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山椒大夫

[サンショウダユウ]
1954年上映時間:124分
平均点:7.91 / 10(Review 32人) (点数分布表示)
公開開始日(1954-03-31)
ドラマ時代劇モノクロ映画小説の映画化
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監督溝口健二
助監督田中徳三
キャスト田中絹代(女優)玉木
花柳喜章(男優)厨子王
香川京子(女優)安寿
進藤英太郎(男優)山椒大夫
菅井一郎(男優)仁王
見明凡太朗(男優)吉次
小園蓉子(女優)小萩
浪花千栄子(女優)姥竹
毛利菊枝(女優)巫女
三津田健(男優)藤原師実
清水将夫(男優)平正氏
香川良介(男優)曇猛律師
河野秋武(男優)太郎
小柴幹治(男優)内蔵介工藤
荒木忍(男優)左太夫
藤間直樹(男優)幼年時代の厨子王
加藤雅彦(男優)少年時代の厨子王
榎並啓子(女優)幼女時代の安寿
大美輝子(女優)遊女中君
橘公子(女優)波路
金剛麗子(女優)汐乃
南部彰三(男優)平正末
東良之助(男優)遊女宿の親方
大邦一公(男優)判官代則村
伊達三郎(男優)金平
石原須磨男(男優)墓守の老人
天野一郎(男優)一の木戸の番人
堀北幸夫(男優)佐渡二郎
大国八郎(男優)宮崎三郎
藤川準(男優)金丸
芝田総二(男優)佐渡の男
菊野昌代士(男優)牢役人
清水明(男優)仲買人
中西五郎(男優)番人
沖時男(男優)船着場の男
石倉英治(男優)百姓
志賀明(男優)百姓
大崎史郎(男優)百姓
相馬幸子(女優)菅野
小柳圭子(女優)
前田和子(女優)
玉置一恵(男優)鎮守府の侍
葉山富之輔(男優)老僧
小松みどり(1891年生まれ)(女優)船着場の女
小林加奈枝(女優)
原作森鴎外「山椒大夫」
脚本依田義賢
八尋不二
音楽早坂文雄
望月太明吉(和楽)
撮影宮川一夫
製作永田雅一
大映(京都撮影所)
企画辻久一
配給大映
美術伊藤熹朔
内藤昭(美術助手)
衣装吉実シマ
ヘアメイク花井りつ(結髪)
編集宮田味津三
照明岡本健一[照明]
その他マーティン・スコセッシ(4Kデジタル修復版)
あらすじ
小津安二郎、成瀬巳喜男、黒澤明らと並ぶ日本四大巨匠の一人である溝口健二監督の、後期傑作の一つ。本作は『近松物語』『雨月物語』『西鶴一代女』と共に、後期溝口の時代劇の一つであるが、海外で高い評価を得た通り、非常に見応えのある傑作に仕上がっている。特にラスト30分は涙なしには観られない。その後半の怒濤の展開は、観る者を必ずや感動に導くであろう。
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4.《ネタバレ》 溝口はワンシーンワンカットの監督じゃない。
冒頭の厨子王が走る後ろ姿をオーバーラップするスピーディな繋ぎにまず驚愕。それに続く父親の回想の繋ぎ方のもうこれしかないという構図、照明にしびれる。

