56.題名負けしてない映画だ。志村喬の好演が光る!人生の最後になにか形に残るものをやり遂げようとするじいさんの心模様がうまく表されていた。最後、ブランコで唄うシーンには泣いたぜ。 【たましろ】さん 10点(2003-10-15 21:34:10) |
55.作品云々よりも、こういう映画の企画が通り、製作上映されて、なおかつお客が入ってちゃんと評価されていたという、自分が生まれる前の日本映画界に乾杯。 【柿木坂 護】さん 7点(2003-09-28 14:46:13) |
54.今となっては有名すぎる映画であり、私は実際に見る前にだいたいのストーリーを知っていたので、あまり楽しめなかったのが個人的に残念。 |
53.志村喬が素晴らしい。あれほど迫力のある目はなかなか出来ないんじゃないかな。自分自身が生きているという事実をあらためて思いしらされた。 【マイアミバイス】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-09-12 13:43:09) |
52.この作品は,黒澤映画の最高傑作だと思います.人は何のために生まれ,何を遺すのか? 人生に対して少しでも真摯に向き合ったことのある人間なら,誰でも避けて通れない問題でしょう.黒澤監督は,主人公が悩み,苦しみ,あがき,見いだし,尽くし,そして成し遂げるまでの心の動きを実に丹念に描いています.志村喬も,見事な演技でした.クライマックスのブランコのシーンでは,涙が溢れて止まりませんでした.何かを成し遂げた達成感をかみしめるときって,人はあんな風に静かなたたずまいを見せるものじゃないでしょうか. |
51.かつて、リバイバルではありますが映画館で見て感動したのですが、ビデオを借りてきて、あまりのテンポののろさに、こけちゃいました。私たちの生活リズムがあまりに速くなってしまっていることに、むしろ問題があるんでしょうかねえ・・うーむ・・。 【おばちゃん】さん 7点(2003-08-23 23:33:24) |
50.主人公を演じる志村喬の独特で鬼気迫る演技がすべてに尽きるでしょう。しかも、これほど奥が深く密度の濃いい作品はそうは無い。巨匠の練り上げられた脚本に見事なまでの演出。さらに、この当時の文化、風俗、慣習等もしっかりと描き込んでいる。まさに見れば見るほど味があり、新たな発見があるという典型的な黒澤映画。 やはり、主人公が児童公園で“ゴンドラの唄”を歌うブランコのシーンが圧巻。それはミイラなんかではなく、“生きた”人間としての“大往生”そのもの。このシーン、個人的には大人の“おとぎ話”と受け取りたいですね。 【光りやまねこ】さん 9点(2003-08-23 23:26:23) |
49.手放しで名作とは言えない気もします。ただ味わい深い作品であることは確かでしょう。志村喬演じる主人公と小田切みきとの、やや不倫っぽい関係も面白かったけど、やはりストーリーの展開として、いい人に祭り上げられる悲劇がラストにじんわりと効いてきますね。有名なブランコのシーンを、葬式の場面で想起します。ただ、肩すかしを食った気分になるのも事実です。 【オオカミ】さん 7点(2003-08-07 08:18:47) |
48.志村喬さんの鬼気迫る演技が印象的でした。最後に歌った歌がとても印象に残ってます。あれって、誰が作詞作曲して歌い手さんは誰だったのか知りたいです。レス求む(;´Д`) 【風太郎】さん 7点(2003-08-03 00:42:54) |
47.お葬式で故人を偲び誰しも涙するのでしょうが、それだけでは説教臭いお涙頂戴映画になってしまうが、観ている人間の心の中を見透かしたようなラストの痛烈なシニカルさが完璧な作品にしている。人のために何かをして生きろと云っているのではなく、自分自身のために生きろということでしょうか。 【亜流派 十五郎】さん 10点(2003-07-28 11:49:08) |
