ミステリと言う勿れのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ミステリと言う勿れ

[ミステリトイウナカレ]
2023年上映時間:128分
平均点:6.91 / 10(Review 11人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-09-15)
ドラマミステリーTVの映画化漫画の映画化
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タイトル情報更新(2024-11-24)【イニシャルK】さん
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監督松山博昭
キャスト菅田将暉(男優)久能整
松下洸平(男優)車坂朝晴
町田啓太(男優)狩集理紀之助
原菜乃華(女優)狩集汐路
萩原利久(男優)波々壁新音
柴咲コウ(女優)赤峰ゆら
永山瑛太(男優)犬堂我路
筒井道隆(男優)青砥成昭
尾上松也(男優)池本優人
伊藤沙莉(女優)風呂光聖子
鈴木保奈美(女優)狩集ななえ
滝藤賢一(男優)狩集弥
でんでん(男優)志波一巳
野間口徹(男優)赤峰一平
松坂慶子(女優)鯉沼毬子
松嶋菜々子(女優)君原奈津子
角野卓造(男優)真壁軍司
段田安則(男優)車坂義家
木場勝己(男優)宮島焼の窯元
ダンディ坂野(男優)宝田完次
春風亭昇太(男優)『鬼の集』を上演した劇団主宰者
松本若菜『鬼の集』朗読劇ナレーション
出演石橋蓮司狩集幸長(写真)
脚本相沢友子
主題歌King Gnu「硝子窓」(ソニー・ミュージック・レーベルズ)
挿入曲King Gnu「カメレオン」(ソニー・ミュージック・レーベルズ)
製作大多亮
市川南〔製作〕
臼井裕詞(製作総括)
フジテレビ
東宝
小学館
配給東宝
録音武進
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5.《ネタバレ》 ネタバレしています。ご注意ください。

テーマは「幼少期の重要性」です。整くんは少女が抱えるトラウマに対して「子どもの心は固まる前のセメント。どんなものを落とされたのか」と嘆いています。確かに彼女は心に深い傷を負っていました。しかしカウンセリングである程度の修復は可能でしょう。それが救い。しかし犯人の方はそうはいきません。常軌を逸した犯罪を自身の使命として疑わない。洗脳等という生易しい代物ではなく、アイデンティティに根ざした異常な価値観が形成されていました。更生は不可でしょう。そんな刷り込みを与えた親の方が自身の犯罪を理解している分「まとも」というのが何とも遣る瀬無い。後味の悪い結末でした。

『ミステリと言う勿れ』はTVドラマは録画を繰り返し観るほど好きですが、原作は未読です。そのような私が常々感じているのは「この作品は嘘(無茶な設定)が多い」ということ。代表的なのが「ライカさんの数字会話」ですが、本作の「動機」も相当無理がある。例えばこれが戦前の話であれば納得出来ます。閉ざされた村。家族の中で異常な概念を刷り込まれたら、そりゃ狂って当たり前です。しかし現代日本では様々な情報や価値観にさらされる。勿論基礎教育もしっかりしている。正直、ここまで反社会的な、というより荒唐無稽な価値観が形成されるのか疑問です。いやアルゴリズムで一面的な情報を吹き込まれ、陰謀論が幅を利かせてしまう現代日本の方がむしろ危ないのかも。
設定上の不具合は当然マイナスですが、整くんの言葉が魅力的なためマイナスを帳消しにして上回るプラスがありました。シリーズの本質は確かに「ミステリ」ではなく「整くんの説教」だったと思います。寓話的な楽しみ方と言っていいかもしれません。この観点でこの映画を見返すと、整くんの説教がやや不足していた気がするのです。これが映画に対して感じる「なんとなく物足りない」の正体では。整くんが反論するに値しない異常な犯罪であったとも言えますが。
目隠シストさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2024-12-05 10:54:47)(良:1票)
4.《ネタバレ》 原作は未読でテレビは全話観ています。めっちゃ好きなので劇場版には少なからず不安はありました。だって劇場版にした途端急にお金をかけて無駄に派手にしたり、ウケ狙い的な要素を詰め込んで本来の持ち味を台無しにしたり、今まで多くのヒットしたドラマの失敗した劇場版を観てきたから...。でもその不安は見事に吹き飛ばされました。これは傑作です!実に面白かった!遺産相続争いのまま話が進んでいくのかと思いきや、途中から全く違う展開になっていくからまんまとしてやられちゃいましたね。そして主人公整くんの観察力のすごさが相変わらず冴え渡っていて、それが伏線回収されていくのは毎度のことながら(;`Д´)<お゙お゙!お゙お゙!てなっちゃいます。ただ今回の真犯人の彼はあの登場人物の中でとても分かりやすい立ち位置にいたから、薄々彼じゃないかっていうのはバレバレでそこまで、(;`Д´)<お゙お゙!お゙お゙!とまではならなかったけど。

あと最後の石のプレゼント。正直あれはヒロインのだけで良かったんじゃないかと。他の兄弟の分は端折っても問題なかったかなって。

汐路役の原菜乃華ちゃん。なかなか良かったです。内に秘めた闇を隠して大げさに芝居をする芝居が、なんともいえず物悲しさに包まれていて、哀愁もあり健気さもあり、ヒロイン汐路そのものでした。ほんと、素晴らしかったです。

自分の才能に気付いて夢を諦めた汐路に、気付いたってことはそれは上達するチャンスなんですって整くん言ってたけど、そういう自分も色々な夢、才能ないからって全部諦めちゃってたからあの台詞はものすごく刺さりました。もっと早く整くんに出会えてたら...(^_^;)

最後に我路くんの所に1枚の写真が届くけれど、汐路ちゃんがマフラーを巻いていたのがニクかったですね(*⌒―⌒*)

なかなか良くできた脚本で素晴らしかったんですが、どうしても映画的な感じがしなくて、撮影、編集、照明、音楽、どれもみなテレビ感拭えないので、7点に近い6点ということで。はい。


原作は読んでいないのでわからないけれど最終的には整くんと我路くんの、最終決戦!になるのかな?ドラマにせよ映画にせよ、映像化希望です。はい。非常に観たいです。お願いします。
Dream kerokeroさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2024-11-27 13:34:14)
3.《ネタバレ》 良質な設定と謎解き。犬神家みたいだけど、作品の雰囲気がやさしいので重くない。誰かリアルタイムで死んだっけ?ミスリードされるような配役で、気がきいていたと思うが、もう少し意外性も欲しかった。
ラグさん [インターネット(邦画)] 6点(2024-10-25 18:30:55)
2.前半はかったるさを感じた。謎解きはよくできていた。
海牛大夫さん [インターネット(邦画)] 6点(2024-10-16 23:37:58)
1.《ネタバレ》 かなり期待して初日に観に行ったけど、テレビドラマのほうが面白かった。
おまけに柴咲コウの魅力が1㎜も感じられなかったのがとても残念。
リニアさん [映画館(邦画)] 6点(2023-11-05 20:48:43)
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【点数情報】

Review人数 11人
平均点数 6.91点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
6545.45%
7436.36%
819.09%
900.00%
1019.09%

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