30.《ネタバレ》 何と言っても落雷~トライポッド出現~逃げ惑う群衆ジェノサイドの一連のシークエンスが圧巻。フェリー渡し場でのスペクタクルも凄い!が、矢張りウェルズ原作に忠実たらんとしたスピルバーグ版の”トライポッド”よりも映画的にアレンジされたバイロン・ハスキン版の”ウォーマシン”にロマンを感じるし、チャレンジャー魂が込められているように私は思う。だってさ、原作版の挿絵をそのまんま最新CGで「ね、凄いっしょ?」とでも言わんばかりに再現されても「へー、あっそ」としか…。万物の霊長として地球上に君臨してきた人類が成す術なく滅亡の淵に追いやられる絶体絶命の危機を取るに足らぬバクテリアが救うという何ともアイロニカルな原作のオチは、余りに有名かつ発想の秀抜さ(1898年出版だよ?)から言ってもコレを超えるアレンジなんぞ絶対にありえない(断言!)。「インデペンデンス・デイ」の”コンピュータ・ウィルス”みたいな寒いアレンジで失笑を買うリスクを避けたスピルバーグの判断は(チキンっぽいけど)一応正解と言える。主人公一家の祖父母役に53年版のジーン・バリーとアン・ロビンソンを配している辺りにはジョージ・パルへのリスペクトも感じないではないが、何だか取って付けたような感じでワザとらすぃ。あれこれプラスマイナスして6点進呈。トムとダコタの父娘ドラマが何ら点数に貢献していない(むしろマイナス効果)のはコノ手のジャンルのお約束ってもんですw。 【へちょちょ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-18 04:44:18) (良:1票) |
29.《ネタバレ》 テーマはですね。「アメリカの父性の復権」なんです。復権しなければならないほどヤバいのか、やっぱり。「アメリカンビューティ」もしかり。まあトムクルーズではミスキャストに違いない情けないオトーさんが、父性全開でがんばる話なのさ。なぜって、幸せなフツーの家庭ではなくて、妻子に見捨てられて、子供にバカにされるような男が主人公なんだから。つまりはマイナスからのスタートだ。このレイつーのは「フツーの男のバカさ加減全開」なやつで、そういうところが妻子に嫌われた原因であります。子供を預かるっていうのに冷蔵庫に何も入ってないような父だよ。イヤだよねー。まさに「なんにも考えてない自然状態のバカ全開男」。ていうことは、「想定外の逆境」において、その「アニマル」なところが逆に役立ってしまうのではないか、という展開になるのである。「平時」なら妻子に嫌われる原因であってもさ。レイはフツーの男に出来うる限りがんばる。普段はバカだけど。「トムクルーズになら出来ても俺には到底無理」な活躍ではなく、「フツーの男にもできるかも」な範囲でがんばる。これが製作側の狙い「フツーのおとうさんでもここまでがんばれば父性の復権成る」。そして着地はもちろんのこと、「創造主(父性の最高権威)」である。キリスト教ユダヤ教の創造主は男である。なんか「出エジプト」感もあるし。今日のハリウッド的父性復活促進教材映画と呼びましょう。超高ギャラのトムクルーズが粉まみれ、汚れ放題、水浸しになって奮戦する様を見ると「モトが取れた」感がわいてきます。しかし大阪おそるべし。私はお笑い精神が倒したと思う。 【パブロン中毒】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-04 21:50:12) |
28.『侵略者が吸った地球の空気・口にした物が彼等を滅ぼした・・・』って。。。おいっ!!! ナレーションのおっさんw それはちと視聴者を舐めきってませんかい?(^へ^;) っていうか なんて糞映画なんだ。。。でも金だけは恐らくだけどベラボウにかかっていると思われからすごいというか、アメリカ人の麻痺した金銭感覚に引くわっ! 俺的にこの映画でツボだったのはティムロビンスの言った一言「大阪では何体か倒したらしいぜ」ですwww さすが大阪のオバちゃんwwあの超巨大残虐ロボット[トライポット]ですら、ロクに武器も持たず倒してしまうのか。。。。恐るべし。。。是非 大阪のオバちゃんがトライポットを倒すシーンを映像化して欲しかったっすwww とにかく監督さん 糞映画 乙でありますw 【アキト】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-31 15:05:57) |
