174.《ネタバレ》 シルベスター・スタローンの「ロッキー」シリーズと並ぶ代表的シリーズの最初の作品となる今作、十数年ぶりに観ると、以前、観た時は単なる娯楽ものとして普通に楽しんでいたのが、久しぶりに観ると、これは明らかにアメリカという国が作り出した化け物であるということが解って単なるアクションというよりはアメリカそのものである社会派映画であることが解る。「ロッキー」がアメリカが生んだヒーローなら「ランボー」はアメリカが作り上げた怪物である。ベトナム戦争という重い影、背景の元、まるで人間兵器として仕上げられ、戦友に会う為だけにやってきたのに「ここはお前のような奴のいるところではない。何か面倒を起こしそうだから出ていけ」と捕まってしまう。人を見かけだけで判断する保安官、これは完全に人種差別である。ランボーが怒り、叫び、そして、暴れる。誰も彼の行動を止めることが出来ない中、唯一の理解者であり、ランボーが戦地で友に戦ってきたトラウトマン大佐の説得に涙し、降参するラストの哀しさ、刹那さ、これこそがこの映画が言いたいことであるのではないだろうか!それにしてもこの映画の中のシルベター・スタローンのあの悲しそうな眼、あれはまるでランボーそのものであり、あれは演技というよりも正にシルベスター・スタローンというこの人自身のその後の映画人生みたいにも思えてしまう。「ロッキー」同様、続編なんて無理に作らなければあれほど駄目俳優と言われなかったであろうに、とにかくこの最初の作品こそが正しく「ランボー」であって他のとは明らかに違う社会に対する警告、アメリカという国に対する人種差別への警告、この映画はそういう意味でも他のスタローン主演映画にはないものがある。 【青観】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-10-04 11:16:21) |
173.《ネタバレ》 ランボー、むかつく!! こんなにむかつく主人公は見たことが無い。職権乱用してる保安官たちも悪いが、それ以上にランボー暴れすぎ。保安官側に肩入れして見ると、ランボーの行動が面白くて笑えました。街壊しまくってて、おまえゴジラか?って思いました。もう何か動きとか早くなってて、おかしいです。完全にメンヘラです。もしくは薬物中毒者です。その土地では土地のルールがあったりするんだから、少しは現在に順応するように努力すればいいのに・・・ランボーが社会不適合者に見えて哀れでした。せめて、少しでもPTSDが治るよう、上官や周りが手助けをして、更生へ向けて頑張って下さい。 【VNTS】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-07-07 20:17:34) |
172.またまた「アメリカの田舎は怖いね」的な作品。 警官はどの国でもカスですな。 【幸志】さん [地上波(吹替)] 6点(2009-06-25 23:51:46) |
171.子供の頃、テレビ朝日の「独占!女の60分」という番組で宣伝してたのをよく覚えていますね。なんにしても保安官だけは殺して欲しかった。 |
170.ラストのランボーの叫びのシーンが心に響き、面白い作品でした。しかしシナリオと言うか映画の構造をもっと練ることができなかったのかなとも思いました。ラストでランボーの心情を嗚咽させてカタルシスを得る構造だったため、それまで観客にランボーの気持ちをみせることができず、いまいち感情移入できませんでした。そのため、確かに嫌な保安官たちでしたがそれにしてもやりすぎだろうと言う気持ちになってしまったり、そんな保安官とランボーのゲリラ戦なので緊張感も散漫になってしまった気がします。この構造の問題がクリアされてれば9点でも良いと思える傑作になりえたと思いました。 【くらわんか】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-04-21 03:40:04) |
169.やるせない・・・アクション云々よりも最後に泣き崩れるランボーの姿がひたすら痛々しく悲しかった。 【TAKI】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-14 00:02:26) |
