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Dream kerokeroさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 825
性別 男性
年齢 60歳
自己紹介 前情報を出来るだけ仕入れずに観ることを心掛けています。評価の基準は、その時々によって変わります。辛めだったり甘めだったりと。なので広い心で受け止めてやってください。

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41.  エクソダス:神と王 《ネタバレ》 
元ネタはあまり詳しくないです。その上でのコメです。400年間奴隷として虐げられてきたヘブライ人。そのヘブライ人の神がエジプト人に、これでもかと災害を起こします。400年の恨み~とか言って。仕舞いには何の罪もない赤ん坊や子供まで、その命を奪っていきます。やりたい放題です。兄弟同然に育った現エジプト王はついに観念して、モーゼとヘブライ人を開放します。でも解放され自由の身になったモーゼたちに、良かったね、という感情は湧きません。赤ん坊や子供の命と引き換えの自由だから。エジプト王のラムセスはどこか今時っぽい青年。根本的に悪人ではないけれど、不器用ゆえになんとなくに流されてしまう。モーゼはモーゼでよ~分からん奴。迷信を信じないと言ってたのに、割とあっさりと受け止めちゃう。そして、奴隷の過酷さを目の当たりにして目覚める、ってオイ!なにをいまさら!散々見てきたでしょ。でラムセスに交渉しに行っても、彼の言葉に耳を傾けず、一方的にまくし立てて、ハイさいなら。ヒドイよ!とにかく全体的に非常に、ゆる~いです。史劇特有の重厚さは皆無。誰もがワクワクしていたであろうあの「海割れ」は、目が覚めたら潮が引いてました、でハイおしまい。あんまりだぁ~。あとモーゼが結婚した相手が、どこの誰で何人なのかさっぱり分からなかった。
[映画館(字幕)] 5点(2015-02-01 20:48:18)
42.  ヒューゴの不思議な発明 《ネタバレ》 
最近ブルーレイ・プレーヤーを購入。せっかくなので映像の綺麗な作品を観たいな~、とネット検索をしてみたら、この作品に出会った。本来は3Dでこそその魅力が発揮されるらしく、たしかに随所にそれらしき片鱗が垣間見えた。とくに列車がホームを突き抜けてくるシーンには、かなりの迫力を感じました。3Dで見たらもっと凄いんだろうな~て。内容的にはどちらかといえば、映画ヲタクや通好みな作りで、人を選ぶタイプですね。個人的には好きな部類ではあるけれども、中だるみや主人公の少年にあまり共感できないのが大きなマイナスポイントになってしまいました。また鉄道公安官とのやり取りがしつこすぎ。人が変わったという終わらせ方も、半ば強引で無理ありすぎです。まぁそうは言っても前述したように、映像は本当に素晴らしいです。その世界にグイグイと引き込まれていきます。半端ない映像パワーを感じられますよ。で最後に邦題に一言。「不思議」も「発明」も誇大広告じゃんかよ!じゃんじゃんwww
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2015-01-24 07:21:46)(良:1票)
43.  フライト・ゲーム 《ネタバレ》 
