検察側の罪人のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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検察側の罪人

[ケンサツガワノザイニン]
2018年上映時間:123分
平均点:5.16 / 10(Review 25人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-08-24)
公開終了日(2019-02-20)
ドラマサスペンス法廷ものミステリー小説の映画化
新規登録(2018-05-24)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-08-27)【イニシャルK】さん
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監督原田眞人
キャスト木村拓哉(男優)最上毅
二宮和也(男優)沖野啓一郎
吉高由里子(女優)橘沙穂
平岳大(男優)丹野和樹
大倉孝二(男優)弓岡嗣郎
八嶋智人(男優)小田島誠司
大場泰正(男優)前川直之
音尾琢真(男優)千鳥
矢島健一(男優)高島
キムラ緑子(女優)桜子
芦名星(女優)運び屋の女
山崎紘菜(女優)最上奈々子
松重豊(男優)諏訪部利成
山崎努(男優)白川雄馬
真魚(女優)
酒向芳(男優)
田中美央(男優)小池孝昭
原作雫井脩介「検察側の罪人」(文春文庫刊)
脚本原田眞人
音楽富貴晴美
撮影柴主高秀
製作市川南〔製作〕
東宝
ジェイ・ストーム
東宝映画(製作プロダクション)
プロデューサー山内章弘(エグゼクティブプロデューサー)
鍋島壽夫(協力プロデューサー)
配給東宝
特撮オダイッセイ(VFXスーパーバイザー)
美術福澤勝広
赤松陽構造(タイトルデザイン)
衣装宮本まさ江(衣裳)
編集原田遊人
録音鶴巻仁
柴崎憲治(音響効果)
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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12
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25.《ネタバレ》 まずアガサ・クリスティの「検察側の証人」が浮かびまして、「おぉーやられた~~」と心地よく騙されるのかと思ったら・・・
ナンダコレ、めっちゃ軽い娯楽作品でした。キムタクはキムタクのままで二宮和也も含め頭のキレる検察官には見えません!!
スタイリッシュに描きたかったのかどうかしらないけど、あのセリフ回しがイライラするし、おまけに早口なので何言ってるかきちんと聞き取れません。だからなのかアマプラでは日本語字幕入りとして配信してますね。
なんだろう、なんか見るもの全部がしっくりこなくて落ち着かないんです。
で、直接絡んでこない人物なのに突拍子もなくヘンな人が意味なく多すぎです。

内容なんですが、最上があそこまで危険をおかすほどの根拠が全く見えません、説得力が皆無なんです。
学生時代世話になった下宿屋の娘が最上にとってどのようなどれほどの存在なのか語られてませんよね。
起訴できなかったことに対する怒りってことなんですかね。
そうなら検察官としてどうなんですかね?闇の人間とも持ちつ持たれつな関係ですし、
「もう検察官辞めればいいのに、ラストで辞めろよ」と後半からずっと思ってました。
そして吉高由里子はなんであんな重そうなボブヘアにされたのか疑問。
本作と「藁の楯」どっちにもかつての仕置人山崎努が出てるのね。
envyさん [インターネット(邦画)] 3点(2022-04-24 23:29:05)
24.《ネタバレ》 うーん…仕事において「優先順位」って、結構ナニよりも大事だったりしますよね……

そこかしこまで行き届いてシャレオツな画づくりだとか、役者の演技にしても(主演2人も含めて)決して悪くはなかったとも思うのです。ただ如何せん、本筋のサスペンスとしてのお話の内容がまずは薄っぺら過ぎます。特に、中盤以降で最上が犯した2件の殺人はあまりに短絡的とゆーか、少なくとも「してやられた!」とか「鮮やか!」とかいうサスペンス的な醍醐味には全く為り得ないバカっぽさでしたよね。正直、これは起承転結でいったら「転」のエピソードですよ(=つまり、この感情移入が難しいホドに馬鹿げた犯行を主人公が見事に暴く結末こそを我々鑑賞者は希うのであって、ソレに答えるのがサスペンス映画の務めではないか、と)。

