31.人種差別の難しいテーマながら暗くなくテンポよく進む力強い脚本に飽きがこない。 旅を続けていくうちに芽生える友情は垣根を超えたスッキリ爽快のロードムービー。見ていて心地よい。 ヴィゴ・モーテンセンとマハーシャラ・アリの配役も素晴らしい。 オスカーで頷ける作品ですね。 |
30.最初に based onではなく inspired byとあったので、製作者は「演出も加えていますよ」という意味を込めているのだと思う。制作年から50年以上前の話なので、当時を知る人も減り、記憶も鮮明では無くなっているということもある。それを「真実に基づく」と訳してしまうと誤解が生じると思う。「事実を元にしたフィクションである」ぐらいにしておいた方が、良いのではないか。 とはいえ、内容的にはとても良かった。直近でも Black lives matterが大きな社会現象になるぐらい、未だに人種差別問題が歴然と残るアメリカでは特に意義深い作品なのだろう。ドンが「暴力では何も勝ち取れない。威厳を持ち続けることだけが勝つための方法だ。」と言うが、それが用心棒兼ドライバーに向けられたものというのが、問題の複雑さを示している。最初は距離のあった二人がお互いから学んでいく姿は、見ていて微笑ましいものだし、見習いたいと思う。 実話モノ、人種を超えた友情モノとして「最強のふたり」を思い出した。あちらもいい映画。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-12-01 08:01:17) |
29.ひと悶着ある度に、トニーはどんな気持ちでいるのだろうか。 ドクはどんな想いでいるのだろうか。 最初は開いていたなんてものじゃない距離が、 実はゼロ距離だったのだということを、 トニーはもちろんドクも気づいていったのだろうと思う。 「南部に行くドクの勇気」とセリフにあったが、 それは片側だけの勇気ではないだろう。 凝り固まった四十肩のような、しかも痛みを増すような社会の中で たった二人は、されど二人は間違いなく同じになった。 他の映画だと、一方的である描写が多いとおもってしまう中で この映画は一方的では済まさない、痛快ではなくオデンのような染みた心の動きがある。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 10点(2021-11-27 22:41:09) |
28.実話ベースらしいが南部の黒人差別が題材の作品。黒人の彼と白人の運転手、共に良い俳優さんですね。心暖まる素晴らしい作品。 【SUPISUTA】さん [インターネット(字幕)] 9点(2021-10-07 17:50:30) |
27.白人と黒人、境遇も性格も異なる2人が、雇用関係の下、2ヶ月間一緒に旅をする中で、 様々な問題に直面しながらも、友情が芽生え、それを深めていく・・・という話。 「王道」というべき話の展開は、分かりやすい。 反面、映画としては角が丸く、インパクトはやや薄い。 毒は薄いが、まとまりがよく、無難に面白い。 学校の教育教材としてはピッタリかも。 そんな映画でした。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2021-09-26 11:07:07) |
26.この様な素晴らしい映画がアメリカで作られていても、それでも今でもなお、アメリカ南部では黒人が一般公共施設を利用することを禁止制限した法律が存在していることが驚きですね 【アキラ】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-08-26 14:24:17) |
25.とても心温まる素晴らしい作品素晴らしいロードムービーでした! 助演男優賞獲ったマハーシャ・アリも良かったけどさ、 個人的にはヴィゴの役作りハンパないってw 【シネマブルク】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2021-08-22 02:43:35) |
24.例によって、まったく予備知識なく視聴。『最強のふたり』を彷彿とさせる映画で、「見ていなかった自分」を責めたくなりました。彼らもまた最強のコンビ。実話だと知ってさらに感動。フライド・チキンのシーン、オレンジ・バードのシーン、パンクのシーンが好き。前向きに生きることの大切さを改めて教えてもらいました。 【めたもん】さん [インターネット(字幕)] 9点(2021-08-06 12:02:38) |
23.重い話しなのかな、暗い話しなのかな、と勝手に敬遠しておりましたがそんな事はない、あっという間の2時間でした。 紳士すぎるドクターと江戸っ子イタリアンは最高のコンビだと思います。 教科書でしか見たことのなかった信じられない差別描写は私には(表現として)新鮮でしたよ。今も大変な問題になっている事を忘れてはいけませんね。 美しく、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる素晴らしい作品でした。 【Kの紅茶】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-07-31 02:42:20) |
22.道徳的な匂いはするものの、それでも素晴らしい。こういった作品があるから映画っていいな、と思う。 もちろん想像がつく展開だが多くの場面が心地良い。万人に観てもらいたい。 【simple】さん [インターネット(字幕)] 9点(2021-06-14 21:33:09) |
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21.ドクは、黒人っていうだけでなく、ゲイでもあったわけなんですね。 でもトニーは黒人であることもゲイであることも、気に留めない。 イタリア系移民っていうことで、すでに差別されているせいか、弱いものの気持ちが分かってるのかなと。 トニーにだんだん下品にされていく(フライドチキンとか、聞く音楽とか)ドクと ドクにだんだん上品にされていく(手紙のセンス磨きとか)トニー。 普通に心地よい作品だった。 アカデミー賞の授賞式は見ましたが、オクタヴィア・スぺンサーが作品賞受賞のときに舞台に上がっていて 「え?彼女出てたっけ?」と思ったら、エグゼクティブ・プロデューサーだったんですね。 貫禄ついてきましたねぇオクタヴィア。 【フィンセント】さん [インターネット(字幕)] 8点(2021-06-07 11:31:47) |
20.アメリカは、この時代も今もいろいろ問題のある国ですが、こういう映画が作れるのはこの国の素晴らしい所ですね。 本当にうらやましい。 それでも問題は解決していないんですよね。 【海牛大夫】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-05-04 14:42:40) |
【ケンジ】さん [インターネット(字幕)] 10点(2020-10-17 15:21:16) |
18.人種問題は、60年近く経過しても余り状況は変わっていないのね・・・ 映画自体はさわやかなロードムービーです。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-08-18 21:13:33) |
17.毎年、クリスマスに観たくなるような本当にいい映画。 【michell】さん [DVD(字幕)] 9点(2020-08-01 11:29:21) |
16.暴力は負けだ! これがすべて。 フライドチキンの骨を車外に捨てても、紙コップはちゃんと拾う。こういうとこ、好きです。 とにかく二人の役者さんが本当に素晴らしかった! いい映画でした。ありがとう! |
15.普通に面白かった。 ただし「めちゃくちゃ泣ける!」とか「心を穿つ感動作!」ではないです。 予想していたよりも山場の度合いが低かったのが残念。 最後はスッキリできて、いい映画ではあります。 アメリカ旅行してるみたいな雰囲気は良かった。 黒人差別していたトニーが、どう変遷していくのかは見物。 人種差別問題って日本では伝わりにくいのが難点か。 【愛野弾丸】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-19 17:23:44) |
14.退屈せず最後まで見れたけど、今ひとつ心に残るものがなかったな。 【クロエ】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2020-02-13 13:58:18) |
13.白人の運転手兼用心棒と黒人のピアニストのロードムービー。シリアスとコメディのバランスが良いくて、見終わった後に素直に良い映画だったなぁと思える作品でした。 【alian】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-12-31 11:08:39) |
12.ラストシーンが素晴らしい 綿密に練られた脚本で観客の感情を揺さぶる作りになっている 助演男優賞を獲ったマハーシャーラ・アリの演技というか表情も良いし 2010年代のオスカー作品賞をとった映画の中では随一の出来だと思う 【Nig】さん [インターネット(字幕)] 10点(2019-11-21 14:23:09) |