この映画、1回目はめっちゃ面白いです。原題の通りまさにノンストップな展開に、グイグイと引き込まれていきます。二転三転する犯人探しに脳みそフル回転状態。緊迫感が途切れることなく物語は終焉を迎える。いや~面白かったな~、と鑑賞後の素直な感想。そこでもう一度観てみることに。そう2度目はその時どうだったか?あの時は?犯人はどうしてた?その辺をチェックしたくて見直しました。すると、おやおや?色々とおかしな事に。まずね、密室のトイレの中での出来事がなぜ犯人に分かったのか?タバコのこと、殺害したこと。カメラ?全部のトイレに?いやいやないでしょそれは。それとタバコの火を借りたメガネ男。結局犯人だったわけだけど、物語中盤くらいで一度主人公に捕まり身元の調査を依頼されてるんですよ。でその時の回答が学校の先生。怪いしところはない。ておい!こいつ元軍人なんですけど。そういったとこは無視なの?それとも偽装?ん~なんか釈然としないな~。それにね、こいつが別の誰かに自分の携帯をそっと忍ばせるんだけど、両手を後ろに縛られて、さらにかなり早い速度で移動してるんですよね。撮影されてた映像よりも。ほんとものの数秒ですよ。無理ですって、どう考えたって。大体なんで最初に捕まえた時に携帯を調べなかったのか、よ~く考えるとおかしいんですよ。でね、そもそもこのメガネの犯人君、主人公が一連の撮影されてた動画をチェックしているのを見て、急にヤバイ!てなるんだけど、どうしてその動画に自分が携帯を忍び込ませてるのが写ってるって思うの?ここ変ですよね、よ~く考えると。そんなの分からないじゃない。どんな角度でどんな風に撮影されてるなんか。機長が毒矢で殺されたこともね、そこのトイレに誰が入ったかってさ、あの黒人だったわけだけど、見直してみて分かったんだけど、出入りしてんの思いっきりバレバレでもおかしくなよ~、ていう状況なんですよ。ここら辺も釈然としません。で最後に犯人たちさ、パラシュートで逃げようとする計画だったみたいだけどその時点でバレるよね、で上手く逃げたとしても口座を凍結されたら意味ないよね。どうしてたんだろ、順調にいってたら。はは。いや~どうやら1回目の鑑賞は力技でねじ伏せられた。まさにそんな感じ。でもね、不可解さがあったとしても、初回は素直に楽しめたので、2,3歩下がって敬意を評します。
[DVD(字幕)] 6点(2015-01-18 17:26:53)
44.  ウォルト・ディズニーの約束 《ネタバレ》 
トム・ハンクス主演で、W・ディズニーの伝記映画かと思ってました。それも、明るく楽しいものをイメージしてました。ところが、わがままでヒステリックな原作者がメインなので、正直終盤近くまでまるで苦行のような気分でした。それも、ウォルトが原作者の家を訪問した辺りからやっと解放され、そこから急速に話が盛り上がってきます。残り20分くらいなんですけどねw 個人的には、運転手と彼女の関係が一番好きでした。
[DVD(字幕)] 5点(2014-12-07 12:49:18)(良:1票)
45.  トランセンデンス(2014) 《ネタバレ》 
もっとスケールの大きななものを期待してました。割とこぢんまりとしていてやや肩透かし。話も単調すぎて、とにかく全体的に淡白な印象。ノーラン監督の撮影を、長年務めてきた人の初監督作品だそうです。でもだからと言って、心に残るような名シーンがあったかといえば、そうではない。撮影監督上がりなら、もうちょっと印象深いショットを撮ってほしかったな。それと、どんな理由にせよテロは許さない!のはずのお国がまさかのテロとの共闘って、そりゃあないでしょ、いくらなんでも。だいたいあの軍の陣頭指揮って誰?モーガン・フリーマン?この辺りも適当な設定付で誤魔化された気分。おそらくこの作品の裏テーマは、「愛」だと思う。だけどその「愛」が今一つ心に響いてこない。奥さんのJ・デップへの愛も、陰ながら支えてきた友人の愛も、ちょっとね、ぼや~としちゃってるんですよ。ストレートに描けとは言わないけど、もう少し繊細な心理描写があれば良かったんじゃないかな。とにかく淡々としすぎです。好きな題材なだけにやっぱり総合的に、残念でした。