そしてこの通り後半は内容の酷さも然ることながら、また駆け足&テキトー&無駄っぷりもとにかくま~酷いのですよね(=正直、残り30分くらいまでにはもう2点は付けても好いかと思ってたのですが)。取りも直さずソレは、まず前半でキムタクが如何にカッコ好いかを描くことに注力し過ぎて結果「起承」まで話が進むのに1時間以上掛かっているコト、そしてコレもとにかく登場人物が(本当に無駄に)多すぎるというコト。ラスト付近は「寄り道」のエピソードもマジで要らないモンばっかでしたね~キムタクの「誕生日」の話とか、ニノと吉高由里子のセックスだとか、あと議員の葬式あたりは完全にブラック・コメディですし…(重ねて、他にやるべきコトが幾らでも在っただろと)…こんなコトは言いたくないのですケド、所謂「ダメな(大作)邦画」の見本の様な作品にも思えましたかね(見てくれがちょっと「ゴージャス」なダケ、という)。

今一度言わせて貰うなら、主演2人についても演技自体は別に悪くなかったと思います。キムタクは単独でも大いに客を呼べる役者なのですから、ゆーて彼のカッコ好さをメインディッシュに映画を撮るってのはコンセプトとしては決して間違いではない…とも思ったりね。でも、それにしたって後半は(前述どおり)彼とてカッコ悪過ぎ・アホ過ぎで、逆によくこんなダサい男をキムタクが演り切ってくれたな…とすら思うレベルでして。二宮クンは、中盤で一発ブチ切れる(+前述どおり吉高由里子とセックスする)以外は、実は特にナニもやってなかった…とも思いましたが、まァ~やっぱ(ダブル主演の片割れの)彼すらもそーいう「ぞんざいな」扱いだってのが、本作のバランスの悪さの証左…とも思えますですね。。

正直、近年の邦画では(個人的には)コレもワーストクラスですね。
Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 3点(2022-04-16 23:26:58)
23.《ネタバレ》 なんだか大風呂敷広げた割には『なんじゃそりゃ』って感じで惜しかったなぁ。
木村拓哉さん二宮和也さん吉高由里子さん演技の熱量も相まって、面白くなりそうだと思ったら、まー杜撰なこと。狂った道を突き進む最上を際立たせたかったのか?いや、それにしても証拠品やら目撃者やら共犯者(見張り)やらの状況に対して、あまりにテキトーな暴走でしたね。
積年の恨みをもった相手を裁く(それも死刑にする)ために本星を拉致って殺すとか、頭のいい人のすることはよくわかりません。
登場人物のだれかに思いを馳せようとしても、なんだか頼りない、そんな印象がこの作品の観賞後感に繋がったのかもしれません。
ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-02-19 06:44:07)
22.未読ですが原作とは違うエンディングだそうで、私は観客にゆだねる方もよかったのではないかと考えています。
演技論は詳しい方に任せるとして、鬼気迫るものを感じましたし、引き込まれました。白骨街道は法や国務の道を突き進む者が抜け出せないことへの執着、の喩えのように取りました。千鳥の側や、「便利屋」の側にしても、一度入ったらなかなか…でしょうか
(酒匂芳さんは登録申請しました。2020.12.28)
HRM36さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2020-12-28 14:10:33)
21.話がわかりにくいと思ってみていたら、どんどんおかしな話になってきて、なんだよこれはという感じで終わる。役者はみんな熱演していたし、丁寧な絵作りがされた演出だと思う。とにかく脚本が悪い。
ブッキングパパさん [インターネット(邦画)] 3点(2020-07-13 14:02:22)
20.《ネタバレ》 ①中心犯人「松倉」役の酒向芳さん(さこうよし・・・本サイト登録なし)すごかった。。。主役二人を余裕で「食って」ましたね。②松重さん演じるブローカー(諏訪部)がよかった、演技力が高いさすがです③木村さん、この役をよくお引き受けになられましたね。新境地に挑戦、ですかね。④二宮さん なかなか良かった尋問シーン迫力あった、あと自動二輪免許持ってたのねちょっと意外(そこかw)  と、いいところはこんなとこ、かな?見る側の集中力を削ぐようないらないと思われるお話が多くて+意味不明な場面がいっぱい  八嶋さん演じる松倉側弁護士の事務所 あんな事務所の弁護士いないでしょ(苦笑)変なとこに変なエネルギーを使ってる気が…おもろいけどw  なかなか深い意味のある内容の作品になりそうだっただけに何か惜しい そんな印象が残るものでゴザイマシタ
Kanameさん [インターネット(邦画)] 3点(2020-05-20 11:40:12)
19.原作未読。
伏線が回収されないまま、エンディングを迎えてしまい消化不良を起こしています。
原作の問題なのか、2時間に収めようとした結果なのかはわかりませんが・・・
あきぴー@武蔵国さん [DVD(邦画)] 4点(2020-05-07 22:55:25)
18.《ネタバレ》 二宮和也は乱暴な言葉使いが合う。脅しているシーンとか迫力があった。ストーリーも中盤までは何が起こるか見応えがあったが、終盤は消化不良です。「インパール作戦」もしっかり回収して欲しかった。最後のメモやら、宗教ダンスやら、潜入記者のきっかけやら気が散るところが多いかと。原作にはわかりやすく書かれているのだろうかと観ながら感じてしまった。
ラグさん [インターネット(邦画)] 5点(2020-04-26 03:24:16)
17.演者はいい味を出しているんだが、いかんせん脚本が。2つのストーリーが交錯しているが、どちらも結局中途半端。キムタクの家庭の話とか、インパールとか、新興宗教とか、ともかく中途半端。原作は面白いんでしょうが。最近、オリジナル脚本の日本映画が観られなくなった気がします。
木村一号さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2020-02-24 14:38:47)
16.《ネタバレ》 裁きたいけど裁けない。
よし、じゃあ真犯人を殺してしまって証拠を捏造してしまえ。
真犯人があちこちでゲロってるのにそんなんが上手くいくわけないじゃんねぇ。
昔の犯人憎しでこうなっちゃったりするもんだろうか??
最後の沖野の叫びもよくわからんかった、、、

