【pillows】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2014-03-29 14:32:09) |
67.オススメ映画は?と聞かれたら、まずこれと答えるほど、印象深い作品です。戦争下における人々の苦しさ、死と隣り合わせの恐怖が淡々とひしひしと伝わり、1回目は途中で断念。2回目にして最後まで鑑賞できました。シンドラー役のリーアムニーソンはこの役の後しばらくほかの役ができなくなった?と雑誌か何かで読みましたが、鑑賞し終えた私ですらしばらく考えさせられ、その日一日ぼーっと過ごしてしまいました。長編ですし内容がかなり深いので見るには覚悟が必要かな。天気の良い日曜の午前中からみたりしたらその日一日、もやもやしちゃうかも。でも、必ず見てほしい作品。 【はちまろ】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-10-14 18:00:12) |
66.今までたくさん映画は見てきた。その中でも一番泣いたと言っても過言ではないだろう。 ファンタジー色の強いスピルバーグだがやっぱり天才は違いますね。 【エーテル】さん [DVD(字幕)] 10点(2012-01-19 15:50:09) |
65.過去にテレビのオンエアで観て以来、かなり久しぶりに観ました。きっかけは、最近「アンネの日記」を読んでる時に、ちょうど公開中だった「ワルキューレ」を劇場で観て、その流れでこの作品を思い出したからです。そのせいか、最初に観た時よりも重みを感じました。スピルバーグと言えば、娯楽作品のヒットメーカーの印象が強かったのですが、こういう作品も上手いんですね。驚きました。まず白黒にしたのが大正解です。これが普通にカラーだったら、この作品の印象はもっと薄くなってたと思います。シンドラー氏も完全な善人ではないだけに、親近感を持って観ることができました。収容所のシーンでは、モザイクなしの全裸のユダヤ人が大勢映されているのが衝撃でした。この場面を使わなくても作品は作れるのに、あえて使った意味は大きいです。おかげで人権のかけらもない収容所の様子がリアルに伝わってきました。戦争映画は、事実関係や脚色において、賛否両論いろいろ別れますが、私はこの作品を映画として純粋に素晴らしいと思います。また、余談になりますが、本作品でのリーアム・ニーソンは不思議なほど素敵に見えますね。 【びくーにゃ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2009-04-29 23:29:29) |
64.人類史上指折りの悪行を描くのにお涙頂戴のシーンを入れてエンタメとして描くとは何事か?という批判は無視できないと思う。不必要にハラハラさせて安っぽくて不謹慎というのもあながち間違いではないかもしれない。賞狙いの意図や技巧的な部分のあざとさを感じ取れないこともない。でも、私は学生の頃、本作を観て映画館で泣いた。シンドラーが列車に水をかける行為にすらジーンとした。そのことで今でも私は恥ずかしいとは思っていない。単純なバカと思われても結構だ。本作は監督の出自からして、己の信念とアイデンティティをかけて作った映画であるに違いない。感情的に作った映画だろう。そこに不誠実な所は感じられない。スピルバーグのカメラは登場人物目線で、まるでその場で見ているかのような、いわば現実以上の臨場感、リアリティを映し出す。本当に撮りたいものをエンタメ畑で鍛え上げられた腕で撮った彼によらなければこんな心のこもった映像作品は作れないだろう。思うに、本作を貶める一方で客観的であるかのようにみえる冷静で多角的なドキュメンタリーを過大評価すべきではない。「なぜ人を殺してはいけないのか?」という問いに論理的に答えるのは不可能だが、この映画は個人の尊厳を踏みにじる行為が悪であるのは間違いないと理屈抜きに観客に確信させる。虐殺や人種差別の悪逆非道を憎む当然の感情を呼び起こし、その正当性を確認する。本作が偽善ならば偽善のどこが悪いのだろう?。この映画の力の前で偽善と言うのは空しいと思う。 その衝撃と強度によって芸術は倫理を支える力があると私は信じる。 【しったか偽善者】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-08-27 19:21:21) (良:2票) |
63.スピルバーグの第2のデビュー作とでも呼びたくなる、渾身の力作。本当に撮りたい映画を、本当に撮りたいように撮る(あるいは「撮らなければならないように」撮る)。熟練の映画人が集まり、新人のごとき意気込みで撮る。そんな時に、こんな映画が生まれるのでしょう。主人公は、一見何ということもない商売人、オスカー・シンドラー。しかしこの映画には、真の主人公が別にいて、それは数多くのユダヤ人たち。いや、そのユダヤ人の“数”というものこそが、本当の主人公のように、我々を圧倒します。その2つの“主人公”の交差が、この映画のドラマであります。この映画には、山と積まれたナベ、略奪された品、散らばる鞄など、数を象徴するものが色々登場します。顔写真の山。そして、連行される生身の人間たち。死体。これに対し、後半、シンドラーが救おうとするユダヤ人もまた、1100人いう数字で表現される。そしてその上での「あと10人、いやあと1人が救えなかった」という重い事実が、シンドラーに、映画全体にのしかかります。この映画、モノクロ作品ですが、パートカラーの効果がまさに圧倒的。高みから町を見下ろすシンドラーの視線の、その遠い先に、赤い服の少女が映された瞬間、その生々しさに、鳥肌が立ち、涙が出ました。このパートカラーの意味は映画後半で明らかになるのですが、それを抜きにして、印象に強く残るシーンでした。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 10点(2008-08-23 14:42:46) (良:3票) |
62.良い意味でわかりやすく、心に残る映画だと思います。 【frhun】さん [映画館(字幕)] 10点(2008-04-10 15:12:43) |
61.戦争を題材にした映画の最高傑作だと思う。私は金銭欲に強い方だと思うので、いざという時、シンドラーのような行動が取れるかどうか。自分とシンドラーを比較しながら観ていると、シンドラーの美しい行為に涙がとまらなくなる。 【Keicy】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2007-01-21 20:58:17) |
