95.つまらなかった。こういう上っ面だけきれいなことを描いて中身の全くないジャパニメーション多いですね。特定の人のみにウケるビジュアル系バンドみたいなノリですね。その世界観はそれを好きな人だけ楽しめる。私には見る価値がありませんでした。賞とれませんよこれでは。駄作。 【たかちゃん】さん 2点(2005-03-03 12:56:22) |
94.本当の自分はどこにいるのか? という問いは、以前から哲学史において思考実験という形で練成されてきている。この映画はある意味で、そういった思考実験が実際に起こっている未来を描いたSFということになるのだろうか。個人的には、デカルトが考えた時にすでに答えは出てきていると思う。自分が本当に純粋に自分だと言える自己意識(この映画ではゴースト)とは、あくまで単なる自己意識だから、何ができる訳でもなく、何ができない訳でもなく、ただスカスカの私として、身体にくっついているだけ。いわば「無としての自分」にすぎない。やたら自分にこだわる所や、全てを情報として捉えるデジタルな感覚なども、結局の所、デカルト「省察」に対するひとつの解釈のように考えることも可能だろう。 |
93.映像にはスゴイの一言。 単なるアニメの枠を超えて実写と融合したかの様なシーンのオンパレード。 但し普通のアニメと思って見ると痛い目にあいます。 セリフが難しく長くそして聞き取りづらい呟く様な声。 押井監督の常套手段だが一度見ただけでは初心者は理解できない。 前作『GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊』を見ていなければ初心者以外も理解出来ない。 もっとも押井作品を初心者が見る訳ないのだが。 間口の狭さは内容の濃さでカバーしているので良しとしますか。 相変わらず押井作品共通のモチーフ、魚・犬・鳥はハズしてない所はサスガ(* ̄ー ̄*)! 映像だけでも一見の価値有り。 |
92.映像は圧巻の一言です。ファイナルファンタジーⅦやファイナルファンタジーⅧのムービーを観ているようです。ストーリーは「マトリックス」に似ていると思いました。 【金子淳】さん 5点(2005-02-06 10:03:39) |
91.映像のクオリティーだけみればすごい!と思います。でも余りにディテールまで念入りで、どこに焦点を当ててみればいいのかわからなくなってくる。個人的には物体の動きやスクロールの感じも苦手。台詞が難解。引用が多すぎて逆にダサい。ハードボイルドな雰囲気もなんかくさい演技みてるみたいでなぁ。jazzyな音楽も・・。話もなんかパンチが無いようにおもいます。心に訴えてくるものがないんですよね。こう・・・、思想を押し付けがましく語ってくるし。もっと観る側の想像力を信用して欲しい。その隙がないアニメだと思う。っていうのかそこが実写と違うアニメのいいところだと思うのですが・・・。少佐もあんまりでてこないし。ちょっと期待はずれ。 |
90.原作は、インターネット普及以前、1991年初版のコミック。士郎正宗のキャラクターは、ハードな日常の中で冗談をとばし、酔えば饒舌になり、しくじりがあればそれなりに誤魔化そうとする、そういった親しみやすさに魅力があります。しかし、本作の登場人物たちは最初から最後まで悩み続けている。危険に晒されている中での、自分とは何かの問いに、私は失笑してしました。脚本は、前作「攻殻機動隊」もそうだったのですが、原作からのエピソードや台詞の、不自然でセンスのない流用が目立ちます。動画部分にはそれなりに期待していたのですが、美術、3Dのクオリティが低く、がっかりしました。 |
89.映像はほんとに精緻にかきこまれていて、光の表現とかもすごすぎですね。ただ人形と人間、人間の機械化、機械化されたときに起こる現実と夢の境界線、テーマが特殊というか万人受けしない気がします。孔子の言葉とか、聖書の言葉とか、哲学者の言葉とかいたるところに出てきて、全部はわからないし、違和感ありまくりです。ただ世界観とかデザインは結構好みでした。 【りょう】さん 6点(2005-01-01 07:05:49) |
【タコス】さん 5点(2004-12-31 01:57:04) |
87.映像だけなら10点満点。非常に素晴らしい。ただこれ映画で観る作品ではないように感じた。DVDで繰り返し見てようやく理解できる、そんな作品だと思う。 内容はともかく、登場人物のセリフが難解で、私の小さな脳みそでは理解するのが難しかったっすよ(笑)声優陣で、一体何人が自分のセリフを理解して喋っているのか甚だ疑問だ。 DVDを最後まで見た後、何故DVD特典として、日本語字幕がついてあるのかようやく納得した。日本人が日本語のアニメを見るときには日本語字幕なんて必要ないからね。でも、この作品は字幕ありで観たほうが理解度は高まると思う。とにかくセリフが多くてストーリーを追うより頭ん中でセリフを反芻するのに忙しかった。 【カナン】さん 6点(2004-12-29 12:42:10) |