でもまぁそこそこ楽しめた。
あきちゃさん [DVD(邦画)] 5点(2019-08-09 11:48:50)
15.《ネタバレ》 法で裁けない罪人を私刑に処すという考え方自体は(それが許されるかどうかは別にして)理解出来ます。『必殺仕事人』制度。いわゆる主水スタイルですね。本作の場合も、口パッツ男・松重がかつて犯した罪を告白した時点で、仕事人に任せれば良かったワケです。主人公には裏社会へのコネもありました。しかし、彼はそれを良しとせず、別件の罪を着せてまで司法の力でヤツを裁くことに拘りました。何故でしょうか。ただ殺すのでは生ぬるい?それも確かにあるでしょう。しかしそれ以上に、自らの力(検察官の立場)で憎い奴に鉄槌を下すことに魅力を感じたのでしょう。何の事は無い。単に公権力を使った私刑です。この場合、困るのは現在捜査中の事件の犯人の処遇。そうだ、こちらの事件の犯人は俺が殺しちゃおう。有力容疑者が消えれば松重を犯人に仕立て上げられるし、真犯人にも罰を与えられる。一石二鳥じゃん、と。傍からみれば無茶苦茶な理論です。公私混同もいいところ。検察官が持つスペシャルな権力と「正義」という魅惑的な概念が、主人公を狂わせたと考えられます。実はこれ、誰の身の上にも起こり得る事象です。『業務上横領』が発生する構造と同じ。“慣れ”とは本当に怖いことです。ですからドラマの肝は、主人公が“超えてはならぬ一線を超える心理経過”にあったワケですが、物語上の処理は実に淡泊で、あれよあれよと言う間に主人公は罪を重ねていきます。残念ながら物足りません。これは“既に主人公が壊れていた証”とも言えますが、置いてけぼりを食らった感覚は拭えません。何気にスゴイと思うのは、木村拓哉の代表作『HERO』久利生公平のイメージをスポイルする可能性がある本作を、キムタクが引き受けたということ。一昔前の映画俳優なら絶対にNGだったでしょう。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-06-30 21:17:11)
14.《ネタバレ》 途中までは結構楽しめましたよ。どんなオチが待って居るのだろうか。。と。
しかし吉高由里子と二宮くんがおかしな恰好で絡み合った後から急激に失速。
なんじゃこりゃ演出ばかり(笑)
後半キムタクと二宮くんのバチバチの正義の闘いとやらが描かれるとばかり思って居たものでね。
単純な復讐の話をわざわざ政治を絡めて小難しく見せる為に使ってるだけと言うのも
何ともアホくさいというか。脚本の力量の無さをへんてこな演出で誤魔化して良い映画ぶってもダメよ(笑)
デミトリさん [DVD(邦画)] 4点(2019-06-23 15:47:54)
13.《ネタバレ》 観応えあって、面白かった。
原田監督の洗練された社会派ドラマ。
「バウンス」や「金融腐蝕」で期待された監督だけど、ここんとこ大人しかった!?
でも久々の原田監督らしさというか・・

