20.物語中盤辺りから安易に痛快さやカタルシスを求めていまいました。不覚。これって社会派モノだったんですよね・・・。でも、勝手に、ではあるが、どんでん返しでハッピーエンドを飾る展開を期待してしまったせいで、ラストのオチはあんまり好きじゃない。この怒りは理不尽な社会悪に対して燃やせばいい情念なのかな?三船敏郎&加藤武の演技は、素晴らしいが・・・。とかいいながらも、この点数。決してヒイキなんかじゃなく、やっぱり面白いのよね。 【aksweet】さん 7点(2005-02-28 23:41:50) |
19.意表をつく、非勧善懲悪。まさに悪い奴ほどよく眠る。 いつもどうり、名脇役で固め心躍る。 日本映画では余りないストーリー展開。ジャンルは社会派サスペンスか? 十分に楽しめたが、黒澤としては中級レベルと思う。 ただ、いつも言われているが、男女のラブシーンはこの作品では上手く ない(特に廃墟あとのシーン)。 田中邦衛が殺し屋でワンシーンあり。出演リストでは最後。面白い。 【ご自由さん】さん 8点(2004-06-24 21:28:48) |
18.この作品は、世の中を如実に表してるよ。 ホント“悪い奴ほどよく眠る”んだよ。 【夏目】さん 8点(2004-06-12 23:35:10) |
17.社会派サスペンスのお手本のようなスリリングな展開。40年以上前の作品とは思えないリアリティのある脚本、そしてあっけない最後が残す余韻。面白かったと素直にいえる作品でした。ただ、三船敏郎って、この手のホワイトカラー・サスペンスをやらせるには、ガタイがよすぎた気が・・・。スーツが窮屈そうでした。 【ころりさん】さん 8点(2004-03-13 23:57:18) |
16.後半、主人公の心のシフト・チェンジっぷりが今一つ掴みきれなかった。小役人根性に腹を立てているのか、何もしない国民に怒っているのか、復讐だけ出来たらいいのか、おそらく全部なのだろうが、その分、ピントがぼやけてしまったかも。 |
15.黒澤映画の中でもこのタイトルのセンスはバツグンでしょう。内容的には無理があるって突っ込まれそうだけど、良いたいことはいたいほど伝わった。 【ボーリック】さん 9点(2004-02-07 01:47:47) |
14.「悪い奴ほどよく眠る」といい題名と脚本が凄い。 ハムレット的復讐劇を社会派サスペンスドラマとして魅せる 計算されつくした脚本と演出にうなった。本当に悪い奴は、顔すらださない。 【サラウンダー】さん 10点(2004-01-11 00:56:16) |
【am】さん [映画館(字幕)] 3点(2003-12-27 15:07:51) |
12.「悪い奴ほどよく眠る」、確かに・・・。「国会中継」を見ていたら、「悪い奴」が沢山いました。 【STYX21】さん 8点(2003-11-13 07:01:14) |
11.悪人が骨の隋まで悪人ではなく、家庭に戻ればどこにでもいる普通の父親である、というのがなんとも感慨深い。 【のほほん息子】さん 10点(2003-10-31 04:28:27) |
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10.「そんな簡単にはいかないだろう、悪」とは思うが、たまにはこんな映画を観て無力感に陥ったり、見えない敵に向って怒りを掻き立てるのもいいのではないか? 【伯抄】さん 7点(2003-10-21 00:36:56) |
9.「これでいいのかー!」っていう最後のセリフに心底共感した。このやるせない気持ち、確かに受け取ったよ。悪魔のような森雅之もいいなー。 【たましろ】さん 9点(2003-09-26 23:22:58) |
8.どうしたらいいんだろう!このやり場のない怒りは!!こんなに後味の悪い映画はめったにありませんね。 【あっしーくん】さん 8点(2003-07-19 00:44:41) |
7.ああ、面白い脚本って、こう書くんだなあ、と感心した映画です。登場人物の設定が、ストーリー展開に必要充分な形で見事に配置されてます。リアリティの面からは、やや出来過ぎな設定かもしれませんが、ストーリーテリングのうまさという観点では、抜群でしょう。 【鱗歌】さん 8点(2003-06-28 20:55:49) |
6.すばらしく最高に後味が悪く大傑作です。このようなラストであまりにあっけない死があるからこそ、映画がよりいそうリアリティが出て尚且つ痛烈な社会風刺となり心に響きます。 【亜流派 十五郎】さん 10点(2003-06-19 21:40:47) |
5.昔一連の黒澤作品リバイバルで見た時にはこれにも感激した記憶がある。最近また見たがテーマ、であるとはいえ正義が殺されて悪いやつが残るというので気分的にはすっきりしない。しかしそのやるせなさも題名どおりの説得力があるし黒澤独得の話に引き込まれる緊張感とスリルがある。三船の存在感や語り口が素晴らしい。 【キリコ】さん 8点(2003-05-24 17:32:45) |
4.黒澤の最高傑作はこれだと思います。何度かの転回がある筋の運び、三船の現代人としても真似してみたいサラリーマンとしてのカッコよさ、予想外なやるせない結末。それから、黒澤映画はみんなそうですが、脇役たちの鬼気迫る演技力。下っぱたちが精神的に追いつめられて狂気へ至る迫真の演技もみものです。西の正体がばれるシーンはぞくぞくします。 【エンボ】さん 10点(2003-05-04 03:08:55) |
3.音質が悪く台詞がよく聞き取れなくてイライラしました。しかし、昔の俳優って凄い早口ですね。志村喬なんかはさすがにしゃべりがうまく、とてもよく聞き取れました。確かに悪い奴なんですがパターンが紋切り型で今一面白さが伝わって来ませんでした。 【野ばら】さん 6点(2003-04-27 14:43:51) |
2.俺の中では、黒澤映画の三船は男がほれ込む男を見事に具現化し演じきっている。しかし、この映画での三船はヒーローではなかった。巨悪を描くためにあのやるせない終幕を選択せざるを得なかったのか? かなりのクオリティを持った作品だが、見終わった後、スカッとしない黒澤映画はこれだけです。 【アトミック】さん 7点(2003-04-26 04:40:28) |
1.三船敏郎のつらそうな顔を見れる唯一の映画ではないかと思います。ホントに彼はこの映画で可哀想な死に方をします 【セクシー】さん 10点(2003-02-11 02:18:43) |