【カニばさみ】さん [インターネット(字幕)] 9点(2016-03-15 03:29:39) |
19. 10年に一度見直す。背筋がビシッとなるから。全部入りなんだよこの映画は。 【黒猫クック】さん [DVD(邦画)] 9点(2013-01-14 02:20:25) |
18.「佐清、頭巾をとっておやり!」「佐清、この薄情な人達に仮面をめくっておやり!」幼き頃テレビでこの映画を見て、思わずここで瞬きしながら薄目で観た人も多いのでは。ゴム製のマスクをバリバリバリとめくり上げる様が恐ろしかった。全体的に子供には刺激が強い映画だったが、何せこの場面がトラウマのごとく、その独特な名前の響き『スケキヨ』と共に心の襞にはりついた。今見返しても最高に面白い(厳密にはホラーじゃないですが)和製ホラー。印象的なテーマ曲と相まって日本映画にしか醸し出せない淫靡な雰囲気が何ともいえない。更には俳優達の個性も際立っている。存在感が違う。旧家を舞台に陰惨な、親子代々因縁のとおなじみ横溝正史の小説観が映像として表現されている。そこに飄々とした石坂浩二とコケティッシュな坂口良子の存在が清涼剤のように生きている。生真面目だが早とちりな警官、加藤武の「よし、分かった」はこの作品から。犬神三姉妹を演じたベテラン女優陣はさすがの貫録。特筆すべきは珠世の美貌。魅了されました。邦画もこの当時はすでに斜陽と云われていたらしいですが、やはり時代の空気というかノスタルジーなのか、この頃の邦画は良かったなあ。こういう日本映画今作れといってももう無理じゃないかな。(リメイク版は未見です。機会があれば観るけどイマイチ乗り気じゃない) 【LORETTO】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2011-04-28 00:07:25) |
17.私にとって「子供の頃からの“定番”映画100本」のうちの一本(あと99本もあるのか?)。昔から、こういう、“古い日本”みたいな雰囲気って、スゴく怖かったよ、いや今でも怖い。大人になった今では、これがちょうど「我慢できるレベルの怖さ」なので、ちょうどよい面白さ。古い日本の怖さ、不気味さを味わいに、今では、週末にはロクスッポ映画も観ないで、寺社仏閣を探訪している、私なのであります(昔怖くて観られなかったホラー映画やプロレスを、今楽しんで観ているのと同じ)。そういう、日本の伝統、怨讐、因縁、などが全開の、この映画の雰囲気が、タマラナイ。不気味な雰囲気に対しての、ミステリとしての合理性というものは、もちろん存在するのだけど、フーダニットとして見れば、「こんなんやったら誰が犯人でもいいやんか」という、例によって例のごとき禁句が出かねない。しかししかし、ここではそれがかえって、何やら避けがたき運命論的な恐怖があり、まさにこれぞ日本的「因縁」の世界。さてさてさて。そこに、無意味なまでの実験的撮影テクニックが入り込み、不思議でコワくて楽しい世界が広がるのが、この映画の個性、この映画の魅力。だからこそ、私的“定番”映画、なのですね。あと、今観ると、島田ヨーコが最高ですね。この濃い濃い女優陣のなかで、いかにもハカナゲで幸薄そう、こういう存在をみると、うーむ、ますます不幸になって欲しくなる(笑)。ああ、子供の頃にはこんなコト考えなかったのだけどなあ。ウチの子供にはそういう変態的な感覚は持って欲しくない、できれば加藤武のように真っ直ぐ育って欲しいので、持ちネタとして「ヨシ、ワカッタ!」というのを、今、子供に一生懸命教えています。なんのこっちゃ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2008-07-05 20:26:06) (笑:1票) |
16.中学生のとき映画館ではじめてみた映画がこれ。 個人的にはものすごく好きな作品。 むさぼるように横溝正史をよんだ世代としては やはりたまらない。 【ウンコマン】さん [映画館(邦画)] 9点(2007-07-30 23:53:25) |
15.久しぶりに,いい邦画見さしてもらったって感じデス。役者サンをはじめ,演出,脚本,音楽,すべて良かったんぢゃないでしょうか‥。坂口さん,島田さんが魅力的すぎるし,石坂サンも男前でしたし。けれど,眼力王サンも仰ってるとおり,一通り死人が出て事件がほぼ終わってからぢゃないと解決できないってのは,せつないところがありますネ・・・。しかも金田一さんの場合,犯人よく死なせちゃうそうですし・・。。でも,これを機会に金田一耕助の石坂コンシリーズ,見たくなっちゃいました!! 【小星】さん [CS・衛星(邦画)] 9点(2007-01-13 23:59:04) |
14.この話、一番楽しんでいるのが視聴者の私では無く金田一耕助だってことに腹が立つ。だけど、そこがこの映画の一番良いところなんだよね、きっと。 【taron】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-05-18 18:04:28) |