60.ナチスによるホロコーストを描いたものとしては現在最上の作品ではないでしょうか。この作品の前では他の作品の描写のなんと生ぬるい事でしょう。あたかも記録フィルムをつなげたようなモノクロの映像から伝わるリアリティはカラーで撮影された他の同種テーマの作品の方が嘘っぽく見えてしまう程の実在感があります。この、リアリティを追求するために敢えてモノクロで撮影するという発想自体が常人離れしていますが、実際に映像にこれだけの説得力を持たせられたという事実は賞賛に値すると思います。後世同種のテーマを扱った「戦○のピ○ニスト」という作品も作られましたが本作の前ではどうしても見劣りがします。ポ○ン○キーの実体験でさえスピルバーグのイマジネーションの前にかすんでしまったという事でしょうか。後半の展開が偽善的過ぎるとか明らかな賞狙いだとか散々批判されましたが、例えフィクションを交えてるとはいえホロコーストの本質を正面からこれだけ描こうとした意気込みは評価されてよいと思います。実際下手な記録映画を見せるくらいならこの映画を見せた方がよっぽど戦争の残酷さが体感できる筈。監督への好き嫌いはこの際横に置いて、一人でも多くの人に見てもらいたい1本。 【MEL】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-05-07 03:20:45) (良:2票)(笑:1票) |
59.素晴しい作品。まさに名作。この映画をつくたことはスピルバーグの偽善と受け取る人もいるようですが、僕はそんな風に思いませんでした。スピルバーグが賞を取りにいったという人もいるようですが、そうは思いませんでした。このように、戦争の悲惨さを伝える映画で、映画としての質も高い作品は、多くの人に事実を知ってもらうと言う点で重要だと思うし、こんな長時間の大作をまとめ上げるのはスピルバーグにしかできないと思います。ただ最後のほうで、シンドラーが多くのユダヤ人の前で懺悔するところは偽善ぽくて鼻につきましたが、そんな小さなことが気にならないくらいのパワーがありました。 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-11-11 02:07:39) |
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58.史実系の実話だから相当重い映画。ナチスのヒットラー時代のユダヤ人迫害がテーマ。興味がなければとても見てられない。重くて残酷で相当惨い映画。スプラッター系という意味ではなくユダヤ迫害の惨さをマトモに見せつけてる映画。約3時間もある長編だけど最後は必ず泣く。 【HILO】さん [映画館(字幕)] 10点(2005-11-08 19:51:27) |
57.名作は時間の長さを感じさせないですね。日本も同じようなことをしていたわけだし他人事には感じられません。「忘れない、風化させない」ということがいま現在自分にできることだと思います。これからも大切に観ていきたい映画です。この事実を忘れないために。 【スペクター】さん [DVD(字幕)] 10点(2005-10-31 02:19:57) |
56.自分の中にある正義も、たまには疑ってみたほうがいい。本当の価値とは何か、についてもだ。そして尊厳とは何か。自由とは何か。根元的な、何か。それらは風潮・国勢・流行・隣人の囁きに対してどのような変化をするのか。そして結局私は何を捨て、何を得ることができるのか。この作品を観たあとに、色々考えてみた。愚にもつかない試行錯誤を幾度幾度と。結果、小粒の結晶のような何かが、生まれたような、気のせいのような。決して器用とはいえないシンドラーの正義が、もたらしてくれた様な、何かだと。大袈裟にも、そう思った。 【aksweet】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-09-10 12:56:32) |
【のりまき】さん 10点(2004-12-07 20:51:15) |
54.この時代のアカデミー賞はすばらしいですね。ロードオブリング3などとは比べられる物ではないですよ。これから出る映画にこれ以上の作品を期待したいものです。 |
53.レイフ・ファインズの冷酷な眼差しに心臓射抜かれた。 【Ronny】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-06-03 01:31:10) |
52.泣かせようとしてるのが分かってるんだけど、泣きます。途中の赤とか最後の「もっと助けられたのに」ていうセリフ、泣かされました。でもこの映画はリーアムニーソンより、ベンキングズレーが断然いいです。最後実際のシュターンさんの奥さんの腕をひいて歩く彼の姿になぜか大泣きしました。もし、私がシンドラーの立場だったら自分の危険を顧みず多くの人の命を助けることができるのか甚だ疑問です。そういう人間であると望みますが。 この前ベンキングズレーが出ている「アンネフランク」を見ましたが、収容所でのユダヤ人の描写の悲惨さはシンドラーとは比べ物になりませんでした。実際はもっとひどかったのかもしれません。 【ショウガ焼き】さん 10点(2004-05-29 05:53:12) |
51.「何ぃ?。アカデミー賞狙いのどこが悪い!オスカー欲しくない監督がいるんなら顔見てみたいね。だいたい、狙って取れるような賞じゃないぞ、あの賞は。」「まあまあ、そうムキにならずに落ち着いて下さい。別に、あなたの事を言っているわけではありませんよ、スコセッシさん。」 【パセリセージ】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2004-03-24 23:46:01) (良:3票)(笑:1票) |
50.学生の頃、初めて映画館で震え・涙した映画。全編通して緊張感がすざましく、十分過ぎる程に悲惨さが伝わってきます。映画館を出た後は平和である事の安堵感を感じた覚えがある。 今見ると、最後に無理やり感動させる流れが引っかかるけど、音楽・演出・ストーリが素晴らしい傑作。 【oO KIM Oo】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-03-18 20:23:38) |
49.改めてスピルバーグの偉大さを実感。同じ年にジュラシックパークという全然タイプの違う映画を撮ってるし。 |