52.既にナチスの敗戦を確信していたかのようなシンドラー、SSからの不信の目をすり抜けていく言動にしたたかなパワーを感じます。 見るに堪えない映像の連続に極限状態での人間の本質が心に痛く突き刺さります。 もしこの戦争がドイツの勝利だったとしたらこれらの忌まわしい史実は闇に葬り去られていたんでしょうね。 ヒロシマ・ナガサキへの核使用は戦争の早期終結で多くの命を救ったなんていう勝者の言い訳が詭弁となる日を切に願います。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2021-08-11 20:33:59) |
51.人が殺される様、裸で逃げ惑う様、など実際にこうだったのだろうと確信できる恐ろしくリアルな映像が次から次へと流れ、書籍や戦争娯楽映画でしか知識を持たない私に衝撃を与えた作品。 結果として多くの命を救ったシンドラーの本心は、今となっては不明だが、行動が善意に勝ることもあると身につまされた。 この映画の価値は、虐殺がどのようなものか、環境で人間がどう変わるのかを、国境や宗教観を超えて、戦争を知らない我々のような世代の心に刻み込むことにある。そしてそれは多くの実績で名声を上げ経済力を持ったユダヤ系スピルバーグだからこそ、この世に送り出せたと考えられる。 【taruga】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2018-10-05 17:44:44) (良:1票) |
50.深い悲しい映画。 こんな時代があったのかと考えさせられます。 【へまち】さん [DVD(字幕)] 9点(2017-08-20 13:56:44) |
49.スピルバーグは本当に凄い作品を撮ったと思います。戦争はむごいですね。でも、むごいことから目をそらせてはいけませんね。この映画でシンドラーという人物を知ることができて良かったです。 【ジャッカルの目】さん [映画館(字幕)] 9点(2010-08-15 21:58:11) |
48.ええ話やな~ いやいやこれは率直に泣ける。人のやさしさにコレほど感動できるとは・・・それも、この映画はノンフィクションというのだから、余計に感動できる。 スティーブン・スピルバーグの記念すべきオスカー賞受賞映画! 【SAKURA】さん [DVD(字幕)] 9点(2007-02-24 13:12:53) |
47.史実との違いが色々と言われていますが間違いなくスピルバーグの傑作の一つでしょう。次の日、しっかりと休める環境を確保してから見ましょう。内容はヘビィ級の重さです・・・ 【Junker】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-12-30 23:42:54) |
46.前編と後編、二日に分けて鑑賞したのだが、間に挟んだ夜はなんだか神経がざわざわして、夜中に何度か目が覚めてしまった。 もちろんホロコーストのことはいろいろな書物や映像である程度の知識を持っていたが、この作品を観ると改めて衝撃を受ける。映像の残酷さでいえば現実の映像には敵わないだろうが、たとえばシャワー室に入ったユダヤ人女性たちが次第にパニックを起こしていく場面に見られるような、ユダヤ人たちの心情に沿った表現はまた違った意味で衝撃的だ。選別、ゲットー解体、収容所の建設など、猥雑で殺伐とした雰囲気、埃っぽい空気の臭いまで伝わってくるようだ。 これほど画面を前に体を強張らせた作品はなかった。彼らの恐怖を(ほんのひとかけらにせよ)体感できる。これは資料映像ではない、映画だからこそできたこと、映画がやらなければならなかったことだと思う。 【no one】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2006-01-25 17:52:06) |
45.この映画では映像の力と言うものを考えさせられる。ゲットー解体シーンの圧倒的迫力とナチスの残忍性は強烈なインパクトで見る者の心に深い衝撃を与えるとおもう。こんな事が許されていいのかと感情的に思った事は理性あるものだったのか。この映画を思い出すとき対極的だがナチスの美しい集会の映像も頭に浮かぶ。勿論スピルバーグ本人はプロパガンダ映画を作ったという気はさらさらないのだろうけどそれほど衝撃的で感情を捕らえる魅惑的な映画だった。 【ぷうボス】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-11-10 23:30:35) |
44.まだ学生の頃この映画を見てえらく感銘を受けたのを覚えています。 小説なんか買って読んだりしたな~。 本当いい映画のお手本ですよね。時代背景とかも勉強になるし、しっかりと後世に残さなくてはダメです。 【坊主13】さん [ビデオ(字幕)] 9点(2005-11-03 15:56:41) |
