10.人種問題の映画かとかってに勘違いしていたが、全く違う。 そういったものを超えて、いい物語はやはりいい、それを認識させてくれる作品。男女差別とかの暗い面はあるものの、何故か前向きなトーンが流れている。 ちょっと長いが観るべき。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-12-17 22:47:25) |
9.《ネタバレ》 冒頭から女という女がこれまた男という男からの抑圧(という2文字では片付けられないほど酷い心身への虐待)を受け続けて、「いやだ、これ以上見るのしんどい…」と思い始めた頃、徐々に抑圧からの開放がわずかながらも続き、エンドロールの頃には涙とともに気持ちいいほどのカタルシスを感じた。人間はどんな苦境でもユーモアがあれば生きていけるとか、自分を愛してくれる存在が何よりの希望だとか、我慢した感情は消えてなくなるわけではなく、心の奥底にマグマのように蓄積されていく(から発散しなきゃダメ)とか、そういう当たり前の事を改めてこれでもかと叩き込まれた。 セリーは何の取柄もない普通の女性と解説にあったけど、料理・裁縫は上手いわ手際はいいわ、整理整頓の天才だわで、私にとっては真似出来ないほど素晴らしすぎる憧れの女性。 【りんす】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-01-22 13:03:26) |
8.《ネタバレ》 監督がスピルバーグと知らずに見た作品。ダニーグローバーはリーサルウェポンシリーズの狂犬を抑える役のイメージが強かったけど、また違ったダニーがみれてよかった。 ストーリーは不幸がずっと続くわけだけど、最後は救われてほっとした。またラストのダニーの遠目で見守る様な表情が印象的で、彼もまた時代の被害者である事がうかがえる。すべて時代のせいには出来ないが、親から子へ、子から孫へ、間違った事を伝える事もあったと思う。ウーピーは彼を受け入れ、また彼も死ぬまで彼女達に謝罪しながら必死で尽くす・・みたいな後日談を想像しながら涙した。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-07-21 14:19:00) |
7.最初の展開でラストは読めるし、さして派手なシーンがあるわけでもありません。その上長い。しかし、どっぷり浸かってしまいました。中盤まで、ゴールドバーグのダンナに対する徹底恭順&献身的&はにかみながらの微笑に違和感を覚えましたが、終盤のタンカでようやく辻褄が合った感じです。それにしても、ミジメなのはダンナなり。実はけっこういいヤツなのにねえ。 【眉山】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-01-23 04:47:30) |
6.平均点低いですね~・・・。私は好きですねーこういうヒューマンドラマ大好きです。黒人社会とかにも興味があったので尚更でした。ウーピーが若い&細い!びっくりです。ひたすらどんな苦難にも耐え続ける女性を演じていて、私が普段見ているウーピーと遠くかけ離れた役柄だったので、驚きの連続でした。後半の30分いいです。特にラストは感動して泣けました~。。涙がスラーっと流れる程度ではなくて、頬の筋肉がこおばるくらいでしたから相当ぐっときてしまったようです。スティーブン・スピルバーグの映画は「A.I」などイマイチな作品も少々ありますが、コレは私にとっては○でした。結構他のたくさんのレビュワーさん達にとってはしっくりこなかったようですが、素直に感動してしまった私にとっては逆にみなさんの辛口コメントはいろいろなシーンの細かい部分を再度考えるチャンスになりました。 【未歩】さん 8点(2004-12-21 02:55:06) |
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5.背景と作品は別のものと考える立場から、スピルバーグが全身からオスカーちょうだいオーラを発し始めたという点を意図的に無視して考えれば、なかなか良くできた佳作であるとは言えるのだが、この映画でトップスターの座に踊り出たその後のウーピー・ゴールドバーグの見苦しいはしゃぎぶりや、スピルバーグのその後の優等生化にうんざりさせられたことを思うにつけ、作品そのものよりもむしろ前後の経緯から否定的な見方しか出来なくなって来ている自分に気づく。原作となったアリス・ウォーカーの小説はまごうことなき傑作であり、映画はそれを完璧とまでは言えないまでも非常に原作に対して誠実に、きちんと一生懸命作られている。アメリカ社会の底辺に暮らし続けて来た黒人たちの生活が実際にはどうだったか、真摯な態度で作られた映画としては周囲の状況がいくらなんでもヒドすぎませんか。この映画で主人公の義理の嫁を演じたオプラ・ウィンフリーは今やアメリカワイドショー界のゴッドマザーだ。ウーピー・ゴールドバーグはハリウッド版女武田鉄也と化してお涙頂戴映画からキツいコメディまで来た役は一つも断らない活躍ぶり。スピルバーグは一作毎にオスカーくれくれと叫び続け、今やオスカー像を増やすためなら家族さえ売り出しかねない勢い。これだけボロクソにけなしておいて8点献上する私も相当イカれているが、映画自体はとにかく非常に良い映画だったし人類にとって必要な映画。実の父親から子供を生まされ、さらに父親ほど年齢の違う見ず知らずの男と無理矢理結婚させられるセリーが、夫の愛人シャグとはぐくんで行く不思議な感情、そこから芽生える自立への希望。こういう時代から100年も経たない現在に生きる全ての女性たちにとって、一度は観ておく価値があると私は考える。いい映画なんだけどなあ。既成概念を捨てないとキツいですね。 【anemone】さん 8点(2003-12-13 00:00:19) (良:1票) |
【虎尾】さん 8点(2003-10-19 17:52:36) |
3.私は初めてウーピーを見たのがこれだからだったんでしょうかね、すべてに素直に感動できた記憶があります。ウーピーのはじけた演技を見慣れた人にとっては、苦痛が余計大きいのかも。これから見る人は、社会派の映画を見たいナーと思ったときに、なるべく先入観を持たないようにしてから見るといいんじゃないかな。ハッとするような映像が幾つもあって、さすがにスピルバーグだなあと思った記憶があります。賞ほしさに作った映画、という評価自体はわからないわけではないけれど、映画人だったら、アカデミー賞をほしいのは、特にスピルバーグがほしかったのは、当然過ぎるほど当然でしょ? そんなことでイチャモンつけられる彼は、はっきり言って気の毒です。 追記:小学生だった息子と一緒に初めて観て以来、今日久方ぶりにたまたま見始めたとき、隣にいたのが、またもや息子。今や25歳です。内容を私以上に覚えていていたたまれなくなったのか、途中で彼は退場しました。こんなに重いものを無理やり(?)小学生に見せる親って、今思えば私だっていかがなものかと思っちゃいますが、映画というものは一見難しいものでは?と思ったって子供にも理解できるってことですよね・・。改めて思いましたが、優れた作品です。息子曰く、「これ以降のこのオバサンの映画はいらねえ」ですと。ウーピーのベストアクトだと言いたいらしい。インタビューで、これのヒットによって娘とのあいだに大きな溝ができてしまった、というようなことを言っていたウーピーを知っている私はちょっと複雑な気持ち・・。 【おばちゃん】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2003-06-20 20:44:21) |
2.原作の方が良かったですが、ウーピーが演じたお陰で辛い立場ながらの主人公のどこかに底力が眠ってる感じが出てました。今は司会者で活躍しているオプラを見れるのが見所じゃないでしょうか。オプラも光ってました! 【こがね】さん 8点(2003-05-30 23:33:22) |
1.因果応酬。人間を人間扱いできない人は、最後は人間扱いされなくなる。差別、偏見もうあってはならない。 【色即是空】さん 8点(2001-03-25 17:48:03) |