やはり社会派をこの人くらいスタイリッシュに
面白く描ける人は中々いない。
期待してますよ~。

それにしてもキムタクは犯人役の方がいい味出すと思います。
トントさん [DVD(邦画)] 8点(2019-05-18 20:35:55)
12.原田眞人監督、相変わらず、映画人としてのスキルが、ハンパなくレベルが高い! 大人の演出、カメラワーク、カット、編集、どれもこれも一級品! 「関ヶ原」はコケちゃったけど、現代劇、ヒューマンドラマを撮らせたら、やっぱ上手いですね~ すばらしい! ただ 物語として残念だったのが、〇〇のところ..原作があるから仕方ないのだろうけど..観ていて 一気に冷めてしまった..最上毅 の闇の部分を最初からチラつかせないと、〇〇のところだけ浮いてしまう..そこを変えるか、もっと上手く処理(料理)してほしかった..秀作に近い出来だっただけに、もったいない...
コナンが一番さん [DVD(邦画)] 7点(2019-05-03 15:22:26)
11.《ネタバレ》 もっと検察権力とか、構造的な組織悪とかの話かと思いきや、ただの犯罪を犯した検察官の話じゃないか。
物語は途中までとても興味深く面白かったのだが。
ある殺人事件の容疑者は、かつての少女殺人の犯人であることが明白ながら起訴できなかった男。今度こそ立件すると張り切る検察だが、今回の事件としての真犯人が現れてしまう。ちょっと単純だが、さてどうしましょ?という話なのだが、これにキムタク氏の復讐話が絡んできて、結局しょうもない復讐譚に落ちてしまう。検察のエライ人なのに、犯行の準備金の引き出しを目撃されたり、かなりマヌケ。二宮君も検察官だったんなら弁護士になれるんでしょう?自分で闘えよ。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 5点(2019-05-01 20:32:36)
10.上司の説くストーリーに疑問をもつ葛藤はよかったです・・・が終わり方が気持ち悪いので不完全燃焼って感じです。
吉高と二宮のベッドシーンのあの恰好は笑った。
へまちさん [ブルーレイ(邦画)] 6点(2019-03-25 19:18:13)
9.《ネタバレ》 前半は緊張感もあって、それなりにサスペンスとして見応えがあった。特に二宮演じる若手検事の尋問シーンは鬼気迫るものがある。
しかし、後半は一転ジャンルが変わったのかと思うほどギャグのような展開。一線を超えるっていうのは、憎い人間を犯人として糾弾するために証拠を偽造するとかかと思ってたけど、違うと分かってる奴を犯人に仕立てあげるために真犯人を殺すとかもう滅茶苦茶。
謎ダンスなど思わせぶりで意味のないシーンも多く、政治絡みの話もいらない。無駄なストーリーを省けば、本筋をもっと丁寧に描くことができたと思う。
アクアマリンさん [映画館(邦画)] 3点(2018-12-01 00:52:50)
8.《ネタバレ》 予告編に騙された1作。原作未読であったため、検察官同士の信念を掛けた熱い法廷バトルを期待していたのだが。。。
木村拓哉はこれまでの木村拓哉色を出さないように、背伸びして大人の男を演じたのだろうが、やっぱり下手くそだなぁと感じた。二宮はそれなりだが、なんか小物感をぬぐえず、とても仕事ができる男という感じではなかった。そのためか、2人の検察官のバチバチのバトルは肩透かし。

また、この映画はいらないシーンが多々ある。
例えば、橘とのラブシーンはいらない。それにあれは何十年前の演出なのよ。サービスシーンとしてインサートするなら、それなりのサービスカットがないとね。インパール作戦の話もジャマで、そのたびに話の流れが止まりテンポが良くない。ストーリに絡まないギャベルを集めているシーンとお寺のシーンもいらない。衆議院議員丹野との絡みもいらない。ただし、実は2人には肉体関係があって、それで最上が奥さんと不仲という事であれば必要かもしれないが。。。ラストにハーモニカを握って2階の窓から沖野を見る最上の行動も意味不明。沖野に投げつけるのを自重?

