3.《ネタバレ》 部分的に見れば悪くないシーンがそれなりにあったが、とにかくまとまりに欠けていた。
ファーストフード店から精肉工場までの経緯はテーマに従っているが、そこからはもうほとんどの場面が横道にそれたものだった。
描きたいことが多すぎるのかどっちつかずな状態が続き、そのいずれもがまとまらないまま不可解なラストに至っていて、勉強にはなったがかなりがっかり。
屠畜場の映像はショッキングなものだったけど、糞の混入の原因は工場のシステムにあり、悲しい家畜を映し出すことでは冒頭で提示した問題の答えになっていない。