81.《ネタバレ》 おっもしれぇええええ!SABU監督の作品は以前「弾丸ランナー」を見て、特に面白いとは思わなかったんですが、どこか心に引っかかる作品でした。そのシコリとここでの高評価から借りてみた「ポストマン・ブルース」ですが、これがものの見事に大ハマリですよ!もう初っ端の「んなもん頼んでねーんだよ ガチャ」の時点で大爆笑してたからね。映像の雰囲気としては全体的に古い刑事モノっぽくて、なんか薄汚く黄ばんでそうっつーか、全然カッコつけてないのがよくわかる。それなのにこのたぎるようなカッコ良さは何なんだ!矛盾してるじゃねーか!言ってみれば、流川君みたいなスタイリッシュなカッコ良さじゃないんだな。赤木だ。赤木キャプテン的なカッコよさだ、お前は。泥にまみれたB級テイストのノリと笑いで突っ走るポストマンの姿にすっかり画面釘付け状態。そーしてる内にストーリーはどんどん膨れ上がり、おいおいコレどうやってまとめるの?ってなところまで行きつきつつ、どんでん返しで無理やりハッピーエンド!ん?これどんでん返しって言うの?言わないよな、言わねーよ。それでも、誰が何と言おうとハッピーエンド。すげーよSABU監督、あんた漢だぜ。惚れた。 【コバ香具師】さん 9点(2004-08-17 06:09:35) (良:2票) |
80.《ネタバレ》 本物の銃に込められたものは「殺意」、水鉄砲に込められたものは「思い出」。そのふたつを仕舞い込み、死に向き合う殺し屋、滑稽な偶然に翻弄されるヤクザ、運命のいたずらに人生を狂わされたことに気付かないまま死への道をひた走る郵便局員、その先に見据えていたものは、ただ死に逝く者への情愛。喜・怒・哀・楽・生・死、まさに「ドラマをドラマたらしめる要素」の全てがこの一本に集約されている。 色々な要素を詰め込むと、たいがい「どっちつかず」で中途半端な作品になってしまう場合が多いが、不思議とこの作品は各要素が持ち味を殺すことなく、ドラマ演出を相乗効果的に盛り上げる結果になっている。中盤辺りの「殺し屋の選考会」のシーンまでは、「また、ふざけ半分の作品か」と思ったが、後半に行くに従って高まっていくテンションに、次第に釘付けになってしまった。これだけ最後がどうなるか気になった作品は久しぶり。 「偶然」と「必然」、「生」と「死」、「滑稽さ」と「真剣さ」、「笑い」と「悲しみ」、すべての事象はまさに表裏一体の関係のもとに意味を持つもの。ラストの「死に逝く者たちが得る平穏」が、最もそれを象徴している。登場人物達の「必死さ」と「滑稽さ」が入り混じる生き様は、まさに現実に生きている我々の人生そのものである。この作品こそ、喜怒哀楽生死のすべてがつまった「人生」を象徴的かつ風刺的に描いた「真のバカ映画」である。 【FSS】さん 8点(2004-06-04 06:25:43) (良:2票) |
79.《ネタバレ》 郵便屋の仕事の単調さを描いた前半は、これからの展開に期待をさせて良かったものの、コミカルな刑事達が登場した辺りから、段々、この映画そのものが鬱陶しくなってきた。 刑事達の登場は端役なら何とか辛抱できたかもしれないが、後半に行くに従ってどんどん物語の中心に出てくるもんだから、いよいよもってストレスが爆発。 しかも、中途半端に長い。 刑事達が悪ノリする後半が、とにかく長く感じた。 全体的に安っぽい邦画という印象。 そして、自分には到底合わないシニカルな笑い。 「邦画は安っぽい」というイメージを増長する、A級戦犯的な作品。 【にじばぶ】さん [ビデオ(邦画)] 0点(2009-09-14 02:40:12) (良:1票) |
78.《ネタバレ》 あらすじをザッと読んだ限りでは、荒唐無稽なストーリーだけが売りの奇を衒った演出の日本映画かと思ったのですが、実際に観てみると「よくもまぁ、これだけ上手いこと話が繋がるもんだな」と驚いて感心してしまいました。作品全体のテンポは極めて良く、物語のスピーディーな展開にはガイ・リッチーの犯罪映画にあるような小気味良さが感じられます。特に"全国殺し屋選手権"のシーンは傑作。終盤は「ちょっと人が死にすぎじゃない?」とも思ったけど、まさかラストへの伏線だったとは…。明らかに非現実的なんだけど、やけにリアルなところもあってこの映画、完全にやられてしまいました。参りました! 【かんたーた】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-09-14 19:08:18) (良:1票) |
