86.この作品は表面上女に媚びていながら、その実女心を全くリアルに捉えていない。こんな幼稚な衝動で女は自らを解放するのか。女が死を選ぶほどの閉塞感とは、果たしてこんなお気楽なものか。女の絶望を描くなら、せめてトラウマのレイプ犯を憎しみの果てに殺して欲しい。裏切られるならアバンチュールの相手ではなく、最愛の男にして欲しい。金に困ったら、陳腐な強盗ごっこなどさせずに体を売るくらいして、挙げ句の果てに病気うつされ余命わずか・・・そのくらいがむしゃらで惨めで生きにくい様を私たち女が納得できるよう描いて欲しかった。もしこの薄っぺらさが時代の求める産物と言うのなら、その軽薄さを華美に飾りたて、どっかで見たような衝撃のクライマックスを取ってつけるような見苦しい真似をしないほうが好感が持てた。男に依存しながら、全て男のせいにして崖から飛び降りるヒロインは、決してカッコ良くなんかない。稚拙でしかない。女をなめている。なめくさっていながら媚びている。製作側のおじさま方、こんな形で女に媚びて、恥ずかしくないの? 追記:このような抑圧史観に立った女性解放というのは日本でいえば明治後期~大正初期に叫ばれたフェミニズムです。自分はフェミニストではありませんが、これではフェミニズム自体もなめられていると言わざるを得ません。この作品を好きな方、本当にごめんなさい。 【ちか】さん 3点(2004-06-19 17:10:51) (良:4票) |
85.ブラピのカラダがキレイって。スーザン・サランドン、燻し銀的な。最後はスカッと。 【★ピカリン★】さん 5点(2004-06-14 22:42:57) |
84.死ぬ直前に、女同士で「ブッチュー」とやったのに、文化の違いを感じました。 【マックロウ】さん 5点(2004-06-14 18:08:26) |
83.始まったころはオバさん二人で面白いんかなと思ってたんですけど入り込んで観てみるとなんとなくお二人がキレイに見えてくるからあら不思議。ハーベイ・カイテルの人情味ある刑事役もよかったですしブラッド・ピットの体脂肪率の低そうな裸体を拝ませていただいたこともOKでした。 【tetsu78】さん 7点(2004-06-05 11:42:54) |
82.この二人組やりすぎ!あまり感情移入できなかった。 【ギニュー】さん 5点(2004-06-04 21:35:51) |
81.前半はぼちぼちという感じでして・・・。後半におもしろさが大爆発ですね。大好きな映画です。 【やぶ】さん 10点(2004-05-22 13:54:34) |
80.どっちがテルマで、どっちがルイーズか判らない上に、「何で殺す必要が?」「何で死ぬ必要が?」と疑問だらけだったのですが、ひとつ重要な教訓がありました。マグマやガスは、時々抜いておかないと、突然爆発するということです。周りが、マグマの蓄積を気づかずにいると、その時、慌てふためき、被害者になりかねません。えーと、かみさんの趣味は、・・(汗)。 【パセリセージ】さん 6点(2004-05-06 17:53:05) |
79.ずっと観たくて見逃していたのをビデオでやっと観ました。女の私が言うのもなんだけど、やっぱり所詮、女の考える事って浅はかなのかも。でも、島国日本の一平凡な女性としては、何故かあの行動力に憧れも感じちゃうのよね~(^^;)ゞもし、私がテルマだとしても、絶対ブラビを拒めないよ~~(爆)浅はかだけど、女は可愛いって監督は言いたかったのかな。それとも、やっぱり浅はかでおバカと言いたかったのか・・・。前者であって欲しいな♪ 【らふらんす】さん 7点(2004-04-20 23:24:13) |
78.話はよさそうだったのに実際微妙。特にラスト、あれはいただけない。ええ~って感じだった |
77.主人公を女性に置き換えた現代版“ボニーとクライド”。オマージュとして作られたといえる。お手本のように起承転結が描かれ、とっても分かりやすい構成である。起→旅行に出る。承→ドライブインに立ち寄る。転→ブラピとベッドイン。結→追いつめられて…。だから映画の終わりが近づくにつれ、寂しさも増す。もうじき訪れる旅の終わり。予想される結末。もう少し逃がしてあげたいと思った。観終わった後、地図帳を引っ張り出して2人が辿ったルートを確認するといいかも。 【やすたろ】さん 7点(2004-03-21 01:19:09) |
