36.これチェコのカレル・ゼーマン監督(動く銅版画のような世界)のコミック版として見られる。コミックの世界の単純さ、原色・ストーリー・人間関係、そういったもろもろの単純明快さが隅々にまで行き渡っている。カメラのヴィットリオ・ストラーロは、陰影のある自然光の画調の人という面もあるが、コッポラの『ワン・フロム・ザ・ハート』と本作で人工的な美しさをやらせても凄いことが分かる。陰影の濃い黄昏の黄色を撮るのがうまかったカメラマンだが、これではコミックとしての原色の黄が美しい。ディック・トレイシーの黄色は、月の光を浴びてるってことでもあるのか。いつも満月。舞台も、倉庫とかキャバレーとか、“いかにも”な場を連ねてコミック性を高めている。特殊な舞台もほしい気もしたが(温室なんか、もう少し膨らませてもいいんじゃないか)、そうするとこの作り上げた特異な世界が壊れてしまうのかもしれない。ほとんど実験映画としての緊張が全編にみなぎっている。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-01-23 09:26:14) |
35.映画館でみました。この頃って、アメリカンコミックの実写化が、ぼつぼつ出てたと思うのですが、「ディック・トレーシー」ってコミックがあるんだ、と思った記憶があります。そして、知らないにもかかわらず、実写化がうまくできているなあ、アメリカンコミックらしいなあ、と思った記憶があります。ダスティン・ホフマンやアルパチーノが出てたことすら、覚えてないですが。 【みんな嫌い】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-10-06 09:29:54) |
34.ヒーローものとしては誰かの命の危険が感じられないことが緊張感を阻害していますし、マドンナの役は設定以上に魅力的に描き切れておらず、全体的に面白さが突き抜けていきません。 それでも、ハッとさせられるシーンもありますし、車の後ろ窓から顔を出すキッドの愛嬌や、奇妙でカラフルな世界はしっかり確立されていますが、結局のところ一番面白かったのはショーの稽古シーンで、街を牛耳ることよりも一層熱心に必死になってマドンナ達にレクチャーしまくるアル・パチーノのお茶目な姿は笑えます。 【ミスター・グレイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-12-07 18:41:25) |
33.ビーティが自分で主演しちゃったのがすべての間違い。本来は、楽しく単純でノリノリな話だと思うのに、彼が登場するたびに妙に真剣で重たい雰囲気が漂ってしまっています。もっと若くて間が抜けてそうな人にやらせるべきでした。過剰メイクも余計。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-11-04 04:11:52) |
【ジダン】さん [ビデオ(字幕)] 4点(2007-10-27 06:20:57) |
31.すごいぐらいにつまらない。ウォーレン・ビーティが「バットマン」に乗っかって作ったような感じ。半分以上の有名俳優さんは特殊メイクを施しているので最初見てわかったんは鼻が高いダスティン・ホフマンとでぶっちょポール・ソルヴィノだけやん。。アル・パチーノの悪役っぷりもなかなかいいんですが、盛り上がりがぜ~んぜんないし超豪華キャストをそろえても脚本がダメだったら全部がダメになんのになぁ。まぁ一人だけ普通のメイクをしてカッコよさが目立つだけでした。 |
30.これでもか!の豪華キャスト!俳優陣の変身ぶりを見るのが楽しいです。ストーリーはそれなりってところですが当時としてはかなり斬新な映像でしたね。 【SITH LORD】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-08-15 22:17:21) |
29.ウォーレン・ビーティーが格好いい役を独り占め。豪華キャストを集めたビーティーの求心力はどこから来るのだろう。ストーリーは他の皆さんがおっしゃっているように誠に面白くない。カラフルで不思議な映画だった。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-05-10 21:21:19) |
28.アルパチーノとダスティンの特殊メイクが面白い。画像もかわいい。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-10-28 04:40:30) |