[DVD(字幕)] 3点(2014-12-03 21:36:28)
46.  ザ・マシーン(2013) 《ネタバレ》 
幻想的で叙情的、かつ大胆不敵。ハリウッドとは一線を画したいという思惑。悪くはないしむしろ私的にはウエルカム。だけどそれが、どうにもこうにも空回り。スパン!と気持ちよく響いてこない。なぜか?繊細なSF設定にすると、重箱の隅にまで気を使わなければならず、些細な欠点も許されなくなるからでしょう。例えば博士の設定。何の権威なのか?何の専門なのか?今ひとつはっきりとしない。それにあれだけのマシーンを、博士一人の知識や技術で造れるわけがない!なのにまるで一人で作ったような見せ方をするから、リアリティが欠落してしまう。で何よりもマシーンに芽生えた「自我」。造った博士自身がビックリしているように、どうやら偶発的に生まれてしまったみたいですが、そこんところがどうにも演出の弱さのせいか、ドラマティックにならず、物語の中に引き込まれていかない。非常に勿体無い。両腕のない兵士や、ガソリンかけられて燃やされた兵士とかの説明もない。何なんだよこいつら!超極秘軍事施設なわりにはセキュリティの甘さが酷過ぎ。ある意味笑えました。
[DVD(字幕)] 4点(2014-11-08 21:31:17)
47.  ラッシュ/プライドと友情
余計なものを削ぎ落とし、ただひたすら二人の男に焦点を絞って描ききった点は良い。ただなんだろ~な~、上手くは言えないんだけども、どっちにも感情移入できなかった。なぜだろう。自分の性格的にはハント寄りなんだけども、特に彼に対して熱くなるものもなく、最終決戦でのレース展開も、さほど胸の鼓動が高鳴ることはなかった。スポ根ものによくある、逆転勝利の歓喜を全くもって感じなかった。だから二人の男のドラマを、終始蚊帳の外で見ているようで物足りなさが残った。悪くはないけど良くもない。そんな映画。
[DVD(字幕)] 5点(2014-08-11 22:15:30)
48.  マレフィセント 《ネタバレ》 
これは単なる焼き回しなんかじゃない。全く別の、全く新しい物語だ。誰しもが抱えている内にある醜さ。その醜さをストレートに描きながらも、決して暗く陰湿なものにはなっていない。むしろ”愛”という大いなるものによって、美しい物語へと昇華している。真実の愛が醜さを超越していく。それがこの作品を、ただのリメイクに終わらせていない最大の理由でしょう。悪役を主役に、という逆転の発想が功を奏したといえるでしょう。また映像も圧巻の一言。絶対に大画面で鑑賞することをオススメします。ただここまで絶賛しながらも、どうしても?の箇所が幾つかありました。※ここからはネタバレです。オーロラ姫が真実を知った時の心変わりの速さ。あれはちょっと、えっ!?てなりましたよ。いくらなんでもそりゃないだろうって。それから呪いをかけるシーン。なにボーって眺めてんねん。矢を射るなり剣で刺すなり出来るだろ。敵なんだし。百歩譲ってお祝いの席だからって言うんなら、せめて縄で捕獲とか方法はいくらでもあったはず。ていうモーションをちょっとだけ入れてもよかったのでは。まあ結局は魔法はかけられるんだけどね。でその魔法。前半で兵士たちを軽くあしらってたのに、後半でその兵士たちにあしらわれる。いくら鉄の楯を持っているからってありゃなしですよ。説得力がない。せめて鉄じゃなくて何か特殊な素材にして、あらかじめその素材には魔法が通じないように前フリでもしていてくれればよかったかも。城に潜入だって魔法を使えば簡単じゃん。だから「魔法」というものに対して、細かな設定付をしてほしかった。別にストーリーに支障は出んでしょ。それから王子様。なんか取って付けたかのような王子様。ほとんど道化じゃん。