168.このシリーズは今回初めて見た。「ロッキー」のような内容を予想していたけど、半ば殺人マシーンのように表現されるランボーが、ここまで重苦しい内容だとは思わなかった。爽快感溢れるアクション映画を想像していたので面食らった。しかし、冒頭から孤独に追われるランボーの姿はかなり痛々しい。直接的な描写もいくつかあるが、当時ベトナムからの帰還兵がアメリカ本国で差別されたことが、生々しく画面から伝わってきた。そんな自分たちを除けもの扱いしたランボーの怒りが、ラスト近くのガソリンスタンド爆破などへの“怒り”に繋がるのだ。ラストのランボーの語りは、軽い感じでは見れない“泣ける”ものになっている。 【ドラりん】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-03-27 23:23:59) |
167.やっぱりシリーズ一作目が一番良い。世間から冷たい視線を浴びせられるベトナム帰還兵の孤独と怒りが、保安官たちによって触発されて、暴走する設定は従来のアクション映画と比べると、非常にシリアスで重苦しいと思う。しかしながらジャングルでのゲリラ戦しかり、ランボーというキャラクターが非常にエンターテイメント性に富んでいるので、そこが映画として成功した要因のような気がする。 【たっけ】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-03-22 00:33:49) |
166.《ネタバレ》 10数年ぶりに鑑賞しました。1作目は良いです、ただのアクション・エンターテインメントではなくて。ランボーは最初から無感情なプロの戦争屋ってことではなく、生身の普通の男だったってことが感じられる映画でした。 冒頭の、友人との再会を期待して笑顔(戦場で見る静かな笑みとは明らかに違う)で向うも、戦争の後遺症で唯一の友人さえも失ったことを知る。 そして写真を遺族に渡し、ついに必要なくなったアドレス帳?を破棄。あてもなく峠道を歩き、孤独とやるせなさで疲れている自分に食料を与えようと歩いているだけなのに、いわれのない理由で保安官に絡まれ・・。(フツーならキレますよ。これじゃあ) たった1人ですが、殺した男の顔をじっと見るランボーのやるせない表情。無感情な殺人マシーンではないところがわかる、深いシーンだと思います。 そしてクライマックス。ガソリンスタンドや銃砲店の爆破が余計だという方もいますが、あの感情の暴走シーンがあったから、トラウトマンの制止で現実を知り⇒ラストのセリフに繋がるんじゃないですかね。 あの2つの店爆破はきっと、ランボー自身も暴走していることに気づいていたと思うんです。それを止められるのはM16を持った狙撃兵でもなく、ましてやティーズルでもない、上官のトラウトマン大佐だったのではないかと。 ラストカットのランボーを見やるトラウトマンの暖かい表情、これも良い表情でした。 【C・C・バクスター】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-02-27 19:35:30) (良:3票) |
165. 久しぶりに鑑賞した。80年代と現代のアクション映画の大きな違いとして、CGの有無だと思うのだがこの映画を見るとCGって必要なのかと思ってしまう。ランボーの最後の告白もエセ平和主義者を批判することで、戦争を批判してるように思えた。ベトコンも被害者だが、戦争により人としてのプライドをずたずたにされたランボーも戦争の被害者だもんね。時間も短いしスタローンの肉体同様余計なものがついてないのもいい。本国よりも日本でヒットしたらしいけど、これなら納得できる。 【パオ吉】さん [DVD(字幕)] 9点(2009-02-22 23:11:59) |
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164.当時「金曜ロードショー」でよく放映されていたと思うが、何度見ても鳥肌が立つようなものを覚えている。兎に角、サバイバル方法など創り方が本当にリアルである。スタローンは「ロッキー」だけでなく此れも脚本を書いており天才と思ったものだ。20年ぶりに復活したとはいえ、当時まさかあそこまで落ちぶれるとは思わなかったが。根本にベトナム戦争の帰還兵という問題がある。ランボーが上官に弱音を吐くシーンは何度観てもグッとくる。シリーズの原点であり一番好きな作品で本来10点を付けたいが、残念な事に最後だけいただけない。無関係のガソリンスタンドや火薬店を破壊するシーンである。 【まさサイトー】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-16 23:08:53) |