27.《ネタバレ》 一市民の視点から宇宙人の侵略を描き、恐怖と混乱に焦点を絞ったSF大作をつくったという点では評価できる。ただ、原作ファンの方には申し訳ないが、このオチは完全に賞味期限が切れていると思う。小さな微生物が強大な存在を倒すという結末に、何かしら意味合いを見出そうとすればできないわけでもないのだろうが、やはり現代の感覚では薄っぺらく感じてしまう。スピルバーグにこれを言うのは酷かもしれないが、本作をパニックホラーとしてとらえたなら、人類の絶滅、あるいはそれを暗示する絶望的な結末にするのが理想的だったと思う(それじゃロメロのゾンビ映画だが)。一人の平凡な父親が、たいした悪人というわけでもない男を殺し、娘がただ耳を塞いで耐えているあの地下室の場面には素晴らしい。あそこまで極限状態に追い込まれた人間の醜さを活写したのだから、いっそ娯楽作のお約束は忘れて問題作にしてほしかった。ラストのナレーションには失笑してしまう。だってさ、天然痘やチフス菌を利用してインディアンを虐殺、侵略した連中がアメリカを作った訳ですよ。説得力ゼロ。やはりアメリカ人には9.11を体験してもなお、侵略される絶望感は想像もできないのでしょう。 【no one】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-02 03:01:58) |
26.エェーってところはいっぱいあったけど、なんか引き込まれました。オチはおいおいって感じでしたが、まあどうでもいいです。とにかく人類は勝った?わけですね。おめでとうございます。 【りょう】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-12-10 05:48:19) |
25.《ネタバレ》 原作未読、オリジナル鑑賞済み。映像は圧倒的迫力。地味ながら撮影技術もスゴイものがあります。人類がどんなに全力で抗戦しても歯が立たなかった圧倒的戦力を持つ(劇中でいわれた“大阪で云々”は恐らくデマ)宇宙人を倒したのは人類から見れば取るにたらない、バクテリアの一種であったことがこの話のキモであるはずであるが、今作の新要素である“親子愛”“親(子)からの独立”に力を入れすぎて焦点がぼやけてしまった感あり。結果、観終った後物足りなさが残る。 【いわぞー】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-27 20:40:22) |
24.《ネタバレ》 SFパニックモノならばこのオチでも十分満足出来るが、一応「戦争」と題が付いているのだから物足りなく感じるのは当たり前。すべてにおいて題名が悪い。「地球侵略」か「ダコタ危機一髪」に変えるべき。前半に関して言えば、航空機墜落(死体がない事故現場など逆効果の演出でしかない)以外は文句の付けようが無い素晴らしさだった。スピルバーグの原点であるパニック映画を思い出させる出来で、「ジョーズ」に似た音楽、鏡・窓を多用した演出が印象に残った。ダコタ嬢のあの恐怖の表情、やはり末恐ろしい役者である。一転後半のグダグダはどうしようも無い。一々文句を書くのも飽きたので、後半誰が監督ならば「戦争」が描けたか考えてみた。兵器マニアのジェームズ・キャメロンか、日本なら庵野秀明あたりでどうだろうか。バリヤーぐらい平気で突破してくれるだろう。それにしても何で大阪が出てきたのだろう、それが最大の疑問。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-11-21 23:40:59) |
23.《ネタバレ》 ラストまではハラハラどきどき、楽しめました。 が・・・オチは賛否両論あるようですが唐突すぎて私には合わなかったです。 そんな終わり方?という感じはどうしてもぬぐえないので… 【虎王】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-11-17 12:58:08) |
22.《ネタバレ》 結末がひどいらしいことは、ここのレビューで見ていたので、ラス前までくらいは言い知れない恐怖感を楽しむことができました。逃れようのない絶対的破壊力の前に「一体どうすんねん」というような恐怖感。 でもあのラストは...ちょっとひどすぎるってか、説得力なさすぎ。普通他の惑星にいくときに、その星の空気は吸わん。いきなりその星の生物は捕食せん。 それと、ダコタファニング自己中すぎ。とーちゃんに「ちゃんと考えてんのか!」とか大人ぶった喋りで文句いうくせに、自分は「わたしを助けろ」とかギャーギャーわめくだけでなにもしない。コール(trapped)でも感じたけど、小ざかしすぎ。 【んぽ】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-11-15 19:09:15) |
21.うーん。。。期待して観にいっただけになぁ。。。 なんで、この原作で映画作っちゃったの? 最後に敵をやっつけるってカタルシスがない以上、「襲われてる間」が映像として面白いものを見せられる全てですもんね。 そういう意味で、スピルバーグっぽい構図が随所に見られてナイスです^^ ジュラシックパークとまんまおんなじことやってて笑えたけど(笑) つーか、これ、「宇宙戦争」なの???? 「地球侵略」じゃないの??? 【とっすぃ】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-10-28 11:55:59) |