真実の愛の演出上必要だったのかもしれないけれど、もうちょっとなんとかしてほしかった。それにさ、呪いを解くためにキスをしたんじゃなく、あれはどうみても寝ている今がチャンス!て感じでキスしてましたよね。セクハラ!?いやいや立派な痴漢、犯罪行為でしょ。もうね、わたしゃ心ん中でドン引きでしたよ。と、言いたい放題言ってきましたが、でもねこの映画はいいですよ。面白い!楽しめるし感動できます。ちょっと風刺のきいたファンタジー。観て損はないです。それと、ツッコミどころは個人差が出ると思いますので、予めご了承くださいませ。では・・・。
[映画館(字幕)] 6点(2014-07-13 06:53:38)(良:1票)
49.  キック・アス ジャスティス・フォーエバー
監督が変わっても、独特なテイストは変わってなかった。そこは評価したい。バイオレンスとエロとコメディ。まさにキック・アスの世界。十分に堪能させてもらいました。マザー・ファッカーはベイダーみたくなるんですかね。(笑)ジム・キャリーはらしくなくって、後になって、ああジム・キャリーだったんだって気付きましたよ。(笑)ヒット・ガールはほどよいエロさが増して、他の女優とは一線を画す独特な雰囲気がたまらない!美人とか可愛いとかは違う、何とも言えぬオーラがある。彼女の他の作品は観ていないが、きっとこのヒット・ガールが一番の当たり役だろう。正義よ永遠にー!て叫んだから三作目は、悪は滅びねえー!かな。(笑)
[DVD(字幕)] 6点(2014-07-05 07:42:18)
50.  マラヴィータ 《ネタバレ》 
この映画、改めて振り返ってみると、デニーロ一家は誰ひとりとして一般人を殺害していないんですよね。痛めつけてはいるけれど。そこがミソですね。息子役の子がなかなか味があって良かったです。続編を作るようなことがあれば今度は、アル・パチーノを出演させてほしいな。
[DVD(字幕)] 5点(2014-07-01 19:09:11)
51.  砂漠でサーモン・フィッシング
砂漠で鮭を釣りたい!そんな突拍子もないプロジェクトを、右往左往しながら奮闘していく物語。鑑賞前はそう思っていました。ところがどっこい!蓋を開けてみればまんま恋愛映画じゃあないですか。まあ「釣り」というキーワードと、「恋愛」というキーワードを非常に上手くシンクロさせていて、それはそれで十分に興味深く見ることができたので、とりあえずはありかなと。はい。ただ主人公やヒロインよりも、イエメンの大富豪が一番魅力的で説得力があったのが、なんとも皮肉に思えました。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-21 20:07:23)
52.  ホビット/竜に奪われた王国 《ネタバレ》 
前作の方が遥かに面白かった。期待値がかなり高かったせいもあるが、アトラクション的なワチャワチャ感が薄れてしまい、劇場ならではの醍醐味をあまり味わえなかった。この世界観に慣れてしまったのもあるが、それ以上にお話に魅力がなさすぎる。毒に犯され死にそうなのも、ボヤけた三角関係も、蜘蛛も、魔の森も、焼き回し感が半端ない。まあね、原作は約80年前に執筆されたものだから、今更とやかく言ってもはじまらない。それに焼き回し、とは言っても実は「ホビット」の方が先に執筆されてるんですよね。はは。ただそれを感じさせないくらいのダイナミズムを、最新映像の力で思う存分発揮して欲しかったかな。この監督にはそれだけの実力があるはずなんだけど。あとドラゴンがあんなにお喋りだとは思はなかった。怖くて格好良くて神々しいものを想像していた。文化圏の違いってやつですかね。ちょっとテンション、だだ下がりでした。 PS:キングギドラだけ大爆笑!
