18.最初は主人公同様、父親の過去の真実が知りたいと思ったが、最期にはどうでもよくなった。父の人生の何が嘘で、何が本当かを知る、それが父親を理解することだと信じた主人公が、最期に知ったもの。どれが嘘で、どれが本当かなんてどうでもいい。ただそこに父親が在り、その人生に多くの人々が交わり、そして共に幸せを分かち合った。精一杯に自分と人々の幸せを祈って生き、人々に惜しまれて去った充実した人生があっただけ、それこそが全てで、それで十分なのだ。人生というものの、なんと面白いことか、それを息子に伝えたい一心で、父親は誇張した思い出を語ったんだろう。自分そのまま、幸せで豊かな人生を息子に生きてほしい、心から純粋に、そう願ったに違いない。そうして創りあげた幻想的な思い出の数々も父親にとっては立派な自分の人生の一部。たとえ奇人と呼ばれたって、人の幸せを祈り、人に愛される一生は、素晴らしい。出来ることなら、こんな素敵な最期で一生を終われたなら。嫌味もなく、純粋にそう思える映画だった。 【six-coin】さん 8点(2004-05-18 03:09:58) (良:1票) |
17.ほぉ、、、すごい高評価ですね。僕も泣いてしまいました。ラストの葬式で。だけどそんなに高い点数をつける気になれない、、なんでだろう、、、、もしかすると何回か見れば、そのよさが昆布だしのように味わい出てくるのかもしれません、、、、。だから今回はこれぐらいで、ビデオが出たら借りてもう一回見ようかなと思います、、、、。 【あろえりーな】さん 6点(2004-05-18 01:04:07) |
16.どこまで本当なのかは分からない。 だけど、自分が死ぬときにこんなストーリを話してくれる人がいて、 また、話してもらえるだけのストーリを作って生きたいと思った。 【あきんど】さん 9点(2004-05-18 00:14:28) |
15.元祖オタク系監督も人の親ともなると、なんとハートウォーミングでヒューマンな映画を撮るんでしょう。父と息子関係が夢から現実、何時しか憧れから反発へ変わる。夢のある人生なんて誰でも憧れるんでしょうが、大人になるに従い、現実の前に夢から醒めて生きていく。人生をいかに有意義に楽しく送るか?全ては自分自身、いかにシナリオを描き、演出するか。大きな尾ビレ背ビレを付けたホラ話をしても、ウソをついていないからこれほど愛されるんでしょうね。世知辛い世の中だからこそ、彼のようなユーモアやエスプリの効いた話のできる大人に憧れます。小エピソードの羅列で少々ダレ気味に感じる部分もあるが、ラストはなんだか嬉しく、幸せな気分で涙を流しました。 【亜流派 十五郎】さん 8点(2004-05-17 21:23:02) (良:2票) |
14.ラストの息子の語りは確かにイイ。しかしそれ以外のエピソードが?。フォレストガンプと同じ匂いを感じたのだが、その微笑ましさを素直に受け止めれなかった。 【るう@】さん 6点(2004-05-17 19:06:54) (良:1票) |
13.泣いてしまいました。やられました。登場人物一人一人がとても個性的で、大事に描かれている。話にまったく無駄がなく一つの作品としてよくまとまっています。細かい伏線的要素もあり、後でなるほどと思わされるところもありました。見終わったあと、とても心が温まります。涙なしでは見れません。いい映画を見せていただきました。ティム・バートンに感謝。 【城太郎】さん 9点(2004-05-17 15:35:13) |
12.僕は今までファンタジーが苦手でした。日常とかけ離れているのは良いのだけど、心温まる話、それを感動の材料とするのは得意ではなかったのです。しかし・・・心温まるファンタジーが苦手な僕も簡単に落とされてしまいました。それは父親の話と日常との対比で見せる方法が、ただの一元的な御伽話の世界で終わるのではなく、息子の視点を取り入れた二元的な世界で撮られているからです。だから僕は容易くお父さんの荒唐無稽なお話も受け入れることができ、その親子の対話の中にある人間ドラマにも共感することができました。映画の中の「息子」は僕だったのだから当たり前ですね。そして僕は感動のまま映画館を出て、あることに気付きました。「お父さんのお話はもちろん、息子の世界であった日常、それさえもファンタジーだった。