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20.《ネタバレ》 なんで息子生きとんねん…。まぁ、ラストを含め腑に落ちない個所はいくつかあったものの、未知の生命体を前にして成す術もなく排除されていく人類の脆弱さのようなものはよく描けているんじゃないでしょうか。実際に自分があの状況に直面しても、ただひたすら逃げるしかないだろうな。おれがトムの立場ならあのレーザーに直撃して灰になるのも嫌だから、途中で寄った家の地下室に食料がっさり持ち込んで引きこもるだろうよ。たとえ1体でも手榴弾たったひとつでトライポッドを撃破したトムは男の中の男だと思った。派手なCGや音響にも慣れてきた中盤以降は“主演がブルース・ウィリスだったらきっと今頃3体ぐらいは撃墜してるだろう”とか、よからぬ見方をしてました。すいません。 【Minato】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-09-12 22:52:22) |
19.《ネタバレ》 ぐわっ、何だよあのオチは~。今思い出しても納得いかない。息子はどうやって生還したんだよ!父さんの制止を振り切って自爆したんじゃないのか? それにしても、トム・クルーズ運が良すぎ。あんた10回くらい死んでてもおかしくないよ。 娘役のダコタちゃんはすごいね。「アイ・アム・サム」を観た時から思っていたけど、こんなに存在感あるよね。うまいし。ハリウッドの大物たちとの共演の連続が彼女への期待を物語っていますね。初主演作はどんな映画になるんでしょうか。 【T橋.COM】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-08-13 06:05:03) |
18.《ネタバレ》 宇宙人襲来という非現実的な設定を「身近な恐怖」にまで昇華させたリアルな映像が圧巻。なにかが起こっていることを父の言動に察知し、不安の絶頂で、そのなにかを見てしまったときの娘の赤くなった目から伝わる恐怖感。娘を守りぬかねばならないボストンまでの過酷なロードムービーの序章として上々のすべりだし。棘が刺さっていても身体が自然に押し出すのを待つという娘の言葉がそのままこの作品のストーリーにリンクするというニクイ伏線といい、父と息子のキャッチボールで見せる二人の関係とお互いの適性の見せ方もスピルバーグらしい芸の細かさ。結果的に妹を危険にさらさせた兄の行動や、家族を殺されて家に立てこもる男の異様な思考は、戦うことを美徳と考えることへの警笛か?また圧倒的な軍事力を持ってしてもその地が侵略を許さないという結末は、現アメリカへの警告か?・・とすれば、娘が捕まって助けに行ってドカーン!とか、既に死に体の敵にミサイルを撃ってビジュアル的に相手が倒れる様を見せるのはいらないんじゃないだろうか。前半のように、宇宙人とかポッドの中とか見せないほうがぜったい良いってのもありますが、実際私の隣にいたカップルがこんなあり得ない会話をしていました。 女「なんで宇宙人、死んだん?」男「トム・クルーズが爆破させたやろ。たぶんあれが親玉ちゃうか」女「あ、やっぱ、そーなんや。やっと謎がとけた」・・・オマエらが謎や。 【R&A】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-08-12 12:19:33) (良:1票)(笑:3票) |
17.やはりキーワードはオチなのですね。スピルバーグであるからこそ、この物語のオチを変えるというわけではなく、この時代になってどう工夫するのだろうと期待して鑑賞しました。自分にはちょっと物足りなかった。 |
16.「おや、重機動メカだ。」そう思った私はオタク過ぎるでしょうか。少したって、「それとも機動ビグザムかな」。日本アニメのパクリかと思いつつ、映画館を出て気が付きました。「ウェルズの火星人か。」 でも、ラストはいけませんね。オリジナルが作られたあの時代の科学水準なら致し方ないでしょうが、現代からみると、「そんな馬鹿な」の思いが先に立ちます。 【駆けてゆく雲】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-07-31 16:54:25) |
15.《ネタバレ》 あんまし私の趣味ではない映画なのですが、学生時代からの友人が「トムが見たい!」と 言うので見に行きました。 感想は・・・・みなさんの言うと通りツッコミどころは満載です。 だけど娯楽映画としてはまずまずなのではないでしょうか? 【あずき】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-07-25 09:16:30) |