[映画館(字幕)] 4点(2014-03-16 08:16:48)(良:1票)
53.  ゼロ・グラビティ 《ネタバレ》 
ロバートレッドフォード主演で海上を漂流する映画が、来年公開予定である。ライフ・オブ・パイという漂流映画もありましたね。そして本作も漂流モノ。まさにハリウッドは今、漂流ブームなんですかね。で作品ですがまさに、THE・体感!それ以上でもそれ以下でもない。ひたすら宇宙。ひたすら漂流。ひたすら危機。ひたすら孤独。潔いほど他になし!またね、サンドラ・ブロックが丁度いいんですよ。何が丁度いいかって?宇宙服を脱いで下着姿みたいになるシーンがあるんですが、これがいいサジ加減でエロくないんですね。だから緊張感を持続できるんです。もちろん個人差はあると思いますが、彼女からはイヤラシさよりも哀愁を感じるんです。それは演出やカメラ、照明、特殊技術等、多くのスタッフの努力によるところもあるとは思いますが、それ以上にサンドラ・ブロックという存在が、哀愁を感じずにはいられないオーラを放つ位置に、たどり着いたからでしょう。演技も素晴らしかったです。ただ難点を言えば、不時着した場所が陸地のすぐそばっていうのがね。まぁ感動シーンを演出するためだから致し方ないですか。最後にこの映画は出来れば、疲れている時には観賞しないほうがいいです。ブラックホールに吸い込まれます。www
[映画館(字幕)] 6点(2013-12-15 19:59:00)(良:1票)
54.  ワイルド・スピード/EURO MISSION 《ネタバレ》 
いきなりのネタバレですが、この話は時間軸的に、東京を舞台にした3作目の前になっています。それはラストで分かります。なんか上手いこと繋げましたね。3作目は他のシリーズとは別物だと思っていたんですが。それにしても危険を犯して刑務所に潜入してまで掴んだ情報が、ぜ~んぜん何の役にも立たなくて笑っちゃいました。あと滅多に人の前に姿を現さないとかいって、けっこう簡単に現れちゃう敵のボスにも爆笑!てかさ、今回かなり一般人の死人出過ぎてて、アクションを堪能するのにちょっとした抵抗を感じちゃいました。戦車でだいぶ踏み潰されてたじゃん。なんだかな~・・・。次回作では原点回帰を願いたいものです。
[DVD(字幕)] 5点(2013-11-19 14:10:03)(良:1票)
55.  ダイ・ハード/ラスト・デイ
取り扱っているテーマは意外とトンでもないのに、なぜだろう、ものすごく小ぶりな仕上がりになってしまっている。スケールのでかさを感じないんですよね。そこが非常に残念。それからこのシリーズ特有の、機転をきかせて窮地を乗り切る、があまりないのも、味気ない要因の一つ。ただマクレーン親子の設定だけは絶妙で、もう何作か見てみたくはなりました。ま、たぶん作らないとは思いますけど。
[DVD(字幕)] 4点(2013-08-26 04:47:37)(良:1票)
56.  ワールド・ウォー Z 《ネタバレ》 
この映画の素晴らしいところは、従来のゾンビものにありがちな、血しぶきドッバー!やグロテスクな描写が無かった点だと思います。あえてそういった生々しい要素を排除することによって、観客はイマジネーションを働かせ想像を膨らませるわけで、結果的に没入度がグーンと上がり、その世界にドップリと浸かっているんです。またそのことによって恐らく、監督が意図したであろうスピード感やドキュメンタリー風パニック映画的な狙いは、これ以上ないくらい成功していると言えるでしょう。私は始まってから終わるまで、画面に釘付けになりました。ただ素晴らしい作品ではありますが、悲しいかな、いくつかのツッコミどころもありました。墜落した飛行機の地点からWHOの研究所まで、難なくたどり着いてしまったこと。まさにえっ!?でしたね。それと、世界中には何億って人間がいて、様々な分野の人たちがごまんといる中で、なぜ主人公だけが感染者のウィークポイントに気が付いたのか?リアルに考えれば、世界中のあちらこちらでそのことに気が付いた人達がいても、おかしくはないんですけどね。まぁそれを言っちゃあ身も蓋もないんですけど(笑)って少々意地悪な物言いをしてしまいましたが、それら全てを受け止めた上で私はこの作品に、高得点を献上いたします!だって素直に面白かったからね! あっ!そうそう言い忘れてましたが、これ、ゾンビ映画ではありません。感染終末パニックロードムービーです。感染者は人を食べません。ひと噛じりして終わりです。感染させるのが目的なので。あしからず・・・。