この映画の全て、そして自分が生きている世界でさえファンタジーだった」という事実に(映画のコピーである「人生なんてまるでお伽話さ」は、そういう意味でしたか)。あぁ、もうすっかりやられてしまった。押し付けがましい感動は苦手だけど、この作品はじんわりとからだの芯に染み込んできます。映画を観終わって何時間も経った今の今も僕の心の中を温かくしています。「永遠の子ども」と言われたティム・バートンが次はどんな作品を撮るのだろうと思ったらこれですよ。『シザーハンズ』『ナイトメア・ビフォー・クリスマス』はこの映画の前振りに過ぎなかったのか・・・と、思うほど素晴らしい作品です。やっぱりファンタジー最高だよ!!! 【ひろすけ】さん 10点(2004-05-17 01:53:40) (良:2票) |
11.映画を語る時、あまりに過剰・大仰な修飾語を使うのはどうかと思うのだが、そこを敢えて言わせて頂くならば、本作はある意味「究極の」ファンタジー映画だ。なぜならこの作品には「ファンタジーとは何か?」という本質的な(かつ、おそらくティム・バートン監督にとっては切実な)事柄が端的に表現されているからだ。ファンタジーとは決して幼稚な妄想でもなければ、脆弱な現実逃避でもない。少なくとも本作の主人公エドワード・ブルームにとってそれは世界観であり生き方であり、すなわち故・ジョー・ストラマーが「パンクは姿勢だ」と発言したのと同じ意味で「姿勢」、すなわち「事実」を超えた「真実」なのだ・・・・・・え、何言ってっか分かんない?うん、実は僕も言ってて良く分かんなくなってきた(笑)。とにかくさあ、良い映画ってことだよ、要は!うんとねえ、前半の回想のシーンがあまりにトンデモなくて目まぐるしいから、そこで引いちゃう人もいっかもしんないけどね、あの辺は余計なことはゴチャゴチャ考えず、画面に出てくるありのままを無心で受け取る事!そしたら分かる!分かったら四の五の言わずに映画館にGO! 【ぐるぐる】さん 10点(2004-05-16 21:14:24) (良:3票) |
10.A Perfect Day for Big Fish. 大人になって、自分の子供に見せたい映画第四位。 【紅蓮天国】さん 7点(2004-05-16 16:34:52) |
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9.久しぶりに映画館で素晴らしいと思える作品に出会うことが出来ました。感動しまくり、涙出まくりです!!!エドワードの愛に満ち溢れた人生は、どんなことも幸せにしてしまう。私もエドワードの様な心を持ちたい!!!と思いました。本当に素晴らしかったです!!!私の中で傑作中の傑作!! 【りっちゃん☆★】さん 10点(2004-05-16 03:09:41) |
8.とにかく映像が楽しくて、美しくて、心地よく不思議な世界に浸れました。お話もうまくまとまっていて、見終わった後ほのぼのとした気分になれます。映画館で見てよかったです。特にヤマはないけれど、どちらかというとかわいいイメージに身をゆだねて遊ぶ感じの映画でした。 【おしりはばとび】さん 8点(2004-05-16 02:10:19) |
7.いつもどことなく繊細で、夢みたいに儚くて、それでいて少しほろ苦いティム・ワールド。そんなティム・バートンの作り出す幻想的な世界が昔から大好きで、今回もどんなカンジなのかな~♪とわくわくしながら行ったら、もう予想以上でした!途中も何度か泣いたシーンはありますが、ラスト10分は一緒に行った友人と大号泣でした…。出てくる人物一人一人が親しみやすく、場面一つ一つが意味を持っている。もうどんな賞賛の言葉を並べたてても、この作品の価値には及びません。「君が大きすぎるんじゃない、この町が小さすぎるんだ。」もう大好きです、この映画。ティム・バートン最高!! 【Ronny】さん 10点(2004-05-16 00:04:25) |
6.今TBSで女映画レポーターが泣きながら 絶賛してた。 マーズ、散髪、こうもりと期待は裏切らない監督なので ここの評価点に反映させたいと思います。 【ナイスな】さん 9点(2004-05-15 11:12:44) |