86.固定した視点ではなく、キャメラを動かしているように映像を展開させたり、動物を立体的に描いたり、アニメの技術としては極めて素晴らしいといえるのでしょう。また、動物は、いくら調教しても表情や仕草まで完全にコントロールすることはできませんから、動物を重要な要素として描くことはアニメにしかできないことなのかもしれません。、、、、、というわけで、アニメでこれだけのものが表現できるのか、という驚きはあるのですが、、、、しばし考え、CGを駆使した今どきの実写では表現できない何かがあったのだろうか、と思うと、、、、、、なんか、無さそうな気がするのです。、、、宮崎作品だと雲の流れや、色遣いなどで、こりゃぁ実写じゃ表現できんな、と感嘆する部分がありますが、押井作品はどうなんでしょう。例えば、ゴシック教会の形態をしたあの都市も、「ブレードランナー」のタイロン社の映像と較べて、美しくもなければ、畏怖の念もわかないのですが、、、。というところで、内容ですが、一番期待していたのは、電子化された記憶とゴーストで電脳空間に転移した少佐が、その空間の中でどのように振る舞うのかということでした。、、、、しかし、最後に、ちょこっと出てきただけで、それも全く豊かな想像力を感じさせない登場の仕方。、、、、要するに押井氏は、技術的に大変優れたアニメーターだけど、物語的な想像力と創造性はあんましないってことではないでしょうか。一番重たい問題である、ゴーストって何なのかということを、一生懸命考え、見る人にも考えてもらおうとするのではなく、底の浅い引用なんか羅列しちゃって、、、、。押井氏は、自己顕示欲が強いわりに、どこか自分に自信がもてず、強いコンプレックスを抱えているみたいな感じがします。へんな自尊心を捨てれば、もっと素晴らしい作品を作れる力量があるのに。もったいない。 【王の七つの森】さん 4点(2004-12-19 21:00:06) (良:2票) |
|
85.DVDで何度も見返すたびに、映画館で繰り返し観なかったことを激しく後悔する映画がこれ。こんな贅沢な映画はそうないです。攻殻機動隊とは一味違うハードボイルドの世界。現在、これほどのコテコテなハードボイルドが生身の人間(笑)にこなせるでしょうか?無理でしょう、あるいは出来たとしてもそこには一種の滑稽さが潜んでいるのではないでしょうか。一方、彼ら(ゴースト)の孤独はシャレにならないです。人間によって彼らの似姿として作り出された人造人間。それら(というのも憚れるが)は人間の理想形として、従属するものとして量産されます。この映画の冒頭、球体人形のような姿の美しい人造人間は、暴走した後、自ら壊れます。このプログラムとして予定された自殺の残酷さは、意外な存在によるものだとわかるのですが・・・それにしても生々しすぎる。バトーもまた、マトリクスの裂け目の向こう側に行ってしまった少佐の影に囚われ、それでもゴーストを体現する自らの肉体を必死で引き止めるかのように、犬に対して過剰な愛情を注ぎます。バトー(人造人間)もまた、誰かとつながっていたいと願っているということです。終盤、ロボットに乗り移る少佐と彼女に自分のジャケットを着せるバトーのペアは、最も美しいカップルの一組だったのではないかと思ってしまいます。≪われわれの神々もわれわれの希望も、 もはやただ科学的なものでしかないとすれば、われわれの愛もまた科学的であっていけないいわれがありましょうか≫ 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-12-19 02:24:02) |
84. コンピューター、ネットワーク、ロボットやサイボーグの技術が発達して、それが人間の機能をサポートするだけでなく、無機質なものまでもが人間のように振る舞うようになったら?そんな未来のダークサイドを描き出した作品。人間、サイボーグ、ロボット全ての領域が曖昧になってしまったら、彼らはそれでも生き物と言えるのか?生き物として扱われるのか?最後のバトーと少女の対話に作者の問いかけが凝縮されている。そしてそんな作者の思考の向こうに鉄腕アトムの影が見えた。久しぶりに楽しめました。 |
83.人間と機械の境界があいまいな世界で自己の存在を問い続ける押井さんのいつものテーマで、それが今回は全面に出てて徹底してるんで、マジョリティ受けのしないアニメであることは間違いありません。自己満足といわれればそれまでですがこれが彼の作家性でもあるし、そういう作品を作れるだけの実績を持ってるわけだから、押井さんの集大成としてはこれでいいんじゃないですかね。 【あろえりーな】さん 5点(2004-12-17 23:05:37) |
