10.これは世界観を味わう映画なのでしょう。バトーの孤独感や球体人形や難解なセリフ、どれもこの作品の雰囲気ととてもマッチしてた。 【しっぽり】さん [DVD(吹替)] 9点(2007-04-27 13:25:47) |
9.ボクもクマのぬいぐるみと一緒に寝ているので共感できる部分あるですよ。 【くまさん】さん [DVD(吹替)] 9点(2007-01-18 01:10:49) |
8.前作と同様、ここにおいても主題となるのは主体性の問題である。しかしこちらの場合、主体性の問題を紡ぐツールとして「人形」が登場している。これにより主体性の問題を、異なるアプローチにより問いなおしている。つまり、身体のほぼ全てを義体化してしまったバトーと、「人形」を差異化するものはなにか? なによりも、集団の海(ネット)と同化させた素子(人形)と、バトー(主体的なもの)のコントラスト、そしてバトーに対し「今の私には葛藤はないわ」と言う素子の姿が非常に印象的である。 そこには自己の存在の希薄に対する憂いは微塵も存在せず、主体なき自分を楽しんでいるようである。それは「自分をしっかり持つことが大事」「私は何のために生まれてきたの?」と自らの主体性を問い続ける人々に対してのアンチテーゼに聞こえてくるのである。 【ノマド】さん [DVD(邦画)] 9点(2006-07-13 21:59:17) |
7.まさに押井ファンの為の映画と言っていいですね。難解なストーリーと台詞回し、圧倒的な映像美、加えて今回は音でも楽しませてくれます。押井ファンなら何十回と観てしまうでしょう(ちなみに私は映画館で3回、DVDは買った日に4回見ました)。気になる点と言えば時間が90分と短い事ですね、出来ればバトーの少佐に対する思いとかをもっと表現してほしかったです。 【kuus32】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-07-16 02:04:46) |
6.映像にはスゴイの一言。 単なるアニメの枠を超えて実写と融合したかの様なシーンのオンパレード。 但し普通のアニメと思って見ると痛い目にあいます。 セリフが難しく長くそして聞き取りづらい呟く様な声。 押井監督の常套手段だが一度見ただけでは初心者は理解できない。 前作『GHOST IN THE SHELL攻殻機動隊』を見ていなければ初心者以外も理解出来ない。 もっとも押井作品を初心者が見る訳ないのだが。 間口の狭さは内容の濃さでカバーしているので良しとしますか。 相変わらず押井作品共通のモチーフ、魚・犬・鳥はハズしてない所はサスガ(* ̄ー ̄*)! 映像だけでも一見の価値有り。 |
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5.DVDで何度も見返すたびに、映画館で繰り返し観なかったことを激しく後悔する映画がこれ。こんな贅沢な映画はそうないです。攻殻機動隊とは一味違うハードボイルドの世界。現在、これほどのコテコテなハードボイルドが生身の人間(笑)にこなせるでしょうか?無理でしょう、あるいは出来たとしてもそこには一種の滑稽さが潜んでいるのではないでしょうか。一方、彼ら(ゴースト)の孤独はシャレにならないです。人間によって彼らの似姿として作り出された人造人間。それら(というのも憚れるが)は人間の理想形として、従属するものとして量産されます。この映画の冒頭、球体人形のような姿の美しい人造人間は、暴走した後、自ら壊れます。このプログラムとして予定された自殺の残酷さは、意外な存在によるものだとわかるのですが・・・それにしても生々しすぎる。バトーもまた、マトリクスの裂け目の向こう側に行ってしまった少佐の影に囚われ、それでもゴーストを体現する自らの肉体を必死で引き止めるかのように、犬に対して過剰な愛情を注ぎます。バトー(人造人間)もまた、誰かとつながっていたいと願っているということです。終盤、ロボットに乗り移る少佐と彼女に自分のジャケットを着せるバトーのペアは、最も美しいカップルの一組だったのではないかと思ってしまいます。≪われわれの神々もわれわれの希望も、 もはやただ科学的なものでしかないとすれば、われわれの愛もまた科学的であっていけないいわれがありましょうか≫ 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 9点(2004-12-19 02:24:02) |
4.すごく良かったが、ある程度バックボーンがわかってないとかなりつらい。 意識とは?自我とは?肉体とは?、人はなぜ人の形をしたロボットを作ろうとするのか、などの問いかけが 宙を漂う。少佐を捜すバトーの哀しいラブロマンスですね、この映画は。少佐を求め彷徨うバトーのダメ親父ぶりが哀愁に満ちていてむせび泣き・・・男ってのはどうも、なんつうかねえ・・・ 【ぱぴんぐ】さん 9点(2004-08-30 13:53:52) |
3.いきなりザ・グレート・カブキの毒霧をくらわされたようなオープニング。「目、目、目が・・・」と必死で目を開けようとしてる間に相手のペースで試合が進み、気がつきゃ3カウントフォール負け。恐るべし、ザ・グレート・オシイ。タイトルとは裏腹に罪な映画だ。 【彦馬】さん 9点(2004-03-28 21:39:31) (笑:1票) |
2.本当は8.5点ぐらいですけど。 OPから魅せてくれます。このOPだけでも観に行く価値があると思います。アクションが前作より多かったので満足しました。音響と映像は間違いなく世界最高レベルだと思う。スカイウォーカーサウンドで録ったということもあり、薬莢ひとつひとつの音が鮮明に聞こえる。音だけなら間違いなく10点満点でしょう。 ストーリーが少し分かり難いので、前作をチェックしてない方は映像そのものを楽しむのが良いと思います。 ただ少し、古典からの引用が多すぎるのは白けちゃうよ。 観終わった後にもう一度観たいと素直に思える映画です。 【weber】さん 9点(2004-03-21 10:57:42) |
1.とにかく映像美、世界観、人物描写は見事というしかない。でも攻殻シリーズをそれなりに観ている人間としては少し盛り上がりに欠けたような気が(最後子供の人形を撃ちまくるだけなんて)。脚本は確かに引用が多く難しかったが、基本のストーリーは単純なので結構すんなりと映画に”侵入”することが出来た。主人公は目がないので表情が読み取りにくい。にも関わらず孤独、怒り、悲しみといった心の葛藤が伝わってきたのは演出の上手さと音楽、あとあの主題歌のおかげだろうか。ラストも意外とあっさりとした終わりにしてあるのには驚いたが、バトーもネットの海に消えて次回からトグサが主人公・・・とかにならなくて良かった。 【КОФЕ 】さん 9点(2004-03-11 15:16:58) (良:1票) |