3.《ネタバレ》 なんだかね。胸を出したまま電話で話しだすセリーヌ(というよりジュリーデルピー)に脱帽です。女ってあんなものだし、結婚生活ってこんなものだって体全体で表現してくれていました。
前作「ビフォアサンセット」でキスもしないで終わった(まあ、飛行機には乗らなかっただろうなぁとは思っていましたが)2人が結婚して、ジェシーは2人のことを書いた小説のおかげでいっぱしの小説家に一応なっていて、前妻に問題がある分息子には負い目があって、仕事で飛び回っている先で適当に遊んでいて、かたやセリーヌは双子の育児と自分の仕事のことで常に心が沸騰寸前で、こんなはずじゃなかったと思ってもじゃあどんなはずだったのか心もとなくて・・・・。結婚20年の中年女には涙必至の3作目でした。ラスト、迎えに行ったジェシーも、タイムマシン話にのってあげたセリーヌも大人になりましたね。でも、この2人にはいつまでも喧嘩しながら年をとってほしいかな。