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46.映画には、大きく分けて「静」と「動」の二つのタイプがあると思うが、この映画は、『東京物語』とならんで、前者の邦画最高峰だと思う。「静」の映画を楽しむほうが「動」の映画を楽しむよりも難しいわけで、それなりの人生経験や教養が必要なのは間違いない。”説教臭い”映画が嫌いな人は観ない方がいい。(『千と千尋の神隠し』で、後半の電車のシーンが好きな人はこれも感動すると思う。)黒澤明は、「動」の映画(『七人の侍』など)だけではなく、映画の両方の側面をバランスよく身につけている監督であると実感させられる。 【アレックス】さん 10点(2003-07-15 23:09:23) (良:1票) |
【beppo】さん 10点(2003-07-15 01:18:36) |
44.だんだん重くなってきて見にくい映画だと思いました。白黒に慣れていないっていうのもあるだろうけど、見ていて疲れました。なんと言っても黒沢監督だし、歴史的にはすごい作品なんだろうけど、高評価のわりにはそうでも無いという感想の方が強かったです。テーマは良いので、もう少しテンポ良く描いてほしかったです。 【しゃぼんだま】さん 5点(2003-07-11 18:43:35) |
43.恥ずかしながら、初めて黒澤作品を見た。感動した。完成したばかりの公園でブランコに乗って歌を歌っていたというはなしなど、泣いてしまった。結局誰のために「生きる」のか、何のために「生きる」のかというと、それは自分のためであって、まわりがどのように評価しようとも、関係ない。実際、あれだけ今後を誓った役所の同僚も結局役所を変えることはできない。それと「生」の充実は別のものである。ちなみに、日本の映画は一つたりと満足の行くものはないと思っていたが、考えを改めた。 【てんつく】さん 10点(2003-07-09 03:37:47) (良:1票) |
42.コメディだという指摘は鋭い。でもそのあまりに重いテーマと問い掛けに打ちのめされる。 【ひろみつ】さん 9点(2003-06-28 01:57:19) |
41.何度も観たし、今後もまた観たくなるであろう作品。登場人物の絶妙なる性格描写。生と死、善と悪、静と動、暗と明、静寂と騒音、対比の全てが見事なコントラストで描かれている。 【すぎさ】さん [映画館(字幕)] 9点(2003-06-10 23:17:34) |
【しゅう】さん 10点(2003-06-03 00:45:23) |
39.「羅生門」で自家薬篭中のものとした回想形式を最大限に利用した脚本の構成はたしかに見事。見事なんだけど、小役人批判になっちゃってるでしょ、後半。中村伸郎やなんかが出てきたとたん、志村喬の存在感が薄らいじゃう。通夜の席に悪達者の役者たちをずらっと並べてしまったのがマチガイだったと思う。そのせいでテーマが横滑りしちゃってるんですよね。ヒューマニズム云々なら「赤ひげ」のほうが上。四点はキツイかなーとは思うけど、過大評価されすぎてると思うんで、ま、こんなもんかな、と。 【じゅんのすけ】さん 4点(2003-06-02 13:03:54) (良:1票) |
38.戦後7年目に、すでにこのような平和が訪れていた日本。その内側にある一国民の人生を相当の皮肉を込めて描ききっている。しかしその皮肉の意図が強すぎるのか、登場人物の振る舞いやせりふがかなりデフォルメされ、明らかに素直にうなずけない、リアルさからは程遠いものとなっていると思う。主人公の息子夫婦にしても同僚にしても、主人公の奇行に何かを察することを作者の意図で抑えられている感がある。当時の人間がそんなに鈍感であったとは思えない。「七人の侍」では十分に人間のリアルを描ききっていたと思えただけに、リアルな当時の日本を誇張した人間ドラマでうまく表現したと捉えればいいのだろうか。世界の黒沢がやったことなので綿密な計算の上でのことと。。しかし人間ドラマのリアリティーとして評価するなら小津作品のほうが格段にいいな、と感じます。時代を超えて共感できる人間の普遍があると思います。「七人の侍」があまりに凄まじい出来だったためか、私には少し物足りなさが感じられた映画でした。 【てっつん】さん 7点(2003-05-30 10:56:05) |
37.演技力、ストーリともいい内容でした。志村さんよかったです。 【午後のコーヒー】さん [DVD(吹替)] 7点(2003-05-04 18:42:01) |