163.久々に鑑賞。やっぱいいわ。スタローンの一番良い時代やね。 【Junker】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-02-16 22:03:24) |
162.保安官が理不尽過ぎる。そりゃあキレるだろ。 【Keicy】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2009-01-12 00:09:33) |
161.《ネタバレ》 ランボーが半端なく強くて、ほとんど化け物扱いであったのでさながらホラー映画か怪獣映画とでも言うような印象を受けた。しかし、最後のランボーのベトナム帰還兵としての苦悩には彼もやはり人間であるなと思った。それと合わせて、戦争によってここまで人間が狂ってしまうかと思うと恐ろしさを感じるし、そうなってしまったのには哀れさを感じてしまった。ランボーの立場からすればその苦悩自体は気の毒ではあるけれど、この戦いには何の意味も感じなかったし、巻き添えを食らった人々の方がさらに気の毒に思えてしまった。保安官も悪かったかもしれないがランボーにも原因はあったし、最初はささいなことであったわけだし、それにどう考えてもやりすぎだとしか言いようがない。正義のための戦いには思えず、ランボーの暴走といった印象の方が強くて面白みをそれ程感じられなかった。 【スワローマン】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-17 23:08:10) (良:1票) |
160.ラストのランボーの台詞があるとないとでは評価に雲泥の差がでますな。切ないです。 【すたーちゃいるど】さん [地上波(吹替)] 6点(2008-08-29 10:20:36) |
159.《ネタバレ》 最初は「2」以降のような戦場で銃を持って暴れまわるような作品をイメージしてたが、真面目な反戦映画だったので、良い意味で裏切ってくれた。ベトナム帰還兵と言えば、当然今も苦労されている方がたくさんいるわけで、だからこそ作られた映画でもあるのに、未だにたくさんの戦争に積極的に参加するアメリカには理解しかねる。終盤、言葉少なだったランボーが上官に自分の境遇を話すシーンは胸を締め付けられた。上官もそんな風に育成したはずではなかったから泣きそうな表情だったが、肩を持って連れ出すシーンには感動した。そして、そのとき流れる「IT'S A LONG LOAD」は反則技。カッコ良すぎる。 【TOSHI】さん [DVD(字幕)] 9点(2008-08-17 10:55:25) |
158.《ネタバレ》 ランボーは「4・最後の戦場」から入ったクチなので、本編を通して一人しか殺さなかったランボーにびっくりしました。昔と今は結構違うんですね。 前評判通り、最後のランボーの独白するシーンはよかったです。ランボーは国家の為に戦ったのに、国家はランボーを見捨ててしまった。戦友も去ってしまい、現在の孤独と過去の戦争が彼を変えてしまったのは本当にかわいそうですね。ランボーはひっそりと幸せに暮らして欲しいと思いました。全然そんな風にはならないんですが……(笑) 【民朗】さん [地上波(吹替)] 7点(2008-08-03 00:45:46) (笑:1票) |
157.《ネタバレ》 荒唐無稽なアクション映画ではなく、帰還兵の無常感・寂しさを感じることのできる傑作。 ラストのシーンのための映画ですね。 何気に死人は初めの一人だけというのも好印象です。 【bolody】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-24 19:33:56) |
156.2ほどではありませんが、そこそこ良かったです。 【午後のコーヒー】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-07-22 05:34:52) |
155.《ネタバレ》 自分的にはもっともっとランボーの絶対的な強さを見せつけてもらいたかったかな。トラウトマンに「最高傑作」と言わしめるほどの恐ろしさを州兵相手に発揮してほしかった。結局州兵対ランボーははおあずけで保安官との最後の勝負へ。 それから、ランボーの心の傷というか狂気的な部分をもっと描写してほしかった。確かにあの街の警官どもには頭に来たけれど、あそこまで街で大暴れする理由にまでは繋がらなかった。あの保安官にあそこまでこだわる気持ちもよくわからなかったしなー。 それでもやっぱりラストの語りは鳥肌ものでした。 あれはやっぱ大好きなシーン。 |