23.総理大臣が「サラメシ」で、官房長官が「美の壺」ですか。これぞ、NHK党ならぬ、NHK内閣ですな。 ロッキード事件以来、お馴染みのこの「記憶にございません」というフレーズ。何が記憶に無い、だよ、記憶喪失じゃあるまいし、というツッコミもこれまで陰に陽に、何度も繰り返されてきただろうけれど、それをそのまんま物語の軸としてコメディにしちゃう、というのが、意外な盲点でした。なるほど、その手があったか。 総理が演説中に狙われる、という設定が、今となっては単純に笑い飛ばしづらい微妙なものがあるのですが、基本的には、政治家がこうやって茶化され、それが笑いになっているうちが健全なのかな、という気もいたします。おエラい政治家の方々が庶民とはかけ離れたムズカシイ話をしているからこそ、パロディも成立するのであって、国政がこの映画で描かれてるレベルだと本気で受け取る人ばかりになってしまっては、本来の可笑しさは伝わらない訳で。残念ながら世の中、その「伝わらない」方向にどんどん向かってしまっている気がするのですが・・・。 三谷幸喜はやっぱり舞台のヒト、ということなんでしょうか、脚本に色々と仕掛けを仕込んでおいて、あとは芸達者な役者さんたちが悪乗り気味に演技を繰り広げて笑いをとる。中盤に何度か長回しのシーンがあって、一種のコント仕立てのようになってるのもそういう表れ、なんでしょうけれど、やるならやるで、もっと徹底して長回しをキメて欲しかったかな、とも。多少なりともカメラがギクシャクしてしまうと、それだけでそのシーンが変に狭苦しく感じてしまう。 小ネタを入れて膨らませるのも、やや過剰なセリフを入れるのも、サービス精神の表れではあるでしょうが、やり過ぎるのも考えもの。単純にサービス精神なのか、それともスキ間があると不安になってネタで埋めてしまいたくなる性分なんですかね。場合によっては、ツラいけど削ぎ落すことも必要。全体的に、作品が間延びしてしまった印象も。 ま、でも、やっぱり、、、憎めないねえ。 テレビ越しの斉藤由貴のツッコミは、ナイスでした。 【鱗歌】さん [地上波(邦画)] 6点(2022-10-10 11:29:13) |
22.総理が心を入れ替えたくらいで、そうやすやすと政治を変えられるもんじゃないので、単純すぎる話とケチをつけることもできる。だが、安心して見ていられるし、気持ちが明るくなるので、疲れているときに見るのはおすすめ。ただし、飛びぬけて面白いシーンは少ない。 【チョコレクター】さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-05-12 18:19:05) |
21.この手の話はチャプリンの「独裁者」のパターンに嵌めるしかないなと思って見ていたら、本当に中井貴一が愛する者へ向けての演説を始めたのでそのまんまやないかいと思ってしまった。それなら本家の足元にも及ばないのはわかりきったこと。三谷さんならこのネタは映画にせずに舞台劇に仕立てた方がバッチリ決まると思う。 【ブッキングパパ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2021-06-03 14:41:02) |
20.まず上映時間が長いもう少し短い時間でしゃれた映画に出来たのじゃないか 佐藤浩市は首相ではなくこういう役がやりたかったのでしょうね 小池栄子はこういう役はうまいですな 【草のつるぎ】さん [地上波(邦画)] 5点(2021-01-27 21:04:20) (良:1票) |
19.今までの三谷映画と比べると今一つだったかな? 笑える描写が少なかった気がする。 オチは途中から何となく想像できたけど、もう少しブラックな終わり方だと思った。 【miso】さん [地上波(邦画)] 6点(2021-01-12 23:53:28) |
18.面白いが、普通、という映画。そういうことで何故か安心して観られる。 もっとデフォルメというか、何か想像を上回る一捻りが欲しかった...無いものねだりか。 【simple】さん [地上波(邦画)] 5点(2021-01-11 15:27:21) |
17.良くも悪くも、全体的にノリが軽い。良いように見れば、気軽に楽しめる作品と言える。自分的にはそっちの感想が強い。まぁところどころ、え?それだけ?という展開があったのも事実だが、良しとしよう(笑)。個人的には笑えるところがけっこうあって面白く見ることが出来た。キャストの中では小池栄子に非常に好感が持てた。 【スワローマン】さん [地上波(邦画)] 7点(2021-01-11 11:19:32) |
16.予告は面白そうだったんだけどな。 期待を超えなかった。 けど安定感はあるので最後まで平穏に観られましたが。 【movie海馬】さん [地上波(邦画)] 5点(2021-01-10 23:51:36) |
15.記憶なくして性格豹変という設定がいかにも安直ですが、作品自体は記憶に残ると思います。 【ProPace】さん [地上波(邦画)] 5点(2021-01-10 21:36:20) |
14.時代劇のようにお決まりの展開すぎて、ちょっとコテコテすぎるというかね。悪い意味で期待を裏切らない感じ。 そこまでコテコテならもっと破天荒でもっとコメディに、と思うんだけど、そこまで突き抜けず。正直、くだらねぇ、という感じ。 でも、時代劇ってたまに見ると、最後まで見ちゃったりして、まあまあ楽しめるでしょ、まさにそんな感じの映画。 【Keytus】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-12-24 03:34:10) |
