3.《ネタバレ》 これぞ圧巻のラスト。後半部分はテンポよく人が死ぬ。いまどきめずらしくこういう映画が見れて、嬉しくて仕方がない。ちょうど邦画の「死に花」が同時期上映で、穴を掘る強盗物、という内容が似ていただけに、思ってもみないラストであった。映画館で見ていたが、どうにか声を出すのは耐えたものの、肩が震えるのだけは我慢のしようがない。重く深い映画として受け止めるべきか?それともただのギャグか??「オー・ブラザー!」のときも思ったけれど、コーエン兄弟の映画はストーリーだけでなく、テンポが凄くいい。あと、色が綺麗。細かいところまで手が込んでいて、何度も見ることを前提にしているよう。教授役はトム・ハンクスで決まり。他のキャストだったらと思うとぞっとする。あんなに愛される犯罪者を演じられる俳優が、他に存在するだろうか。キャラクターの濃さがすごい。教授にとても好感を覚えるものの、最後の落ちて死ぬシーンで、悲しさなんか全くない。バカすぎて。 【揺香】さん 9点(2004-07-05 17:25:26) |