340.非常に長い映画なので頻繁に観ようとは思わないのですが、サリエリがモーツァルトに抱く天賦の才能への憧れ、敬意、嫉妬、憎しみなど、一言で現す事など出来ない複雑な思いを同時に成立させてみせるマーレイ・エイブラハムの演技は何度見ても凄いと思う。そしてトム・ハルス。僕はクラシックは聴かないし、モーツァルトに関する本も読んだ事がないので実際の人物像は知りませんが、「モーツァルトってどんな人?」と聞かれたらまず本作のトム・ハルスの軽薄な高笑いが思い浮かぶだろう。やはり彼の演技も強烈に印象に残っています。前半に比べ後半はちょっと長く感じる時間帯がありますが、サリエリのモーツァルトへの複雑な思いが伝わってくる終盤の2人の作曲シーンが素晴らしく、夢の如く豪華絢爛な2人が生きていた世界から悲しいまでに現実に引き戻されるラストのサリエリの姿も印象に残ります。そんな2人が生きた時代を再現した衣装や美術も見事な映画でした。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-02-02 20:10:47) |
【アフロ】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-01-12 03:36:42) |
338.アマデウス=モーツァルトという事前知識すら知らなかった私にとってはあまりピンとこなかったです。 【シトロエン】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-12-29 17:30:12) |
337.自分はモーツァルトに感情移入する方だから、サリエリがひたすら不快だった。 |
336.秀才サリエリと天才モーツァルト。秀才の苦悩と嫉妬の物語。傑作。 【わさび】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-08-16 05:00:19) |
335.《ネタバレ》 私は大のクラシックファンだし、特にベートーベンとかモーツァルトなどの古典派が一番好きだ。恥ずかしながら素人作曲までして某サイトに古典調の音楽を投稿までしているほどの「マニア」である。賞をバンバンとって評判もいいこの映画(10点がメチャクチャ多いじゃないか)、大いに大いに大いに期待して観たのだが……。なんともつまらなかったというのが正直なところ。恐らく逆なんだと思う。クラシックをあまり知らない人がこの映画を見れば「なんてモーツァルトってメチャクチャな奴だったんだ」という印象を受けるんだろう。だが私のようなマニアになると「こんなマトモな奴じゃないだろ!」と思えてならないのだ。モーツァルトは私の中ではもっと下品でもっと無茶苦茶でもっと経済力がなくてもっと酒やギャンブルにだらしなくて、そしてもっと天才でもっともっと並外れた超人なのである。なのにこの映画のモーツァルトときたら、単なるどこにでもいるような天才でしかないじゃないか。むしろサリエリの方が(音楽的にではなく人間的に)非凡に見えてしまう。レクイエムを書かせて殺すなんざ、並の人間には思いつかないんじゃないか。それ以上にラストの「赦す」の連呼など、もはや狂気そのものであり、患者たちの酷い姿とあいまって身震いしてしまう凄味がある。これは失敗作だ。モーツァルトを描くためにサリエリなどを持ってくるのが間違いなのだ。サリエリなどはほんの数コマで吹き飛ばされてしまう役で十分なのである。ただ一ヶ所、墓地の場面だけはよかった。モーツァルトは大作曲家であるにもかかわらず適当に数人で埋葬されて現在でも墓の所在がわからないという史実に忠実だし、天才の末路としてぞっとくるものがあった。時間が長すぎるとは思わなかった。むしろ短すぎだ。この倍の時間をつかってもいいから(そうなるとドラマか)モーツァルト自身を描ききってほしかった。これではモーツァルトの孤独も凄味も天才もわからない。 【空耳】さん [DVD(字幕)] 3点(2009-08-16 02:49:53) |
334.自分が高校生の時に音楽の授業で観て以来だったけど改めておもしろかった。サリエリはモーツァルトの才能に嫉妬してたけど彼の才能も十分素晴らしいと思うけどなぁ。きっと彼もまた天才の類なんでしょうね。 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-07-30 22:02:30) |
333.神がこの世に使わした天才・モーツァルトと、音楽にすべてを捧げているにもかかわらず、天賦の才に恵まれなかったサリエリ。 とことん享楽的なモーツァルトに対して禁欲的なサリエリは、神の不条理を呪う。 この二人の関係性を通して、天才の名を欲しいままにしたモーツァルトの生涯を、数々の名曲とともに描いた贅沢極まりない映画。 神を捨て、モーツァルトへの嫉妬に身を焦がすサリエリ役、F・マーレイ・エイブラハムの鬼気迫る熱演は、まさにアカデミーにふさわしかったと思う。 サリエリほどモーツァルトの音楽を理解し、愛した人間はほかにおらず、その様がよく表れている終盤の作曲シーンは感動的であった。 サスペンスフルな展開に最後まで飽きさせないテンポの良さ、豪華絢爛な映像、渋い配役、すべての点で非の打ちどころがない傑作。 【poppo】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-03-30 15:44:24) |
332.支離滅裂な印象で私には何を言いたいのか理解できませんでした。 【spputn】さん [DVD(字幕)] 5点(2009-03-20 00:35:02) |
331.《ネタバレ》 ディレクターズカットと合わせると3回くらい見ましたが、何度見ても面白い映画です。どちらも十分に面白いです。強烈な劣等感から生まれるサリエリの行動は、いつ見ても着実かつ陰湿に見えます。「温厚な上司の怒らせ方」というお笑いDVDがあって、それに出てくる碑文谷教授が、年老いたサリエリに似て蝶です。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-03-18 00:37:15) |