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76.えーと、社会的に抑圧された女性のネガティヴな反抗を痛快に描いた現代のアメリカンニューシネマとでもいえばいいんでしょうか。男どもはみな悪者あつかいされてるので男嫌いな女性におすすめしたい。しかしこの二人はでかいね。 【ぷりんぐるしゅ】さん 4点(2004-03-18 20:10:11) |
75.映画界のターニングポイントで常にマイルストーンをおき続けてきた同監督の映画にしては、見るべきところは少ない気がした。ストーリーや見せ方は、「俺たちに明日はない」や「ミッドナイト・ラン」に酷似しているが、それ以上に感じるのは、「解釈」という点に新鮮味が感じられないところ。崖から飛び降りて「華と散る」美しさとは別のものを見せて欲しかった。せっかく「女性のロード・ムービー」なのだから、違った友情の昇華の仕方もあったのではないか。あのままでは、「レイプの犠牲になった二人」にすぎず、後味が悪い。たとえば、潔くつかまって新たな人生を歩んでいる二人、という切り口など。生き残るにせよ死ぬにせよ、「こうなるのか!」と驚き納得する結末でないと、ただのロード・ムービーといわれても仕方が無いのではないか。 【神谷玄次郎】さん 6点(2004-03-15 00:44:11) |
74.フェミニズムばかりを主張するのは、個人的にあまり好きではないのだけど、この作品は映像が良い。オレンジ色の砂漠と青緑のオープンカーのコントラスト、乾いた風、日常から転落してゆく彼女たち。絶妙です。爽快感と絶望感を上手くからめていると思う。『続・激突』や『明日に向かって撃て!』を思い出すけど、ヴィヂュアル系エンターテインメントとして十二分に楽しめます。 【ちゃか】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-03-12 17:16:11) |
73.口当たりはまろやか。でも後味は苦い。そんな映画でした。 【K】さん 7点(2004-03-11 17:53:12) |
72.久々に見たけど、やっぱりおもしろかった。テンポよく進むので飽きない。テルマが泣いてると、ルイーズが彼女を引っ張り、ルイーズが落ち込むとルイーズが行動力を発揮。相乗効果で、あそこまではじけてしまう様子がいい。ブラピも今ではしないような話し方で演技しているのも、当時ならではのことなんだろうな。 【ちひろ】さん 7点(2004-03-10 05:59:29) |
71.自我の解放、日常からの解放には殺人や強盗なんて必要ない。 ただ、面白くしようと犯罪を絡めすぎ。 【ひで】さん 5点(2004-03-04 15:54:38) |
【ぽめ】さん 3点(2004-03-02 23:11:51) |
69.観る人の性格が如実に反映される映画か。私同様、普段からまず滅多に理性のタガの外れぬ(外せぬ)方ならきっと、もういい加減この辺で引き返そうよ…と、何遍となく思ったことではないでしょうか。一番良いところで手を打つ―という楽しみ方を選ばなかった二人(と、映画自身)。でも決して二人の選択そのものを否定するつもりはありません。私なら人生最高の休暇を満喫した後は、おとなしく刑務所に収まって、それなりの続きを楽しみます…ムリ?それとラストの爽快さはアレ、かなり音楽に助けられていると思う。私としてはアレでかなり誤魔化された感じです…または"解毒された"とも言う。焼肉食べた後のガムと思っていただければ。出されたガムは素直に口に入れとくが正解。 【花曇】さん 6点(2004-02-27 12:23:03) |
68.カイテル若いねーブラピ若いねー。そんなにつまらんということはない。が、ジーナデイビスはどうしても好きになれない。 【ブチャラティ】さん 5点(2004-02-22 00:27:34) |
67.2人が死のドライブをしているときのまわりの景色が綺麗だった。 【花守湖】さん 6点(2004-02-21 20:42:29) |