14.《ネタバレ》 SF好きの拙僧としては、ちょっと肩透かしを食らった感は否めないですね。某スペースオペラが世界を席巻している同時期に正統派SFを・・・と思っていたんですが。こりゃスリラー映画ですか、それともヒューマンドラマ?いやパニック映画か!まぁね、宇宙戦争そのものに焦点を当てないサイドストーリーでもそりゃOKだと思いますが、やっぱり期待の方向性が良くなかったかな。さて、宇宙戦争~サイドストーリー~もエイリアン的恐ろしさで結構楽しめました。でもね、やっぱり宇宙人も知的生命体なんだから、何をどう考えて地球に来て、あんな行為をしたのか、それに圧倒的に劣る人類はどう戦ったのか、そーゆー所にも少しはスポットを当ててほしかったなぁと。勝手に来て大暴れして勝手にくたばったじゃ、ある意味、火山や地震などの自然災害モノとあんまりかわりゃしませんがな。 【ちょび】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-07-22 09:36:08) |
13.《ネタバレ》 う~ん、評価が難しい。原作は未読。この手の映画だと、”かなり高度な文明をもった宇宙人の襲撃に対して地球人が反撃を試みる”といった構図になるのだが、そうなるとどうしてもB級感が入っちゃうんだよな。なんか薄っぺらくなってしまう(例えば、私の中では「インディペンデンス・デイ」がそうだった)。そういった意味で、この映画ではそのような演出(まぁ原作がそうなんだろうが)をすることもせず、宇宙人の襲撃に恐怖し逃げ惑う市民の視点で描かれている点は評価できる。ただ、どんな映画でも「家族愛」を思いっ切り掲げるスピルバーグにしてはその逃げ惑う市民として描かれているトムクルーズ親子の家族描写が弱いように思った。父親としてのトムクルーズの空回りっぷりとか、息子がなぜそこまで父親を非難しているのかとか、あんだけ父親に助けられたにも関わらず結局は母親の元に駆け寄る娘とか・・・・・宇宙人の襲来に関してはまぁ解決はしたけど、この家族に関してはこの映画を通してまったく状況・関係が変化していないことが大いに気になった。トムクルーズ、息子と抱き合った後どうしたんだろうね?? 【よっふぃ~】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-07-19 17:48:02) |
12.《ネタバレ》 これ、パニックムービーだったんですか? 私映画見終わって帰りに友人とメールして「ホラーよりパニック映画の方が苦手だから…」とか書いてあって、初めて同行した夫に「これってパニック映画なの?」と確認してしまった次第でございます。まぁ、確かにホラーではないけど、単なる古い原作のSFだと思ってました。だから、なんか全てがありがちみたいに思えて新鮮さを感じなかったんですよねぇ。前売り券当たらなかったら行ってなかったな、きっと。スターウォーズと二大決戦とか言ってるけど、見る前から(スターウォーズは未見です)向こうの圧勝でしょ?って感想です。2時間がそれ以上に長くは感じなかったので、つまらなくはなかったのですが、今度も主役を食うかダコタ・ファニングも別にそんな可愛いと思わなかったし、ホラーなら真っ先に殺されるんじゃないの?的な叫びっぷり。とにかく突っ込みどころ満載で、ずっと昔から狙ってたり武器を埋めてた割に、調査が甘いんじゃないの?とか、宇宙戦争と言うか勝手に責めてきて勝手に自滅しただけじゃん、みたいな。ロビーとかなんで生き残ってるのかも分からないし。つか、全員最初からボストンにいたら、ボストンは街ごと無事だし…。で、ボストンまで何とか娘を無事連れて来たのはいいけど、この後主人公どうするの?とか…。不思議がいっぱいですが、とにかくなんかあったら逃げて逃げて逃げまくれ、って事だけはこの映画で学びました。まぁ、ホントああなると皆他人を構ってられなくなるのね…当たり前だけど、なんかまさに阿鼻叫喚地獄絵図みたいで嫌だったわ。と言う事で点数辛いかも。 【あかりん☆】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-07-14 21:28:14) |
11.《ネタバレ》 たぶん特典見たさにDVDも買いますが、やはり劇場で見てよかったです。あの爆発・破壊の迫力は大画面ならでは。もちろんスピルバーグらしさも全開。巨大マシーンを不快音とともに怪物化させるのは「激突!」のタンクローリーや「プライベートライアン」のタイガー戦車と同手法だし、吸血シーンや殺人と子守唄の対比も彼ならではの“見せない”恐怖演出。でもあのオチは納得いきません。何百万年も準備してそれかい!変なオープニングだな~と思ってたらそういうことだったのね。なんだかな~。「日本人でも倒せたんだぞ!」ハイハイ、アメリカは世界一ですよ~。 【あおみじゅん】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-07-10 18:36:43) |