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330.書き出したらきりがなくなるような気がして中々書けなかったのだが、少なくとも今のところ、私の人生でNo.1の映画。学オケでクラシックをかじったことも影響しているだろうが、希代の天才モーツアルトのぶっ飛び方といい、正反対の性格を持つ音楽家の「嫉妬」を軸にその才能や人生を語らせる構成といい、ツボのど真ん中にはまった。これでもかと才能を見せまくる能天気小僧と、努力の禁欲男の対比は見事としか言いようがない。サリエリがその才能に対する嫉妬に手を震わせながら、モーツアルトの譜面を繰る場面なんか、本当に見せ方が上手い。モーツアルトは早世した割に作品が多いから選曲もし放題とはいえ、交響曲25番も実にばっちりはまっていた。映画は破滅に向け暗く壮絶になっていくのだが、ひきつける力を失わない。レクイエムの作曲シーンもこの映画の大きな見所で、取り付かれたように譜面に向い、衰弱していく様は胸に迫るものがある。欲を言えば、コンスタンツェの描き方かな、悪妻説には反対する立場のようだが、それならもうちょっと踏み込んで欲しかった気もする(見事なおっぱいはさておき)。が、まあ伝記映画は欲張っちゃダメだからね。なおドイツ語オペラであるフィガロの結婚などが英訳されていたが、ウィキの文を引用すると“モーツァルトが皇帝に対して「ドイツの心、それは愛です」と宣言してドイツ語オペラ制作を実現する民族主義的なくだりがあり(それまではオペラといえばイタリア語だった)、ここでオペラが突然ドイツ語で歌われると台詞が英語であることの矛盾が目立つため、いわばこの映画の中の世界では英語がドイツ語として扱われるという舞台劇風な割り切りであるとも言える”ということで、これには感心した。他言語で伝記物を作るなら、ここまでするのが本当だろう。要は吹替えと同じだから(実際、ラスト・エンペラーなどでは中国語が“混ざって”いるため、かえって英語映画であることを突っ込まれてしまってる)。ちなみに主役2人が両方アカデミーの主演男優賞にノミネートされ、フランク・マーレイ・エイブラハムに軍配が上がったようだが、どうせならトム・ハルスに助演で取らせて上げたかったなぁ~。映画タイトルからしても助演というわけにはいかなかったんだろうけど、あれも名演技だもん。とにかく観れば面白さが解る!! 【あっかっか】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2009-03-11 13:21:00) (良:1票) |
329.天才ってのは、ネジが一本外れてるくらいでないと、そう呼ばれないのでしょうか。私は凡人なので分かりませんが。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-06 00:55:09) |
328.見たのは相当前だけど、未だに25番を聴くとこの映画を思い出します。サリエリの視点から見たモーツアルトの天才っぷりがよくわかる作品ですね。モーツアルトの神から与えられた天賦の才…それをどうすることもできないサリエリの葛藤が見る側にひしひしと伝わってきて、天才であることはある意味「罪」なのかな~なんて思ったり。それにしてもサリエリさんはイイ演技してます。最後の作曲シーンは鬼気迫るもんがあります。結局誰よりもモーツアルトの音楽を理解し、愛していたのはサリエリなんですね。もう一度ディレクターズカット版を見ないとな~ 【鉄仮面】さん [地上波(吹替)] 8点(2009-02-03 10:39:25) |
327.偉人アーティストものの映画ではこれが一番素晴らしかった。音楽に興味が無い人でも充分楽しめるとても完成度の高い映画だと思う。 【おーる】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-02 10:01:35) |
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325. 史実に忠実ではないんだろうけど、だからこその面白さがあった。 不世出の天才は、寿命が長いとか短いとか関係なく永遠の魂を得ているのでしょうなぁ~ 【翼ネコ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2009-01-20 19:06:38) |
324.とても綺麗な作品でした。天才とか凡人とか意識しないで、自分の器で生きることが肝心なんでしょうね。 【Keicy】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-01-10 19:49:57) |
323.《ネタバレ》 この虚実入り交じったギリギリのところ。凄いです。あからさまに凄い。 最初、精神科医と同じように「ハイハイ、始まりましたよ」的に映画を眺めているのに、なんだか途中からホントに有りそうな気がしないでもなくなっていって、しまいにはそうかもと一瞬でもそう思わせてしまう引き込みのうまさ。 物語自体も面白いけれど、街や建物の美しさと汚さを楽しめる。衣装や光の表現もとにかく目で見て楽しめる。そういうリアリティなんかはこういう作品ばかり見ていると、ビジュアルの味覚障害になりそうなくらい完成度が高い。あたかも味の濃いラーメンばかり食べてると何を食べても味がないような状態になりそうで、っていう感覚に。怖い怖い。 こういう良い作品はBDの画質とロスレスの音源でたっぷり楽しみたい物です。 なぜかBDには蛇足なディレクターズカットしかない。完成度が圧倒的に高いし20分短い時間で観ることができる通常版の方が絶対に面白いのだけど。 【黒猫クック】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-01-03 21:08:41) |
322.《ネタバレ》 最初にテレビで観た時、衝撃を受けた。何度観ても色あせない完成された映画。二人でレクイエムを作曲するシーンは映画史に残るものだ。 【noji】さん [地上波(吹替)] 10点(2009-01-03 13:41:02) |
321.《ネタバレ》 名作ですね。とにかく面白いし、しかも、他の映画とまったく違うオリジナリティがある。何度みても、世界観にどっぷりとつかれます。 【コウモリ】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-09-06 09:56:46) |