どのシーン、どのカットをとっても完璧な撮影だ。
中でもススキの野を行く4人のカットと佐渡の岸壁から子どもの名を呼ぶ田中絹代のカットは絶品。
ゑぎさん [映画館(字幕)] 10点(2017-03-28 06:01:18)
3.《ネタバレ》 童話、小説、映画だからこその奇跡の物語とともに、普通とされることを変える難しさも描かれる。おそらく貴族に生まれ、貴族として育った者には奴隷を救うという発想そのものが無い。奴隷の苦しみを味わった厨子王だから奴隷を救えた。現代の政治においても国民が抱える苦しみを政治家が知ることが基本中の基本だし、それは上に立つ者が忘れてはならないこと。山椒大夫にきつい罰が与えられるところまで見せてくれれば文句なしだったが、だからといって10点以外は付けられない。芸術性の高さはもちろんだが、厨子王が逃げると決断してからのスリルはそう味わえるものじゃない。奴隷が一人、二人逃げたからってあんなに全力で追ってこなくていいだろうにと思うんだけど…。おっそろしいな~、ホラーだよ。俳優陣は田中絹代、花柳喜章、香川京子(お美しい!)はもちろん、山椒大夫役、進藤英太郎の上手さも印象的。とにかく凄い映画を見てしまった。
リーム555さん [DVD(邦画)] 10点(2011-06-26 14:02:03)
2.《ネタバレ》 「安寿と厨子王」はタイトルだけ知ってたけど、どんなストーリーかは全く知らなかったので悲惨なストーリー展開にはかなり驚いた。安寿と厨子王が連れて来られる山椒大夫の荘園が現在からすればモロに北朝鮮みたいな感じなのも恐ろしい。全体としては「雨月物語」や「近松物語」と並んで世界的評価の高い作品というのが頷ける素晴らしい映画で、安寿が入水自殺する湖のシーンや親子が引き裂かれるシーンなど映像がとにかく美しく、溝口映画にはやっぱり宮川一夫のカメラだなあと感じる。母親を演じる田中絹代も冒頭とラストでは本当に別人のようになっていて女優魂を感じた。まさに完璧な映画だと思う。それにしてもこの時代の溝口健二ってとても晩年とは思えないくらい傑作を連発していてほんとにすごい。
イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 10点(2006-09-14 16:51:53)(良:1票)
1.すでに技術に詳しい方々が映像の美しさ、構図の見事さにつきたくさん言及されてますが、私にはそういことができる能力がないので、自分なりに技術以外のことでこの映画を賞賛したいと思います。私は本作は冷静に観れません。メチャメチャ青臭いヒューマニズムに感動して泣きます。慈悲の心による自己犠牲を説き、人は平等で「幸せに分け隔てはない」という「父の教え」は普通なら口にするのも恥ずかしいようなクサい言葉ですが、でも、本作を観た後にこの教えをバカにするのは難しいと思いますよ。本作を観ると、日本の歴史は人権無視の世界で展開してきたんだよな・・・(まあ当然ですが)というラディカルな考えが湧いてきて、なんか能天気な時代劇全てに欺瞞を感じさえもします。たしかに現代の人権思想をあの時代に引き移しているような違和感は多少あります(見かけは御仏の教えからくる慈悲の心がヒューマニズムの根拠ですが)。でも、それでいいじゃありませんか。人権の親玉みたいな顔してるアメリカの映画でもこんなのなかなかないですよ。キャプラ映画の演説なんかより全然心を打つ迫力がありますもん。【りく&あん】さんがおっしゃるとおり↓わかりやすさ、面白さも負けてない、いや勝ってるし。それでいてこんな美しい映像の格調高い映画は奴らには作れんですよ。本作は外国(の評論家の間)で評価が高いのか外国人の評論家が褒めてる文章を何度も目にしたのですが(アメリカでは一般には全然知られてないらしいけど、日本でもそうか・・・)西洋人からすれば自分らの土俵で負けてる気がするんじゃないですか?。ヌーベルバーグは溝口監督の映像美や技術に驚いたのかどうか知りませんが、この映画が外国の人々を引きつけるとしたらその理由は何よりも強烈に各人のヒューマニズムを刺激し、普遍的に人の心を打つからでしょう。
しったか偽善者さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-10-30 22:48:46)
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【点数情報】

Review人数 32人
平均点数 7.91点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
513.12%
6412.50%
7721.88%
8928.12%
9721.88%
10412.50%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review2人
2 ストーリー評価 10.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review2人
4 音楽評価 10.00点 Review2人
5 感泣評価 10.00点 Review2人
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