2.《ネタバレ》 前半3分の1ぐらいまではそこそこ怖い 冒頭から脅かしてやる気満々の始まりで、見る方向がわかって見やすい その分リアリティとかは幾分犠牲になるだろうなと思って見たが、案の定わかりやすすぎる 後半からはカメラアングルが切り替わって、背景がカメラの中に入って行くと必ず幽霊が出るみたいな展開が多過ぎて、完全に幽霊がインフレ状態 肝心の携帯着信音も節操無く鳴りまくって、まったく怖く無い 人一人殺すのに何回電話してんだよって思った 終盤にいたっては、幽霊が関係者をいたぶる状況がずっと続いて、幽霊というよりもモンスターぽくなって怖さがかなりダウンする 出て来る幽霊達も、これまでに殺された人達が脈絡無く出るといった感じで、お化け屋敷状態と化す あいかわらず状況を長々とセリフで説明とか、廃炭坑を徘徊する登場人物達も、意味無くバラバラに行動するとか、突然アパートに帰る瀬戸朝香とか(エンディングでその理由が明らかにされるが物語中ではかなりの違和感だ)作り手の都合に合わせた危機が主人公達を襲うのがホラー映画の定番すぎて、続編としては意外な感じがまったく無くてつまらない 前作の繋がりや、解明された事などがまるで無くて、前作の不思議な感じも全くしない 前作の登場人物達が出るのだから、前作の後日譚を印象的に描いてもらいたかった 前回、口にくわえていたあめ玉が石炭とかになるなら、ミステリアスでもなんでもなくて、ただの状況説明ならば無くてもいいだろう なによりも瀬戸朝香があいかわらずの大根振りで、いつもの気が強いヒロインを一歩も出ない演技が退屈だ この人が出るととたんに映画が安っぽくなるな 前作のヒロインとは対照的だ ヒロインの過去とか、冒頭の幼稚園に迎えに来た気持ち悪い親とかが、本筋とは全く関わりが無くて、迷彩にもなっていないのはシナリオの練り具合が悪いとしかいいようが無い ビックリ箱的な映画を作りたいなら続編ホラーである必要が無いのでオリジナルでやったほうがいいだろう