパワーのおかげだろうか。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 3点(2005-03-25 19:07:48) (良:1票) |
1.せっかく鉄人が主役なのに、正太郎君の心の葛藤に重きを置きすぎて肝心のバトルシーンの迫力がゼロ。(ついでに悪サイドの描写の薄っぺらさは特筆モノ。)もっとカタルシスが欲しかった。 だいたい世界の命運をかけた闘いがなんでボクシングの試合なんだ。友達三人もやってきて、能天気さも三割増に。ラストもありきたりだし、こんな出来じゃ困るよ! |