[映画館(字幕)] 8点(2013-08-14 20:03:21)
57.  アーサー・クリスマスの大冒険 《ネタバレ》 
古き良きものと、家族の再生がテーマになっている。しかしながらこの家族再生のキッカケが少々弱すぎるため、今一つ説得力に欠けた。何よりも、S-1なる巨大な飛行物体でいとも簡単に目的地に到着できるのに、なぜに忘れたプレゼントを届けようとしないのか?長男が自己アピールするチャンスでもあるのにね。そこだけが観ていて腑に落ちませんでした。あと主人公のアーサーがプレゼントの自転車に乗るシーン。あれじゃあ中古品になってしまってプレゼントの価値が薄れてしまう。もっとプレゼントに対して大事に扱って欲しかった。たとえ子供向けだろうと、手を抜かずに隅々まで配慮の行き届いた作品作りをして欲しいものです。そしてこの映画最大のアキレス腱は、冒頭のプレゼント配達シーンが皮肉にも、一番のクライマックスになってしまっていることでしょう。
[DVD(吹替)] 5点(2013-07-16 10:41:42)
58.  007/スカイフォール
とりあえず一言。映像の美しさは007映画史上No.1である!では本題。ダニエル・クレイグが007を演じるようになってから、人間臭い007像が浮き彫りにされ、アクションはリアリティを追求してきた。前二作ではそれが功を奏して、新たな007映画の幕開けに相応しい仕上がりとなった。しかし、今作ではそれも行き詰まり、どこか二の足を踏んでいるように感じた。やはりなんだかんだで、秘密兵器だの奇抜なアクションだのが出てこない007は、007でないんだなと。そこに他のアクション映画との差別化があるんだなと。人間臭くリアリティなのも大いに結構ではあるが、胸踊ったあの頃も、忘れないでほしですね。ただねぇ~、どうなんでしょうかねぇ~。今回の作品。過去との決別的意味合いがかなり含まれていたから、次回作はもっと「今」を意識した仕上がりになるのかな?最後にダメ出しを一つ。教会でのラストシーン。ちょっと無防備すぎませんかね。不測の事態に常に対処する心得がないのにはビックリですよ(笑)以上。
[DVD(字幕)] 5点(2013-04-05 23:19:19)(良:1票)
59.  スノーホワイト(2012) 《ネタバレ》 
●良かった所。シャーリズセロンの鬼気迫る演技。騎馬隊が海岸を疾走してくるシーンが格好良い!●ツッコミする所。黒い森の意味が分からん。女王の追っ手、普通に通過してたじゃん。あれだけ森の中を逃げ回っていて、汚れ一つないスノーホワイトにビックリさ。魔女がリンゴを渡すシーン・・・だったら最初からお前行けよ!マイティソーのおっちゃん、いつの間にスノーホワイトのこと惚れてたん?全く伏線も気配もなかったんですけど。とにかく全体的に脚本の詰めの甘さが、目立ちました。残念です。
[DVD(字幕)] 5点(2012-10-23 22:27:45)
60.  宇宙人ポール
期待していたものと違った。SF映画ヲタクだが、カラスのシーン以外全く笑えなかった。言葉ではなく描写で笑わせて欲しい。この手のコメディで、人が死ぬのは好きではない。宇宙人・迫る政府の秘密機関・逃げる宇宙人・出会い助ける主人公・友情・そして宇宙に帰っていく宇宙人。てこのお約束的な展開以外、他に思い浮かばないんだろうか。台詞や小道具などでSFヲタを楽しませようとしているのだが、私にはわざとらしく感じるだけで苦痛だった。フランクで陽気な宇宙人という設定をもっと上手に生かしていれば、SFコメディ史に残る傑作になっていたかもしれません。ほんとうに残念でした。
[DVD(字幕)] 3点(2012-09-03 15:11:36)
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