【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-26 14:58:10) |
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42.ひさびさに泣きました。このような映画を娯楽として楽しんでいる自分に-1点(←偽善的)。皆さん偽善偽善と書かれてますが、いったい誰が偽善者なの?そりゃシンドラーさんは苦い偽善の味を噛みしめたはず。だって全員は助けられないんだから。映画監督は観客を楽しませるために映画を作ってるんだから、偽善という評価は当てはまらない。この映画を楽しめず、「偽善だ」としか評価できない人こそが、偽善者でしょう。この映画を観たら、ほかに考えるべきことがあるはず。これは評価されてしかるべき映画と思います。 【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-06 12:44:47) (良:3票) |
41.「リスト」をタイトルにしていながら、そのリスト作業が出てくるのはごく一瞬。それに向けて、シンドラーとゲートの対照軸を中心としながら、一つ一つのシーンを地道に積み重ねているのが素晴らしい。中心の2人すら、作品の中では突出した脚光を浴びることはなく、あくまでも全体の進行の中で、無数の登場人物と一体となって描かれる。だから、この作品は、当時の「世界」を明確に写実化したものとして、大きな説得力を有するのである。そして、さらにインパクトを残しているのが、重量感と立体感あふれるモノクロの映像、とりわけ光と影の使い方と、ジョン・ウィリアムスの気品に満ちた音楽。3時間半があっという間。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 9点(2005-03-30 03:32:27) |
40.全編リアルな迫力があり、最後まで衝撃の連続でした。最初の山場、ゲットー解体の場面では本当に震えました。本当にあった話か?、というより、嘘であって欲しい…と思わずにはいられないほど残酷な場面の連続。最後のご本人達の登場で、これがたった約60年前の出来事だという現実を改めて知らされます。映画だから全てを事実に忠実に再現したわけではないかもしれないけど、ホロコーストの悲劇の生々しさをリアルに再現し、物語もきちんと作られているあたりはとても見事です。あまりにショックで三日連続で見てしまいました。 【プミポン】さん 9点(2004-10-07 02:12:21) (良:1票) |
39.最後のカラーになるシーン。スピルバーグは未来に残すためにあのシーンを入れたんですね、きっと。どんなに実話に忠実でもこれは映画だよねって安心して見ている側の心理なんか、本当にあの地獄を耐え抜いた人たちが生きて歩いてるところを見ると吹っ飛んでしまうよ。もう皆さん高齢だしあの人たちが全て死んでしまったら、昔こういうことがありましたで終わってしまいそうになるんだけど、それがただの歴史ではなくて現実だったんだと認識させてるのが最後のシーンだと思う。映画としてはあのシーンはいらないと思うんだけど、50年後、100年後には必ず価値のあるシーンになる。 【たろさ】さん 9点(2004-06-21 00:30:05) (良:3票) |
38.スピルバーグがアカデミーを受賞するかどうかなどどうでもいい。(アカデミーを受賞されてない映画でも良い映画はたくさん有るからね。)この映画を作った事に意義がある。 【ボバン】さん 9点(2004-06-07 22:49:20) |
37.長い映画は苦手なのですが、この映画は全く問題なし。素晴らしい! 【リーム555】さん 9点(2004-06-07 15:32:01) |
36.ドイツ極悪やな~。。同じ悪役でもレックス・ルーサーやドクターマシリトなんかとは比べ物になりませんな。 【くまさん】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-03-22 14:19:47) |
35.モノクロはきっとすべて、赤いコートの女の子の為の効果なのだろう。ラストシーンの献石が胸打たれます。シンドラーにハグされた女の人がおばあさんになってて・・・石を置く時墓石を一撫でするんですよ。シンドラーの人柄がよく分かります。 |
【ペンギン王】さん 9点(2004-01-08 13:49:36) |
33.スピルバーグが長年温めていた作品だけに、その意気込みは十分にスクリーンに現れている。淡々の相手を銃殺するシーンや、モノクロの中の赤い少女の終焉を見たときに戦争の重みを感じられずにいられなかった。戦争はあってはなrない事だ。それにしても、重く辛い作品だけに、いつものようにオチをつけられない。なんてことだ。 |