77.《ネタバレ》 あまり面白くなかった。点数が高かったので見たけど、期待していたほどではなかった。期待しすぎたかな?まず、警察があほすぎる。切られた小指だけでばらばら殺人と判断する警察はいない。確たる証拠もそろっていないのに、殺人犯だと決め付けたり、狙撃したりする低脳ぶりには、映画ながら「ありえない」と興冷めしてしてしまった。かなりこじつけと思われる部分が目に付いた。中盤の警察が出てきたあたりから、ありえない展開だったので、引き込まれなかった。冷めた目で見てしまった。 ただ、遠山景織子はすごく美しかった。きれいではなくて美しいって感じだった。遠山景織子の切なさのある美しさに5点献上。あと、魚屋の帽子が{2046}だったのは、ウォンカーウェイなのかな? 【MARTEL1906】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-04-14 01:31:14) (笑:1票) |
76.《ネタバレ》 指に張り付いていた「不」の字が個人的にハイライトで、 後はずっと単調で不自然でのめりこめない映画という印象でした。 戦犯は堀部圭亮を筆頭とした役者陣の大根っぷりで、 演技の下手さがこの映画のチープさに拍車をかけてんじゃないかと思いました。 是非見たいと思ってたのに機会に恵まれなくて、10年越しくらいにやっと見れた映画だったので、 この自分との合わなさは落胆の度合いも大きかったです。 【池田屋DIY】さん [インターネット(邦画)] 5点(2024-03-20 20:12:07) |
【紫電】さん [DVD(邦画)] 8点(2022-02-08 21:52:15) |
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73.《ネタバレ》 的外れな推理で警察の捜査が迷走、とんでもない濡れ衣で追われる郵便局員。 勘違いとすれ違いが巻き起こす喜劇だが、リアリティなどクソ喰らえとばかりにマンガチックにぶっ飛ばすおバカコメディ。 警察がマヌケすぎてサスペンス性はなく、コントを見ているようではある。 単調すぎる仕事に嫌気がさすのはわかるが、郵便物を届けずに勝手に開封するというのは、実際に時折りニュースで見かけて不快になる事件だけに主人公への共感を損なう。 二人が手をつないで結ばれるラストは、ファンタジーっぽくて良かった。 【飛鳥】さん [ビデオ(邦画)] 5点(2013-06-12 00:26:47) |
72.サブ監督の走る映画に飽きた感はあったが、これはちょっと泣ける話だった。 【afoijw】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-01-04 03:07:02) |
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71.《ネタバレ》 出だしの部分はかなりいい感じで、これは期待できるなと思いましたが、まったくダメでした。「勘違いから犯罪者にされてしまい、どんどんエスカレートしていく」というコンセプトは好きなんですが、人間の反応にことごとくリアリティや必然性がなく、単なるペープサートになってしまってます。あと、プロットがうまくかみ合っていませんね。ストーリーだけでもしっかりつくれば、見れるものになったかも・・。堤真一はやはりうまく、遠山景織子はやはりかわいい。その二つに3点。 【コウモリ】さん [インターネット(字幕)] 3点(2011-10-03 14:04:34) |
70.ラストはうるっときたが、それ以外はそれほど面白くなかった。というよりポストマンとしての倫理観を問われるシーンがあるので不快になった。全国のポストマンに対して失礼な内容に思えてしょうがない。 【きーとん】さん [DVD(邦画)] 4点(2010-09-23 02:10:29) |
