32.漢と漢の魂の繋がり、皮肉な運命、歴史の中で翻弄され埋もれていく人間たちを情熱的に描いておりなかなか楽しめた。 大作らしいセットの素晴らしさなど、映画的な楽しみはたくさんあるが、とりわけラストシーンが印象的。 裏切りや復讐や嫉妬に翻弄され利権を争う人間たちも、長い長い歴史の中では小さな存在であるということを重く感じさせる一方で、ツインタワーの残る映像を見て、時代を経て進歩しているように見えて結局のところ今も根源的には同じような争いが繰り返されていることも暗示されている。 キャストではダニエル・デイ・ルイスが非常に魅力的であった。 【poppo】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-10-08 09:28:01) |
31.《ネタバレ》 ギャング同士の抗争で父親は負けて息子の目の前で殺される。当時少年だった息子は青年になり父親が倒れた地に帰ってくる。復讐の信念は消えておらず、父親の敵討ちの機会をうかがっていた。ついに父の敵に気に入られ近づくことに成功した主人公だったが・・・父親の敵はいかにも荒くれ者で飲んだくれで言うことが大きい。さらに主人公を気に入ったこの男は主人公を手厚く歓迎する。色々なことを1から教える男の姿は父親そのもの。幼くして父親を失った主人公は、父親の敵に近づくほど父親像をみていく。最後のニューヨークの景色はきれいでとても印象に残ります。 【spputn】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-12-17 13:10:51) |
30.《ネタバレ》 名作とは言えないとは思いますが、みんなが言うほど悪い作品ではないと感じました。まずこの映画で一番印象に残ったのはダニエル・デイ=ルイスの情熱的な演技、冒頭から思わず彼の気合いのこもったセリフに圧倒された、5年ぶりとは思えないしブランクを全く感じさせなかった。父の敵であると同時に父の一番の理解者であるブッチャーの存在、そして父がブッチャーにしたように同じようにアムステルダムに情けをかける展開は深いと思った。ラストのニューヨークの街並みと墓とU2の曲が余韻を残し、なぜか憎めないそんな映画だった。 【taka-104】さん [地上波(字幕)] 7点(2007-08-04 03:20:04) |
29.下の人も書いてますがギャングにニューヨークと来りゃスコセッシ。彼ならではのニューヨーク愛とでもいうべき作品でした。映画館でも観たんですが観た時と今でも同じ感想ですね。最後の戦艦からの砲撃はやっぱり嫌いです。9.11事件のせいで結末を変更したそうですが変えないでほしかった。決戦が砲撃のせいで盛り上がりに欠け決戦の時間も短く中途半端に砲弾の破片でブッチャーが死ぬとかここまで燃えまくった俺の血が煮えたぎらないまま鎮火してしまった。 |
28.暴力が支配する世界とは恐ろしい。って言うか、たった百数十年前までは世界中そうだったんだよね。 ダニエル・デイ・ルイスが良い味出していました。 【クロ】さん [地上波(吹替)] 7点(2006-06-01 11:55:59) |
27.あまり自分は好きではないスコセッシ作品の中で意外と好きな作品。 どう感じていいか難しいラスト以外は面白いと思うし、モノ凄い情熱を込めた映画だと感じる。ビルとアムステルダムの関係が様々な想いが重なり面白いと感じる。 アムステルダムにとって、ビルは父の仇であるのと同時に、父の理解者であり、尊敬や畏敬の念を抱くに値する男である。ビルの下で働くのを楽しんでいるかのようであった。ビルの暗殺を食い止めたのは、自分の手で殺したかったのではなく、やはり尊敬から自然とああいう行動に出てしまったのだろう。 一方、ビルにとって、アムステルダムはある意味「息子」のような存在だったのではないかと思う。ビルは息子を望んでいたし、知恵も勇気もあるアムステルダムのことを買っていたのは間違い無い。 アムステルダムによるビル暗殺が失敗に終わってもアムステルダムのことを殺さずに焼印を押しただけにとどめたのも納得ができる。 以前、ビルはヴァロン神父に殺されそうになった時に、恐怖で目をそむけたことがあり、「恥を背負って生きろ」とヴァロンに殺されなかったエピソードが思い出される。それによりビルは目をくり貫いて一回り成長してヴァロンを殺すことができた。自分がされたことを全く同様のことをしたのである。ここでもビルのヴァロンに対する尊敬の気持ちが感じられる。 これにより、アムステルダムは一層、一皮剥けたと思う。父と同様に信念を持ち、同胞をまとめあげるリーダーシップを得れたような気がする。始めてビルと対等の立場にたつことができたのではないか。 恋愛を交えるのは別に悪いとは思わないが、もう少しちゃんとジョニーとの友情なり、ジェニーに対する想いをきっちりと描いておけば効果的なものとなったであろう。ダンスシーンだけで充分とは思えない。 ジェニーは突然ではないがカルフォルニアに行きたいとかトンチンカンなことを言い出すのが不明だ。アムステルダムを止めたいのか何なのか、ボコられて戻ってくるのも中途半端だ。 ラストは軍隊という大きなチカラについて自分なりに感じたものはあったが、スコセッシはどのような意味を込めたんだろうか。 【六本木ソルジャー】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-04-10 02:22:43) (良:1票) |