27.「うわあー、面白くない。」って純粋に思った。「つまらない」って程でもないから、純粋に「面白くない」マドンナのイメージアルバムが良かったから観て見たけども何の変哲もない話だった。原色まみれの画面はちょっと楽しい。 【ばく】さん [DVD(字幕)] 3点(2005-04-04 22:18:16) |
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26.内容はイマイチでしたが独自の雰囲気の映像が綺麗でした。ダンスを指導するパチーノがおもしろくて笑えました。 【ギニュー】さん 5点(2005-03-27 22:33:20) |
25.初めて観ました。パチーノが最初に登場したとき顔では判断できませんでしたが声で分かりました。激昂する、説教する、小悪党を思う存分演じていて「おっ、やってるやってる、今日も快調」と声をかけたくなります。もう一人のお目当てホフマンの役柄と登場シーンの少なさは残念でした。原色の街は美しく幻想的で、うまくまとまっているストーリーも良くなかなか楽しい作品でした。 |
24.これは、ウォーレン・ビーティを筆頭にみーんなが遊んでるわけね。原色使いの映像と特殊メイクの俳優たちを見るのがただただ楽しい。あんなメイクをしてるのにアル・パチーノだけはすぐわかるっていうのが可笑しい。やっぱりパチーノは”目”なのよね。すごい眼力の持ち主です。他の作品では散々パチーノをオーバーアクトだなんだのと文句言ってる私ですが、この作品では彼のオーバーアクトが遺憾なく発揮されていて楽しい。お遊びでここまでできちゃうビーティはやはりハリウッドの帝王だ。トム・クルーズも将来こうなるのかなあ。 【envy】さん 6点(2004-07-18 14:05:56) |
23.当時同棲していた彼女がマドンナの大ファンだったので、無理やりレンタルビデオ借りて来させられました。独特の世界観は「シザーハンズ」を彷彿とさせましたが、ストーリーはあまり印象に残りませんでした。後にテレビ朝日で放映したときに、ウォーレン・ビーティーを俺の好きな牛山茂氏が声アテしてたのが嬉しかったです。 【金子淳】さん 5点(2004-07-18 11:24:45) |
22.ダスティン・ホフマンの生牡蠣の喰いっぷりしか印象に残ってません。 【マックロウ】さん 5点(2004-06-14 11:37:41) |
21.ん~~ん、長年見損なっていたものをやっと見る機会に恵まれたんだけど~~ 今さらだったら見ないほうがよかったのかも。あちゃ~ 【3737】さん 3点(2004-05-04 23:23:30) |
20.日頃お世話になっている、日本有数の演出家の先生に薦められて観たのですが…。先生、これつまらないんですケド。 【K】さん 5点(2004-04-25 16:06:48) |
19.有名スターに元の顔がわかんなくなるような特殊メイクさせるわ、ホンモノのビルを紫に塗っちゃうわ、まー確かにビーティーの政治力がよく表れた映画ですね。彼の映画の独特のスタイルが好きなオイラとしては、映画の評価に+2点ってとこです。とにかくフィルムのカッティングがスピーディで大胆! トレイシーとテスの休日デートを丸1日描いたシーンで、オジャマ虫のキッドが「おなかすいた!」と叫んではひたすら食うシーンばっかりで繋いでるのが、いかにもビーティー映画だな~って感じです。あと、『ペテン師と詐欺師/だまされてリビエラ』のヒロインで好演したグレン・ヘドリーがトレイシーの恋人・テス役。この人の演技もけっこう好きです。DVD買いましたが、英語版の他に吹き替えも入ってました。初めの方で盗みをしたキッドを追いかける場面で、全速で駆けながら「そんな事で人生を棒に振っちゃいかん!」「人の物を盗むのはいけないんだ!」と叫ぶビーティに爆笑(映画館で見た時にはこんな笑えるセリフだとは知らなかった)。やっぱこのオッサン、気取った天然をやらせるとピカ一ですなあ。 【エスねこ】さん 7点(2004-03-08 03:26:42) |
18.まさにウォーレン・ビーティのための映画。パチーノやホフマンを特殊メイクさせてしまうのだから。作品的には普通ですが原色を強調した映像は一見の価値ありです。 【hrkzhr】さん 7点(2004-02-23 01:01:23) |
17.ストーリーは中の下・・・でも、それなりにノリやテンポが良く、それなりに楽しめました。 さらに、主人公の笑顔がある意味でたまらない。 でも、やっぱ大味な映画だった気がする。 【もえたん】さん 4点(2003-12-17 09:17:16) |