1.例によって僅かに目新しいのはトム・クルーズが老けて緩んだことくらいで他は一切新味がない。例によってデ・パルマ版から一歩も進歩を見ないって一体どういうこと? 母さん助けて詐欺でさえどんどん脚本が更新されているのに彼らは20年以上演目が全く変わらない。今時テレビの偽ニュースに引っかかるなんて悪人もたいがいトロすぎでしょ。そのうえ例によってミッション成功が約束されている世界観の中でサスペンスを持続させる工夫にも見るべきものが見あたらない。殴り合いの舞台の高所がいくら高くなってもyoutubeで現実の危険行為を見まくっている身としてはもはや何も感じない。爆弾解除までの残り時間が0.1秒になったからといって7秒(ゴールドフィンガー)の70倍はらはらするわけでもない(ご都合主義感だけは70倍だ)。なにか前作までの人間関係を引きずってドラマの足しにしているつもりのようだがそれも雰囲気だけだ(第一んなもんいちいち憶えてねえし!)。例によって過去の設定を食いつぶすだけで何も創造していないのはいかにもJJエイブラムス印といった感で例によって腹立たしいことこの上ない。