4.評価悪くないですね。でもひとえに、役者の力ですね。僕もテレビドラマ程度には良いですが、映画としての深みまでは到達していない感じがする。つまらないわけではないけど、心にも沁みなかった。 【如月CUBE】さん [地上波(邦画)] 5点(2006-12-02 22:55:44) |
3.深夜、テレビであってたから見た。映画館にわざわざ足を運ぶ程面白いわけではない。テレビであってないと絶対に見ないであろう映画。でも、暇つぶし程度には面白かった。役者陣がいいですね。老人が主役の映画ってナゼ面白いんだろう。なんかほのぼのしてるし親近感も湧く。みんな、可愛い。個人的に宇津井健が好きなので、なんか良かった。 【あしたかこ】さん [地上波(字幕)] 5点(2006-10-29 04:39:54) |
2.コメディなんだけど生きていれば誰もが直面する「老い」というテーマに真正面から取り組んでいる。長く生きることにどんな意義があるのか。白寿の祝いの席で老いることの虚しさととみっともなさが映し出される。しかし死ぬ前に一花咲かせる「死に花」計画が老人たちを生き返らせる。いや、もともと若い人以上に活き活きとしていることは活き活きとしていない星野真里が見せている。「老人」に対する間違った概念がいわゆる老人らしい老人に変えてしまう世の中。ここに登場する老人たちは恋愛をし、セックスをし、悪さもする。たしかに体力は衰えるがバイアグラを飲まなくても成り行きにまかせましょうという人生経験から培われた若者にはない「余裕」を備えている。さらに負のイメージしか持ち得ない「痴呆」までも前向きに捉えるラストシーンが心打つ。個人的にはキャスティングに不満。老人問題を明るく描くためのものなのだろうが、青島幸夫は青島幸夫だし、谷啓はいつ「ガチョーン」とやってもおかしくないくらい谷啓だし。いっそシリアス老人をこの二人に、コメディ老人を俳優でやってくれたほうが面白そう。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 5点(2006-07-26 16:51:56) |
1.むう・・・平均点下げちゃってごめんなさい。でもどーしても引っかかっちゃった事が一つ。あんな計画をやり遂げるのって相当なモチベーションとか執念とか、或いはルサンチマンが必要だと思うんですよ。だから例えば脱獄モノとかで、自由を得るために穴を掘るってのは、分かります。でもこの作品の場合、主役は高額の老人ホームで悠々自適に暮らす老人たちじゃないですか。一応元銀行員の復讐というのが出てくるけど、それと「最後にもう一花咲かせたい」というのだけじゃ動機が弱すぎるような気がしたんですよね(コメディとしてのパンチがあれば、その辺のリアリティの無さもカバー出来たと思うんですけど)。それにもう少し、老いていくことの哀しさとか、その中での生きていくことの歓びとか、或いは戦前戦後の日本の姿とか、強く表現して欲しかった。犬童監督の前作「ジョゼと虎と魚たち」があまりにも気に入ってるので、ひょっとすると期待しすぎたところがあったのかもしれませんが、これは監督の資質と作品の内容が合ってないような気がします(あ、でもあのラストシーンはちょっと犬童監督らしさが出てたかな)。も少し年長の監督、例えば岡本喜八監督とかの方が良かったんじゃないかなあ。 【ぐるぐる】さん 5点(2004-11-12 18:32:52) |