1.《ネタバレ》 これは想定外・・・いい意味で「ごった煮」感。
うろ覚えでありますが、劇中に出てくる小説について、登場人物の一人が「一つ一つの仕掛けは見たことあるが、合わせ技で面白い」的なことを言います。
本作はまさにそのとおりで、個別のサプライズはこれといって新鮮味はありません。
超有名作品のオマージュを連ねているのですが、オマージュというよりは、もはや盗作レベルで逆に潔いくらいです。
近年のミステリー、何も作っても驚かないというハードルが上がっている中、何段階にも連なる仕掛けの妙で、あくまでも”娯楽“としては大健闘と思える作品でした。
上映中のヒット作「ラストマイル」に通ずる(?)ところも何となくお得感・・・これぞシェアード・ユニバース!(嘘です・・・)。