69.これは面白かった。 丁寧な脚本の組み立てで最後まで飽きない。 まだまだ邦画も捨てたもんじゃないと感心した。 極力アクションシーンを抑えながら、平凡な郵便局員の日常が暴走していく様はお見事。 警察側の勘違いがエスカレートしていくにしたがって、観客の笑いも加速していくという仕掛けが秀逸。 見終わったあとに「すっきり爽やかな気分」とはいかないけれど、映画が持つエンターテインメントの奥深さを垣間見れて、すっかり得した気分になった。 【mhiro】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2010-07-10 00:14:31) |
68.いやぁ~、かなりオモシロイ映画ですね。主役・脇役、それぞれ輝いてます。「ありえねぇ」具合も、この映画を調和させるギリギリの範囲に収まっているように感じられ、うまく出来ていると思いました。 |
67.ところどころ笑えるシーンはあるのだが、コメディにしてもあり得ない展開が多くて、いまひとつ入り込むことができなかった。 【茶畑】さん [DVD(邦画)] 5点(2008-05-06 23:17:22) |
66.面白いんだけど、なんだろう。さんざん馬鹿げたギャグで押しといて、最後にホロリとさせるのはちょっと反則。というか、非常に観ていて居心地が悪い。また、『レオン』や『恋する惑星』のパロディはいかにも時代を感じさせます。大杉漣は良かった。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 6点(2008-04-02 11:21:49) |
65.面白い要素が、たくさん絡んでいただけに、最後にドカーンと欲しかった。 【Yoshi】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2008-03-23 11:27:02) |
64.面白い!!!!ラブロマンス、男の友情、ハードボイルド、任侠、刑事ものサスペンス、レース、全てのおいしいとこどりで、全体的にはコメディ。笑えるし、腹が立つし、泣ける。 緩やかに伏線を散りばめる前半から、なだらかな右肩上がりを見せて、いつの間にか手に汗を握っています。 芝居がかったシリアスでアホなセリフ回しと、躍動感溢れる印象的な映像。映画はこうでなくっちゃ。キャストも皆、一心にアホやってて素晴らしい。満腹です。邦画で3本の指に入るお気に入り映画です。 【すべから】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2008-02-28 14:45:33) |
63.《ネタバレ》 面白かった。最後のdirect by SUBUと出る瞬間に9点献上。殺し屋ジョー、大好きだー。ラストの自転車シーン、追ってきた二人の荷台に何かしら載ってたのが笑えた。あと、マイナスの一点は警察は証拠品(指)押収しないでマスコミ公表してもいいのかよっ、てところが気になったので。 【みことtea】さん [ビデオ(邦画)] 9点(2008-02-12 22:02:33) |
62.《ネタバレ》 いつか観たいなと思っていながら機会に恵まれず、やっと観ることができました。 コメディー・パロディー・アクション等々いろいろな要素が詰まっていて軽快で楽しくそして最後はじんわりとした映画でした。 警察の思い込みに端を発し、主人公を中心に展開する日常の中の非日常的な出来事がおかしく、またユニークなキャラの面々を取り巻くエピソードも秀逸です。 特にストーリーの中盤からテンポが上がる中で「このように展開してしまって、映画の落としどころはどうなる・・・」と一人でどきどきして、久し振りにエンディングを期待させる邦画に出会いました。 緑の制服と赤のマフラーそして堤真一の笑顔、遠山景織子の清楚な眼差しが印象に残 ってます。このような映画はミニシアター系の劇場で観るともっとその価値を感じることができたかもと思います。 【たくみ】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2008-01-13 20:41:39) |