10.見終わったあとの率直な感想は、「う~ん、微妙」です。事件の被害者の家族が抱える、決して消えることのない犯人への憎しみや亡くなった息子にもっと何かしてあげれたのではないかという後悔など、被害者の家族のいろんな想いが詰まっている映画で、静かな雰囲気がその想いを強く浮き上がらせていました。しかし、被害者の家族が復讐したい気持ちもよくわかりますし、自分もこういう状況におかれたなら、同じような復讐という行動に移るかもしれませんが、この映画の雰囲気からすると、今までにあった映画とは少し違う結末があってもいいのではないかと思いました(悩)。 【はがっち】さん 6点(2003-06-02 21:37:14) |
9.なぜ犯罪被害者の家族が、犯人逮捕後もここまで苦しまなくてはいけないのか?日本にも共通する被害者に対しての辛く過酷な法律に、また納得いかないものを感じました。拳銃を持って家宅侵入して相手を撃っても故殺とは。犯人が撃たれた瞬間「そうだ、それで良い」と思ってしまった私です。でもこの父親は、息子を失った事と犯人を撃った事2つとも辛さとして背負っていくのでしょうね。人が良い人ほど苦しむとはこれいかに。 【チューン】さん 7点(2003-05-20 15:16:25) |
8.あまりに理不尽な息子の死と容疑者に対する判決。息子の彼女は当事者なのに煮え切らない。それでもって容疑者の男はしばしば自分の前に現れるとなれば復讐もしたくなるであろう。本作が訴えるテーマは理解できるのだが、それにしても退屈で見通すのがしんどかった。マリッサ・トメイは美人だね。 |
7.(ネタバレあり)予告編にだまされ、レンタルDVDの裏説明にだまされ………テーマとゆうかあらすじに1点、夫婦に1点です。なんでこんなにドキュメンタリーちっくなの?音楽ないの?セリフだけで進む映画ってたまにあるけどこの上なくつまんない。悪いけどこういった手法はドラマがあっても他人事にしか見えなくなる(こういった手法が好きな人にはごめんなさい)勝手に夫婦喧嘩やってなさい、悩みなさいとしか言えませんて。映画なんだから、監督さん…自分のワールド入らないで私たちを楽しませてくださいよ。それが仕事でしょう…内容、これで深いおつもりでしょうか。少しはエンターテイメント性というものを考えていただきたいものです。…犯人殺っちゃったって別に何の感慨もわきませんよ…「…ふぅ~ん…」で終わっちゃった人は私だけではないはずです。 【猿マン】さん 2点(2003-04-05 01:12:56) |
6.退屈でもだえ死にそうになりました。トメイはいかにも社会的loserという感じで見るに耐えなかったのは、彼女の演技がすごいってことですね。旦那もloserっぽくてすごかった。 【ぐり】さん 4点(2003-03-29 22:11:25) |
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5.人殺した人間が収監されるまで野放し状態ってどういう国なの?ラストは衝撃でも何でもなかった。くたびれたマリサ・トメイの身勝手女にも腹が立つ。死んで欲しかったのはこいつのほうだ。 【mimi】さん 6点(2003-02-23 03:04:54) |
4.最後までやりきれない気持ちを感じながら観ました。夫婦の二人の演技に完全に飲み込まれました。。ラストは、結局あの2人はそこにしか行き着くことができなかったのだと思う。でも、彼らが本当に憎かったのは、あの男じゃなかったのではないかな、ともう一度最初のシーンを見ながらふと思いました。 【roku】さん 7点(2003-02-13 20:56:40) |
3.最悪の状況設定の中で、知的だが普通の夫婦が苦悩して選択した道。いかにもアメリカ的だなあと思った。心情的にはこの結末を理解するけれど、現実にこんな「目には目を」をやったらまずいでしょう。夫婦役のシシー・スペイセクとトム・ウィルキンソンは、息子を失った悲しみや憎しみを抑えた演技で見せる。妻はいかにも「あなた、よくやったわ!」って感じだったけど、疲れ果てた夫はこの後どんな気持ちで生きていくのだろうか。見た後すっきりするとは言いがたく、いろいろ考えてしまう映画です。 【キリコ】さん 6点(2003-02-08 14:29:20) |
2.何不自由なく平凡な日常を送っていた夫婦に、突然の悲劇が襲いかかる。被害者側でありながら裁判が不利という不条理な状況下に置かれてからというもの、表層的には平穏だったふたりの間に、人間本来の感情が剥き出しになってくる。その微妙な亀裂が木目細やかに描かれていき、心の闇を炙り出していく怖さ。終盤ある事を成し遂げ、自責の念に苛まれながらベッドに横たわる夫に、「コーヒー飲む?」と言う妻の最後のセリフには、日常に潜む非日常な出来事を鋭く突いて、戦慄する以外にない。 【ドラえもん】さん 8点(2002-08-19 00:49:13) |
1.(ネタバレ注意) 息子の死に打ちひしがれる母親、何とか日常を取り戻そうとする父親。日を重ねる毎に張り詰めていく緊張の糸。そして、遂にその糸が切れた瞬間、お互いの傷口を拡げるが如く湧き出てくる言ってはいけない言葉。これは犯罪被害者遺族の日常にある、息が詰まりそうなサスペンス。ここまでは、アカデミー賞に軒並みノミネートされた演技もあって、凄い。しかし、ラストの犯人を殺してしまう展開にアメリカ映画の限界を見た。遺族達は犯人を憎もうとも、許そうとも、例え殺そうとも、決してその心が癒されることはない、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2002-07-19 18:59:45) |