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13.三谷らしい作品だけど、それだけにマンネリを感じます。つまんなくはないけど。 【ラグ】さん [インターネット(邦画)] 5点(2020-11-17 23:55:31) |
12.三谷幸喜作品は好きなのですが、今回はダメですね。なんかはじけてない感じ。 最後まで見ても、全く納得できない。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-11-15 22:05:03) |
11.題材は面白くて好きなんですが、もっと膨らましてほしかったですね。少し物足りなく感じました。昔のドラマ「総理と呼ばないで」を思いだしました。あのドラマ、人気がありませんでしたが僕は好きでした。でも内容は記憶にございません。 【アキラ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2020-11-15 10:25:40) |
10.監督のやりすぎなところ(内輪うけするかもしれない耳ネタに飽きてる)は× 演者さんたちが一生懸命でしかもうまいね。ここは〇! 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-11-09 21:58:12) |
9.面白いけど、ちょっと茶化し感が行き過ぎじゃないかと思うけどね・・・ 昔、新谷かおるの『エリア88』って漫画のシーンに下記のようなものがあったのを思い出した。 --- 大統領の息子が警護の傭兵にお父さんのやっている政治は正しいのかどうか聞いた場面があり、傭兵は、 「政治には二通りしかない」 「自分のためにする政治と他人のためにする政治だ。」 「政治に良い悪いはないんだ。」 「方法が適しているかいないかのどちらかでね」 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 5点(2020-10-24 21:58:53) |
8.なんだか後味が悪いなあ。 自分は日頃「総理大臣って大変だなあ。起きてる時間は基本、全部仕事なんだろ?」なんて思ってる人間だから。 政治家って、今の日本じゃお笑いにしにくいんだよ。 少なくとも、今の日本で総理大臣になるような人は、みんな真面目で24時間1年中、日本の将来考えてるような人達ばっかりだから。 だからこんなふうに茶化されても、ノレない。 小池栄子の芸達者ぶりだけは楽しかった。 【まかだ】さん [ブルーレイ(邦画)] 4点(2020-10-18 23:08:50) |
7.三谷幸喜作品らしい面白さだったと思います。 娯楽作としての安定感。 もうちょっと劇的な終盤、意外性も欲しかったかなぁ。 個人的に持ってる俳優さんのイメージと、 真逆の配役な感じがして好きでした。 キャラクターの個性も豊富で面白かったです。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-07-22 11:52:33) |
6.ダメ総理大臣兼ダメ親父の再生をテーマにしたコメディドラマであるが、笑いの部分とドラマの部分、どちらも及第点に届かずな印象。大笑いできるわけじゃないし、とくに感動するでもない。しかもちょっと長くてだれ気味なのだ。まあ真田丸を見るにまだ才能が枯れたわけじゃないと思っているので次に期待。 【リーム555】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2020-07-21 23:02:20) |
5.登場人物描写や個々のエピソードは悪くなかったが、ストーリーを通してのインパクトが薄くて後半ややだれた。 【クリプトポネ】さん [映画館(邦画)] 4点(2019-10-27 09:34:37) |
4.はっきり言って、このレビュー数の少なさがコケ具合を表している。前回の「ギャラクシー街道」が「完全意味不明金返せ映画」である意味振り切れていたので、逆に伝説(デビルマンくらいの)になっている感じはあるが、そこにきてこれである。 もうそろそろ本物の三谷映画が観れる!とウズウズと痺れを切らしていた私のような往年の三谷ファンのハードルは完全に上がっていた。そこを超えるにはもう、笑いではなく、圧倒的な複雑に絡み合う人間群像、そして完全回収からの読めないオチ。これが高次元で映画として完成された「ラヂオの時間」くらいのクオリティのものでなければ満足できないだろう。 まあ、そこまで言わなくても、近年でいうと「ステキな金縛り」くらいのものを期待していたに違いない。 そして、、、蓋を開けてみればこれである。 全然、笑えないのである。 私が変わったのか?「この笑い」を笑えない私が悪いのだろうか? なんども自問しながら映画を見ていた。。。 あぁ。。。これはもう三谷は終わったのだ。。。最終的にはそう結論するしかなかった。非常に残念だ。 もちろん会場には小笑いは起きてたし、一緒に行った連れは面白かったと言っていた。 しかし、違うんだ。これは三谷映画の真髄なんかにはほど遠いんだよ。もっと面白いんだよ。もっと映画的で、もっとドラマティックで、もっと知的で、ウィットに富んで、、、そんな三谷が観たかったんだよ。彼の作品がホントに好きだからこそ。。。 |