《改行表示》17.ほとんど家に帰らず、子供の面倒も見ず、いつも夢見がちで、何度も同じ話を繰り返す。こんな男と結婚するなんてまっぴらゴメンだ!・・・と思ったけれど、そんな想いはバスタブのシーンで吹っ飛んだ。 サンドラは今もなおエドワードに恋している。 ああ、なんて素敵なんだろう。 あたしはエドワードブルームの妻になりたい。 【ぽめ】さん 9点(2004-11-24 14:36:58) |
16.まず前半の30分を見て、これは絶対に名作になると思った。もちろんその思いは本当でした。なぜなら、エドワードの話すお伽話がとても丁寧に、綺麗に描かれていたからです。お伽話で、現実には有り得そうも無いけど、映像が美しくて、素敵で、まるで夢のような世界で、それでいてあざとくなくて。エドワードが、大声でサンドラにプロポーズするシーンと、スイセンの花畑のシーンは、この映画で最も好きなシーンです。今、俺は自分の人生を「平凡で、刺激が無くて、単調な人生」としか考えていない。しかし、誰の人生にも「至福の瞬間」があり、誰の人生も「お伽話」になり得るんだよということ。それは「人生なんて、まるでお伽話さ。」というキャッチコピーからも分かる、真実なのである。エドワードのように、夢と、愛と、希望に満ちた人生を送る事が出来たら、そして最高に幸せな最期を送る事が出来たら、どんなに幸せだろうと思います・・。ただ、それまでがすごく素晴らしかっただけに、最後の葬式のシーンはやはり蛇足だったように思う。もし、エドワードの最期での空想のシーンで終わったとしたら、最高に良い映画だったのかもしれませんが。惜しい! |
《改行表示》15.好きです。そんなに期待していなかったのですが、かなり私にはツボでした。 一面の水仙のシーンが素敵。最後のウィルの話もすごく好きでした。自分でもどこからどこまでがリアルなのか空想なのかわからないような不思議な気持ちで観終えました。 もう一度観たい作品です。 【ckeru】さん 9点(2004-11-06 21:54:29) |
14.ポップコーンが手に当たって落ちるシーンが大好きです。スゲーいい作品と思われます。でも好き嫌いがはっきりしそう!! 【はりマン】さん 9点(2004-10-29 22:52:03) |
13.かなりじーんとする作品でした。父親が言っていた、「びっくりするような最後」ってこういうことだったんだー。家族を大切にしなきゃなぁ。 【neozeon】さん 9点(2004-09-12 14:49:44) |
12.「すごく質の高い、良い映画を見た」というのが感想です。お父さんとお母さんがバスタブに浸かっているシーンが、一番好きなシーンかもしれない。あそこで一番ぐっときました。ティム・バートンのファンタジックな魔術が、人情劇と綺麗に融合することができた秀作。ジャンル的に比較されそうな名作シーザーハンズと比べても、私個人としてはこちらに軍配を上げたくなる新たな名作の登場でした。 【凛】さん 9点(2004-07-03 01:32:32) |
11.ティム・バートンは妖精のようなおっさんだ。凄い。 【モチキチ】さん 9点(2004-06-21 06:04:18) (良:2票) |
10.映画っていうのは所詮がホラ話なんですね。そりゃもう巧妙なホラ話。それをリアルに見せれば見せるほど人は満足したりするんです。不思議なことに。そうすると、「この映画は真実に迫っている!」なんて杓子定規な評価が出たりしまして、これは映画っちゅうものの成り立ちからしてそういう傾向があるから、仕方のないことなのかもしれませんけど。映画のジャンルを問わず、ドキュメンタリーであろうが何であろうが凡そ人が撮るものには必ず演出ってものが付いてまわるもんだし、言ってみりゃあ、それは思い込みとヤラセの世界ですよ。映画ってものはそもそもそういう了解のもとに観るべきものなんじゃないのかって僕は思うんですけどね。ホラ話だって、そこに夢や希望が感じられれば十分に幸せを与えられるんです。ということで、ティムバートンの「ビッグフィッシュ」っちゅう映画なんですけど、これが実に大らかでいい作品ですね。クソ面白くもないエピソードを延々と見せられてつまらんという評価もあるみたいですけど、あのつまらん(?)ディテールがラストに大団円となるところが「蒲田行進曲」的な映画愛だとしたら、僕がほんとに評価したいのは、そっちのつまらんディテールの方でして、あれこそがティムバートンなりのささやかな日常への賛歌なのだと思いますよ。映画もホラ話も、大風呂敷な夢や希望があるのはいいけど、それが日常に繋がる「誠実さ」もなくっちゃね。その観せ方には十分なリアリティがあったような気がしますよ、この映画は。実は親父も自分と同じ弱さを抱えたひとりの人間なんだって、この「自分が存在することの原理」みたいなものを認めなければ、本当の意味で自分が親父を赦し、自分を自分として認めることはできないんです。映画の中の息子と同様に、観ている僕たちが知らず知らずのうちにそのことを了解してしまう、そういう父子にとっての現実的な物語でもあるんです。 【onomichi】さん 9点(2004-06-19 11:36:35) (良:1票) |