【花守湖】さん 7点(2004-09-29 20:57:23) |
25.悪くはないと思うんだ。ただちと期待が・・・でかすぎた。ディカプリオが悪いとは言いたくないが、おもしろいのはディカプリオが出てくるまでだな。擁護したいんだよなーダニエルデイルイスが素晴らしすぎるだけに。 【ドレミダーン】さん 7点(2004-07-11 18:05:25) |
24.デカプリオ、マッチョーですね。へーそんな事があったのね、としかとられない恐れもあって微妙な作品かも・・・ |
23.なんか1度見たらもう結構って感じ。思ってたほどおもしろくなかったし妙に話が長かったと思う。 【ooo&eee】さん 7点(2004-03-22 19:30:20) |
|
22.なんか評価低いなあ。ぼくはおもしろかったです。当時のNYの風俗が垣間見れるだけでも。美術がしっかりしてるので、当時の街の空気、匂いまで漂ってくるようです。スコセッシが寄せるNYへの憧憬がよくわかりますね。そして街に流れる音楽が印象的。耳に着いてはなれません。 【ロイ・ニアリー】さん 7点(2003-12-12 22:39:53) |
21.ニューヨークの土に流される血。その民族と宗教の戦いの歴史は、過去のものへと流れてゆくものじゃなくて、今も形を変えながら、繰り返されている・・・皮肉な事に、9.11が、この映画に重たい意味を与えてしまった感じです。ラストショットを見て、何も感じない人は、まずいないでしょうし、それが映画の内容に符合してしまっていて、憂鬱な気分になります。常に勝利を命題に掲げた人々の虚しい世界の映画、ですね・・・。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-12-01 14:29:03) (良:1票) |
20.時代色が濃くなる後半、知識が足りないのでよくわからなかった。キャメロンディアスはかわいいけれど、妙に現代的で浮いていた。 【jami】さん 7点(2003-11-30 16:24:40) |
19.《ネタバレ》 暗殺に失敗したあたりから面白くなってくる。D・D・ルイスばかり評価されているが、ディカプリオもそんなに悪くない。格下感がちゃんと出ていたし。衣装も格好いいし、冬を基調とした大掛かりな映像も殺伐とした雰囲気をよく出していたように思う。映画館の大画面で観たい作品。注意して観ると、ナイフや兎の死骸、傷の入った棍棒など、小道具が伏線になっていて、一見大味ながらも細かいところにも気を配っているのが分かる。 【カタログ】さん 7点(2003-11-18 08:32:38) |
18.《ネタバレ》 19世紀半ばの混沌としたニューヨークが舞台。ダニエル・デイ・ルイス演じるギャング団のボスに父を殺されたレオナルド・ディカプリオが復讐を遂げる・・という単純なストーリーながら、スケールがでかい!映画館の大画面で観るのは、やはり迫力ありました。 クライマックス、遂に復讐!!と盛り上がっていくシーンがなんだかドッカンドッカンで、あいまいにされていたように感じて、ちょっと消化不良ですかね。 ディカプリオを圧倒するくらいダニエル・デイ・ルイスが渋い。 【ムレネコ】さん 7点(2003-11-15 10:33:18) |
17.単なるハリウッド娯楽作品かと思ったら、19世紀半ばの非情な人生、人種差別とか、アメリカの内戦も取り上げた大河映画でした。現代のハリウッドはおバカな娯楽映画だけを作っているのではないとわかってちょっと感心しました。ディカプリオとキャメロン・ディアスは映画を見て貰うための客寄せの役割でしょうか。 【カオナシ3号】さん 7点(2003-11-14 13:48:59) |
16.うん!ほとんど理解できてないのがぶっちゃけてなんだけど・・・それでも全体まるごと好きかなって思えるんですよねー!!見て損しなかったし♪ダニエルデイルイスに釘付けになってしまったし・・。 【こゆ】さん 7点(2003-04-16 23:49:16) |
15.ダニエルデイルイスがカッコよかったので7点。話はう~~ん。別に恋模様とかはいらなかったように思えました。 【しずく】さん 7点(2003-04-10 18:57:04) |
14.オープニングのネイティブ・アメリカンズとデッド・ラビッツの戦いから、人々、衣装、建築物や文化など当時のアメリカをうまく描かれたいたと思うし、特に徴兵暴動はすごかったです。しかし途中までは良かったのですが、ラストにはガッカリしました。それにディカプリオに全く感情移入できませんでした。彼は父の仇であるビル・ザ・ブッチャーに復讐しようとするのですが、徐々にビルに近づき暗殺しようとします。かなり卑怯な奴でディカプリオよりもビル・ザ・ブッチャー役のダニエル・デイ=ルイスに好感が持てます。期待していただけに少しガッカリです。 【センパク】さん 7点(2003-03-24 11:00:59) |
13.もう少し人間関係(気持ちの移り変わり)を丁寧に描けてたら非常に良い映画になったと思います。残念!ディカプリオも脱アイドルで、良くなってきましたね~。 【ぽんこ】さん 7点(2003-03-20 10:19:25) |