13. 封切りで観て以来、金田一シリーズものでは、結局これが一番好きだし、繰り返し観て楽しめるのも、結局これだ。市川崑監督からすると、おそらく不十分なところ、意に染まないところもあったかもしれない。たとえば、警察の刑事役という端役とはいえ、角川春樹を起用したのはあきらかにこの映画の傷で、あのようなドシロウトの演技を挿入したのは失敗だった。しかし、この傷を除けば、全体に見どころや雰囲気のある映像が適宜配置されているし、小沢榮太郎はじめ加藤武など役者陣も結構で、よくできた作品だと私は思う。それに大野雄二の音楽が抜群だった。なによりこの映画の雰囲気が私は好きなのだ。 【goro】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-04-19 16:27:06) |
12.市川崑+石坂浩二シリーズでは『悪魔の手毬唄』に継いで好きです。ホラーなんだけど映像美と独特の世界にハマリます。なんかこの頃の日本映画界っていいなーと最近感じます。 【森のpoohさん】さん 9点(2004-10-10 00:42:03) (良:1票) |
11.金田一モノは色々な役者さんが演じてますが、石坂・金田一が一番好きですね…雰囲気ピッタリ。そして市川崑監督が一番いい。原作のファンですが、実に申し分なく原作の雰囲気を作り上げています。ラストシーンもすごくいいですね。 【ゆうしゃ】さん 9点(2004-03-17 08:32:43) |
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10.いや、もう子供の時見た衝撃が。 今、観ると話も良くて面白いです。(テレビ) 【zero828】さん 9点(2004-02-24 00:05:03) |
9.日本でしか作り得ない恐怖映画の傑作。ミステリーなどと思わず、欲深き人々の織りなすドラマに畏怖を感じればいいのだろう。そして、その畏れは自分自身の中にあることに気づくのも時間の問題であり、その時この映画の恐怖は最高潮に達する。 【恭人】さん 9点(2003-11-21 15:56:35) |
8.とにもかくにも金田一のシリーズではこれが最高。おどろおどろしい展開が◎「金田一さん!○○で死体が!」「なんですって?!しまった~、やられたか・・」な、のりがたまらなく好きです。DVD買いました。 【 - @】さん 9点(2003-10-06 02:15:27) |
7.角川映画はこれに始まりこれで終わりでよかったかな、と思います。今から見ると死体描写などに甘さはあって興ざめする部分ありますが、光と影のコントラスト、テンポのいいカット、印象に残る音楽、素晴らしい映像美のなか、おどおどろしい殺人事件。ミステリーのはずなんですが何回見ても面白い。日本映画史上でも最高の部類に入る娯楽大作(褒めすぎかも)。結局石坂浩二は事件を解明はするものの、自己批判してた通り一つも殺人事件を回避できなかったため-1点。なんのための探偵だったんだろ? 【きゃら】さん 9点(2003-05-21 23:14:38) |
6.「犬神家の一族」私にとってインパクトが一番強かったのでやっぱりへいちゃん耕助はこれがNo1。偽佐清(青沼静馬)のマスク&その下のお顔。何年たっても怖いね~あれは。あと川口兄妹も凄い演技してます。妹が犬神小夜子役で兄が佐智役、小夜子が佐智の死体を見つけた時のあの悲鳴と顔、笑えます! |
5.好悪はともかく、日本映画には珍しいサービス精神に満ちた映画だと思います。「岸壁の母」的要素もあるし。これを観た夜、夢の中でスケキヨに追っかけられて、オレの目の前で仮面を脱ごうとしたところで眼がさめた。イヤ怖カッタデスヨ。 【アンドロ氏】さん 9点(2002-12-09 22:22:20) |
4.すけきよさん怖すぎです。仮面を取る場面と生首はぞっとしました。あと岸田今日子は何もしなくても怖いです。作品としても色々な人間関係を描いているなあと思いました。邦画はあまり観ない人にもこれはおすすめかな。 【ととかるちょ】さん 9点(2002-11-17 17:53:23) |
3.旧家にまつわる呪いに彩られた、おどろおどろの連続殺人事件という割には妙に明るい作品に仕上がっている。それは監督の作風と爽やかなテーマ曲に因るのだろう。それにしても金田一は犬神家の周辺をうろうろするものの、決して次々と起こる殺人事件を事前に阻止したりはしない。すべての殺人が完了してから、おもむろに真相を説明するのだから呑気なもんだが、市川監督はこうした知的ミステリーの楽しみを気負うことなく余裕すら感じさせながら撮っているという印象だ。 【ドラえもん】さん 9点(2001-05-13 18:16:00) |
2.初の角川映画ですよね!石坂浩二の金田一耕介がいちばんだよ!幼稚園のとき見てちょっとHなシーンになりかかるところにドキドキしましたが、あれから何回みても飽きません!傑作です。 【ひよこ】さん 9点(2000-11-13 18:26:01) |
1.日本の推理ドラマ。恐怖映画を装いながら、しかし純粋な推理小説である。映画ならではの脚色に驚く。このシリーズでの坂口良子のキャラクターが好きである。 【阿佐ヶ谷】さん 9点(2000-10-31 01:56:59) |