それから、この映画のラストの沖野の慟哭が意味不明で堪らず原作を読んだ。
その上で再度この映画を振り返ると、あの慟哭は沖野の抑えきれない感情が溢れ出した結果であり、その時その場所で傍に寄り添っていた人がいて、読み手も納得できるものがあり、この映画での沖野の叫びは、子供のカンシャクと同じレベルでしかなく、必要がないものだと感じた。慟哭を原作の肝と感じ、外してはこの物語が語れないと思うのであれば、ラストをあのシチュエーションにしたことには無理がある。
また、最上が妻と娘と不仲であることも、ラストの最上との絡みで活きてくる話であり、その場面を描かないこの映画では不要で余計なシーンでしかない。最上が地位、家庭を捨てて、また娘を犯罪者の娘にしてまで一線を越える意味も全く分からないし伝わって来ない。なぜ彼女(久住)のためにそこまでするのか?不要なシーンをカットして、もっと必要なシーンを描けていれば良かったのにと思う。原作がある作品(特に長編作品)は、エピソードをきっちりと取捨選択していかなければ、2時間ではとても描けないが、この映画は取捨選択するものを間違えた上に、誰かに忖度した結果がもたらした残念な映画である。
ラストも含めて原作通りである必要はないが(別物にするのはNG)、原作をアレンジするのであれば、全体を通して一貫した思想で行わないと、中途半端な事をすると原作の伝えたいことが失われてしまい、何とも締まらない作品となってしまう。本映画がつまらないのは役者の力不足もあるが、潔くない脚本が原因であることも間違いないと感じている。
リニアさん [映画館(邦画)] 3点(2018-09-29 17:21:44)(良:1票)
7. よくできた話だが、よくわからない部分がたくさんある。
 それらがうまく全体としてつながらないまま終わってしまった。
海牛大夫さん [映画館(邦画)] 6点(2018-09-23 23:15:29)
6.《ネタバレ》 俳優人生の分岐点を迎えている木村拓哉が、新境地を開くべく力を込めた演技を見せている。
その“熱演”そのものに対しては時代を築き上げてきたアイドルとしての、俳優としてのプライドを感じたし、これからの出演作にも期待したいと思わせた。
が、同時に、役作りの上で力を入れすぎているようにも感じ、木村拓哉演じる主人公が、映画世界の中で空回りしているようにも見えた。
対する二宮和也が、映画俳優として軽やかな立ち回りと芸達者ぶりを見せるだけに、余計に、木村拓哉の必死さが硬さとなって滲み出ていたようにも思える。
同事務所の後輩との「競演」がプレッシャーになったとは言わないけれど、少なくとも「映画」という舞台においては、先輩後輩の立場を逆転させてしまうくらいの「経験値」の差が露呈してしまっていることは否めない。

映画としては、十分に面白みのある映画だったと思う。
ただ、木村拓哉の主演映画として「無理」なことかもしれないが、彼の出演シーンはもっと少なくてよかった。
それは映画俳優としての演技が他の俳優と比較して拙いからではない。もっと少ないシーンでも彼は主人公として存在感を放てたと思うからだ。
歳をとろうが、SMAPが無くなろうが、木村拓哉は木村拓哉であり、この国のスターである。
そのスター性を映画俳優としてどう生かしていくのか、そのことを木村拓哉本人がもっと正確に理解し、表現する必要があるのではないかと思う。

前述の通り、木村拓哉の演技は決して悪かった訳ではない。
しかし、あのような役どころであるのならば、もっと最後の最後まで主人公の「真意」と「罪」をひた隠しにしたストーリーテリングだった方が、彼の存在感が特別なものになったのではないかと思う。
木村拓哉と二宮和也の両者のファンに対する不必要な目配せがあったのかもしれないが、二人の描写が同等の分量で構成されているので、この映画のストーリーが追い求めるべきテーマ性がぼやけてしまっているように感じた。
ストーリーの軸としては二宮和也を据えて、彼の役どころを主人公然として話運びをすればよかったのだと思う。
そして、新米検事からも観客からも「完全無欠」に見えていた男が、最後の最後で見事に汚れ、堕ちる様を見せてくれたならば、どんなにニノが場馴れしたいい演技を見せようとも、この映画は“キムタクの映画”になっただろう。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 7点(2018-09-20 14:56:04)
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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 5.16点
000.00%
100.00%
200.00%
3624.00%
4312.00%
5624.00%
6416.00%
7416.00%
814.00%
914.00%
1000.00%

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