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9.ファーストシーンで引き込まれ、クライマックスまで笑い、ラスト泣かせてもらいました。ファンタジーというジャンルはあまり得意ではないけれど、これは誰にでもお勧めできます。ティム・バートン監督、映像がとっても綺麗。映画を観ながら同時に、美術館と演奏会を味わっている、贅沢な時間を過ごしました。 【もちもちば】さん 9点(2004-06-17 16:06:14) |
8.マイナス1点は、最初ちょっと寝ちゃったから(ってゆーかただ単に寝不足?)エドワードの話は どれも奇想天外で無駄なエピソードは1つもなかった。ちゃんとラストにまで生かしてるところがすごい。私自身子ども時代・中高生からいい大人になるまでの間に 父へのおそれ・尊敬→幻滅と葛藤 という時代があり、それを乗り越えてまた違った付き合い方ができるようになったなーなんて自分と重ね合わせながら観る事ができた。いい人生だった、といえる人は何か飛びぬけた、すぐれたことを成し遂げた人ではなく、エドワードのようにファンタジーのカケラをたくさんちりばめることが出来た人生ほど輝くのではないだろうか。 【ペリカンぽっと】さん 9点(2004-06-13 13:02:20) |
7.ファンタジーの様な世界と、現実的な世界がうまく絡み合っていた。それでいて、それぞれの世界が強調し過ぎず、そして薄れる事無く描かれていた。夢のような、おとぎ話しの世界は、どのシーンも明るくて、元気があり、楽しくなる。その反対の現実の父と子の世界では、夢がなく、本当に嫌になるほど現実的。でも最後にこの二つの世界が重なり、混ざり合う。父の気持ちを理解した息子・・・そして、観客はこの時『ビック・フィッシュ』というタイトルの名の本当の意味を知る。素晴らしい・・・感動です。泣 【ボビー】さん 9点(2004-06-10 18:49:45) |
6.別に盛り上がりがあるわけでもなく、ただ淡々と語られていく。その流れが凄く良いです。一番派手なシーンはCMで流れちゃうけど(笑)あれだけではこの映画は全く理解できないという点も非常に気に入りました。台詞のない、最後のシーンは本当にじぃんと。こういう死に方がしたいもんだ…と感じた映画でした。 【王様】さん 9点(2004-06-06 02:09:31) |
5.泣きすぎて死ぬかと思った。イワン・マグレガーの美しい、濁りのない笑顔。冒頭の釣りのシーンから泣きそうになった。荒唐無稽なホラ話が次第に見ているうちに本当の話のような気分に。ラストに息子が受け継ぐホラ話は真実以上の意味を持つ。いつもは長く感じるエンドクレジットだが、涙が乾くには短かかった。 【GO】さん 9点(2004-05-22 21:08:28) |
《改行表示》4.どこまで本当なのかは分からない。 だけど、自分が死ぬときにこんなストーリを話してくれる人がいて、 また、話してもらえるだけのストーリを作って生きたいと思った。 【あきんど】さん 9点(2004-05-18 00:14:28) |
3.泣いてしまいました。やられました。登場人物一人一人がとても個性的で、大事に描かれている。話にまったく無駄がなく一つの作品としてよくまとまっています。細かい伏線的要素もあり、後でなるほどと思わされるところもありました。見終わったあと、とても心が温まります。涙なしでは見れません。いい映画を見せていただきました。ティム・バートンに感謝。 【城太郎】さん 9点(2004-05-17 15:35:13) |
《改行表示》2.今TBSで女映画レポーターが泣きながら 絶賛してた。 マーズ、散髪、こうもりと期待は裏切らない監督なので ここの評価点に反映させたいと思います。 【ナイスな】さん 9点(2004-05-15 11:12:44) |
1.同じベトナム戦争の時代を扱ったおとぎ話風の作品「フォレスト・ガンプ・・・一期一会」に8点をつけたのでこの作品は9点か10点しかありえないのですが、下の二人の方の10点と全米平均の8点を横目で睨みながら真ん中の9点をつけます。ベトナム戦争の是非なんていう天下国家の問題を扱った作品じゃないし、それに「フォレスト・・・」でのトム・ハンクスの演技が光っていたので点数を離したくなかった・・・なんていうのは屁理屈なので無視していただいて結構です。一言、「良かった。」と書くだけでも十分なのですが、これから鑑賞される方のためにもう少し詳しく書いておきます。まず、「フォレスト」との比較になりますが、この時代を描くのにCGをあからさまに使わなくても、大統領の実写を使わなくても、主人公のIQが平均より低くなくてもOKどころかそのほうが作品を「おとぎ話」として成功させています。年月の経過とともにつらかった事実の記憶は風化し、父エドワードがベトコンの拠点に乗り込んで捕虜になるか殺されるかのシーン(会話はベトナム語でアメリカでの上映でも字幕が入ります)でさえもノスタルジックに脚色され、密林のゲリラ戦で恐れられたベトコン兵たちの結構可愛い日常の素顔が印象的でした。ベトコン兵のカンフー張りのアクションにはまいりましたが・・・ベトナム人って本当にこんなことするの・・・でも楽しいシーンでした。この他にも、桃源郷(理想郷スペクター)、サーカス、空の落書き、水仙などの数々の美しい場面が網膜に焼きついて離れません。父エドワードは激動の時代にいろいろつらいことも経験しただろうけれど、息子に語る内容は楽しいことばかりになっているのようなので、この人の人生は結構幸せだったと言えるでしょう。 【かわまり】さん 9点(2004-04-28 08:32:32) (良:1票) |