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4.結構期待してたんですが……う~ん、イマイチ。あのファンタジーの世界に入り込めなかった自分がいたのもそうだけど、結構ファンタジー色が強すぎて時代背景がぼやけている感じがしてしまった。あと私は父と息子との関わりのシーンをもっと観たかったんですけど、意外と少なくて残念。見終わって思ったことは、確かに奇麗な話ではあったけど、逆に奇麗に収まりすぎた映画だったなってことと、主人公みたいなああいう人の方が人生幸せに生きれるのかもって思った。 |
3.同じベトナム戦争の時代を扱ったおとぎ話風の作品「フォレスト・ガンプ・・・一期一会」に8点をつけたのでこの作品は9点か10点しかありえないのですが、下の二人の方の10点と全米平均の8点を横目で睨みながら真ん中の9点をつけます。ベトナム戦争の是非なんていう天下国家の問題を扱った作品じゃないし、それに「フォレスト・・・」でのトム・ハンクスの演技が光っていたので点数を離したくなかった・・・なんていうのは屁理屈なので無視していただいて結構です。一言、「良かった。」と書くだけでも十分なのですが、これから鑑賞される方のためにもう少し詳しく書いておきます。まず、「フォレスト」との比較になりますが、この時代を描くのにCGをあからさまに使わなくても、大統領の実写を使わなくても、主人公のIQが平均より低くなくてもOKどころかそのほうが作品を「おとぎ話」として成功させています。年月の経過とともにつらかった事実の記憶は風化し、父エドワードがベトコンの拠点に乗り込んで捕虜になるか殺されるかのシーン(会話はベトナム語でアメリカでの上映でも字幕が入ります)でさえもノスタルジックに脚色され、密林のゲリラ戦で恐れられたベトコン兵たちの結構可愛い日常の素顔が印象的でした。ベトコン兵のカンフー張りのアクションにはまいりましたが・・・ベトナム人って本当にこんなことするの・・・でも楽しいシーンでした。この他にも、桃源郷(理想郷スペクター)、サーカス、空の落書き、水仙などの数々の美しい場面が網膜に焼きついて離れません。父エドワードは激動の時代にいろいろつらいことも経験しただろうけれど、息子に語る内容は楽しいことばかりになっているのようなので、この人の人生は結構幸せだったと言えるでしょう。 【かわまり】さん 9点(2004-04-28 08:32:32) (良:1票) |
2.子供の頃って童話とか聞いてる時、途中「ねえ、それから?それからどうなったの?」って親にねだったりするじゃないですか。自分はこの映画を観てる間、久しく忘れていたそんなわくわくするような気持ちを存分に味わう事が出来ました。虚実入り交じった奇想天外なストーリー展開に魅了され、且つ父親とのコミニュケーション不全症候群の自分にとっては、ツボはまりまくり、いい大人が泣く泣く・・・。やられました!この映画はティム・バートン特製、大人のための飛びきり上等な絵本に仕上ってると思います。看板に珍しく偽りなし、これはまぎれもなく彼の最高傑作です。映画が好きで良かったと思える瞬間が確かにこの映画にはある!<補足>tommymarandaさん、自分も女性の方がこの映画、評価が辛いかもなって思いましたよ。ジェシカ・ラングはもちろん好演ですが、妻の心理が多少描き足りないって気もしたんで。でもいいじゃないですか、たまにゃ男性側に迎合する映画があったって。 |
1.マンハッタンで上映数が残り僅かになった今になって、やっと見ました。当初、何の映画かもチェックせず、全く見る気が無かったのですが、友人(男性)2人が共に「感動して泣いた」と言ってたので、興味を持った次第です。結果はこの点数通り「最高~」でした。全てのエピソード(お父さんの法螺話)が複線となって自然とラストの感動の場面に繋がっていく。泣き虫の自分は当然泣きましたが、「悲しい・嬉しい」涙ではなく、素直に感動してキレイな涙が止まりませんでした。寓話でもない現実でもない、不思議な映画の設定でした。ただ、上述の友人の奥さんと自分の奥さんは、共に「全く感動しなかった。どこがおもしろいの?」という反応でした。男性だけにヒットする映画とは思いませんが、もしかしたら、父親と息子の関係が根底に存在しており、男性の方が感情移入しやすいのかもしれません。(でも、勿論女性にもお勧めです。ジェシカ・ラングもいい母親を演じてますし。) |