82.なんじゃこれ、映像だけなら10点あげてもいいくらいがんばってます。でも内容が攻殻に輪をかけて難解になってる感じがします。セリフ多すぎだし・・・ 押井監督だからしょうがないけど娯楽性ゼロです。見終わってからよかったなーと言える作品作ってください。押井自己満作品です。声優の方々は一流どころが集結、ERのベントン、カーター、コバッチュ先生が総出演です。 【kenz】さん 3点(2004-12-17 20:19:50) |
81.映像の美しさはいいのですが・・・、ストーリーがよく分かりませんでした。最初に見たときは全く意味がわからなかったのですが、何度か見直してようやく理解したかな?という感じ。でも結局何が言いたいのか分からずじまいでした。私がアホなだけでしょうけど・・・。 【みさえ】さん 4点(2004-12-15 16:35:58) |
【チビすけ】さん 8点(2004-12-13 11:12:11) |
79.前作との因果関係云々言われているようだが、私の場合何も知らずに本作だけを観ている。それでも独立した作品として楽しめたと思う。とにかくメカにしろ背景にしろすべてに緻密な描写が素晴らしい。DVDで観たのだが、アニメ作品で「劇場で観た方が絵の迫力も音の好さもマシだったろうな」と思えるのは久しぶりな気がする。 後半のキムの館でのくり返しシーン。あれは、「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」(1984)の夢邪鬼とあたるのやりとりを想い出すね。そういう意味では20年経っても進歩がないとも言えるし(笑)、逆にそれだけこの手法が好きなのだとも言える。この辺を意識した人はどれだけいるだろうか? 山ちゃんと大塚さんという「心地好い声」の声優がメインをはっているのも嬉しいことだ。この二人の会話にさまざまな引用を絡めて、斜に構えた人間関係が築かれていく過程は、ニヤニヤしてしまう。孔子や世阿弥を理解できなくても雰囲気が楽しめるだけで充分だろう。それはとりもなおさず、最初の頃に大木さん(これも心地好い声)が言う「シーザー云々」の台詞がそれを暗示している。別に理解できなくたってかまわないのだろう。 と言いつつ7点なのは、やはり1度で理解できなかったというのが大きい。2回観たがまだスッキリしない。もう1度は観ないといけないなとは思っている。それくらい、「何度も観ないといかんな」と思わせる作品だ。つまらなければ2度と観ない。その結果点数は変わる可能性がある。今回はとりあえず(←口癖(笑))こういうことで。 (2004年12月9日11時23分追記) エンディングで流れる"Follow Me"って、私にとっては「アランフェス協奏曲」の一部にしか感じないから、よけいな歌詞つけて歌うなよって印象です。ギターソロの方が好いね。 【オオカミ】さん 7点(2004-12-09 10:05:52) (良:1票) |
78.期待感が高かったせいか、大まかなストーリーがコミック版のあるエピソードを切り取ってちょっとひねっただけだったのが残念です、多くの人が言われるように、小難しい引用は俺にはついていけません、電脳化してないので外部記憶装置無いですし。。。あとTV版にはまったのですが、TVと映画版のキャラクタの微妙な違和感があり、続編という見方ができませんでした。 【追記】初鑑賞だと思ったら既にレビューしとった。。。世界観は好きだけども映画版はがっかりすることが多いですね。 【ないとれいん】さん [地上波(邦画)] 5点(2004-12-08 00:03:32) |
77.(ちと長めで失礼します) 「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」の完全なる続編ということで、語られるテーマ、脚本・編集の構成等は丸っきり前作と同じ(ある意味、これはリメイクと言っても良い)。ビジュアルは実験作「BLOOD THE LAST VAMPIRE」の発展形。中盤、竹中直人が屁理屈をこね始める所は、「機動警察パトレイバー2 THE MOVIE」を思い出してしまった。映画としてはほとんど新しさの無い、いつもながらの押井守の集大成といった感じでしょうか。…しかし、そんなことはどうでもよくなる圧倒的クォリティ。このグラフィックと音響は、掛け値無しに現時点での日本最高峰。それを体験する為だけでも本作を鑑賞する価値はある(それを再現できるハードをも要求されますケド…)。また、必然的に「アイ,ロボット」に似た雰囲気にもなってましたが、あちらはいかにもお子様向けだということが本作を観て良~く判りました。ということで、正に日本を代表する世界品質に+1点して、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2004-12-02 00:36:32) |
76.人形が人間を映す鏡になってるんだね。この世界観嫌いじゃないけど、もっと息を抜いて観られる場面があっても良かった気がする。 【paraben】さん 5点(2004-11-30 14:31:47) |