100.『カッコーの巣の上で』での主要5部門受賞により世界的名声を得た 巨匠監督ミロス・フォアマンと、原作&脚色のピーター・シェイファーが タッグを組み、誕生した「奇跡の映画」です。 個人的には、半世紀に一度生まれるか生まれないかの名作中の名作だと思います。 90本近いアカデミー作品賞のなかでも、際立った出来栄えですね。 演技賞においては、サリエリ役のマーレイ・エイブラハムがオスカーを手にしましたが、 もう一人の主役であるモーツアルト役のトム・ハルスにも受賞してほしいくらいの差し迫った演技力でした。 これを見ずして死んではいけませんよ! 【ぶっちち】さん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2015-11-29 13:21:25) |
99.数奇の人生をここまでまとめるのも大変でしたでしょうに・・・すばらしかったです 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 10点(2015-06-30 16:52:47) |
98.大好きな作品。内容どうこうよりも、この世界観!そして交響曲25番! 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 10点(2010-03-04 23:53:16) |
97.秀才サリエリと天才モーツァルト。秀才の苦悩と嫉妬の物語。傑作。 【わさび】さん [DVD(字幕)] 10点(2009-08-16 05:00:19) |
96.書き出したらきりがなくなるような気がして中々書けなかったのだが、少なくとも今のところ、私の人生でNo.1の映画。学オケでクラシックをかじったことも影響しているだろうが、希代の天才モーツアルトのぶっ飛び方といい、正反対の性格を持つ音楽家の「嫉妬」を軸にその才能や人生を語らせる構成といい、ツボのど真ん中にはまった。これでもかと才能を見せまくる能天気小僧と、努力の禁欲男の対比は見事としか言いようがない。サリエリがその才能に対する嫉妬に手を震わせながら、モーツアルトの譜面を繰る場面なんか、本当に見せ方が上手い。モーツアルトは早世した割に作品が多いから選曲もし放題とはいえ、交響曲25番も実にばっちりはまっていた。映画は破滅に向け暗く壮絶になっていくのだが、ひきつける力を失わない。レクイエムの作曲シーンもこの映画の大きな見所で、取り付かれたように譜面に向い、衰弱していく様は胸に迫るものがある。欲を言えば、コンスタンツェの描き方かな、悪妻説には反対する立場のようだが、それならもうちょっと踏み込んで欲しかった気もする(見事なおっぱいはさておき)。が、まあ伝記映画は欲張っちゃダメだからね。なおドイツ語オペラであるフィガロの結婚などが英訳されていたが、ウィキの文を引用すると“モーツァルトが皇帝に対して「ドイツの心、それは愛です」と宣言してドイツ語オペラ制作を実現する民族主義的なくだりがあり(それまではオペラといえばイタリア語だった)、ここでオペラが突然ドイツ語で歌われると台詞が英語であることの矛盾が目立つため、いわばこの映画の中の世界では英語がドイツ語として扱われるという舞台劇風な割り切りであるとも言える”ということで、これには感心した。他言語で伝記物を作るなら、ここまでするのが本当だろう。要は吹替えと同じだから(実際、ラスト・エンペラーなどでは中国語が“混ざって”いるため、かえって英語映画であることを突っ込まれてしまってる)。ちなみに主役2人が両方アカデミーの主演男優賞にノミネートされ、フランク・マーレイ・エイブラハムに軍配が上がったようだが、どうせならトム・ハルスに助演で取らせて上げたかったなぁ~。映画タイトルからしても助演というわけにはいかなかったんだろうけど、あれも名演技だもん。とにかく観れば面白さが解る!! 【あっかっか】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2009-03-11 13:21:00) (良:1票) |
95.モーツァルトという巨大な才能の前に凡人の一人として埋もれていく人間の悲哀がこれでもかというほどに伝わってくる。神父が告白を聞くという設定がこれを描くのには実に秀逸だった。楽曲の選択も素晴らしく、シーンとの融合性が抜群で単にモーツァルトの楽曲の良さを伝えるだけに終わっていない。既に20年以上前の映画だが、年を経るごとに評価が高まるのではないかとすら思える。よく出来た映画です。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-09-29 22:05:37) |
94.この映画に10点を付けなかったら仕方ない!というほど納得の10点です。 私の映画鑑賞史に残る素晴らしい映画でした。 もし映画館の大きなスクリーンで鑑賞できていたらもっと幸せだったのに。 最大級のスクリーンで最高の音響にて鑑賞できる機会を切に望みます。 【ClocheRose】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-07-25 14:48:15) (良:1票) |
93.「アマデウス」というこの名前の映画がモーツァルトの名前であることなど露知らず観賞した。彼の人生の詳細は知らないのだが、この映画を見るだけで十分な情報を得る事ができる。音楽とのマッチングが素晴らしく、映画としても文句の言いようがない。 【あるまーぬ】さん [DVD(字幕)] 10点(2007-07-21 06:50:26) |
92.アマデウス?おいおい題名違うよ、サリエリでしょ?アントニオ・サリエリという漢の苦悩を描いた名作。周囲には凡人しかいなかったのに、ある日突然自分が凡人の一人になってしまうという不幸。しかも惨めな形で。その想像もつかない悲しみや小さな喜びをモーツァルトという誰でも知っている人を使い表現したところに感服。 【官兵衛】さん [ビデオ(邦画)] 10点(2007-01-17 17:10:04) |
91.はじめて観たのは高校生の時、音楽の授業だった。すごくおもしろかったのを覚えている。今回改めて観たがやはりおもしろい。まったく飽きない構成力がすばらしいと思う。 【十人】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-07-24 06:01:41) |
|
90.10回は見ました。念願かなって、今年、ウイーン、ザルツブルグ、プラハに行きましたが、アマデウスの世界に感無量でした。 【なみへー】さん [DVD(字幕)] 10点(2006-04-14 14:01:24) |
89.天才モーツァルトとなかなかの才能が、ありながらも天才の前にうだつの上がらないサリエリとの残酷ながらもどこか耽美な対比がすばらしく、あげくの果てには、モーツァルトのカミさんの巨乳にまで目を奪われてしまいました。一つ一つの場面が一枚の絵画の様に芸術的で、それに極上のモーツァルトの調が絶妙なタイミングで流れてくる。あらゆる総合芸術の頂点の様な作品。満点!! 【一番星☆桃太郎】さん [DVD(字幕)] 10点(2004-12-15 22:45:08) |
88.大傑作。音楽も美術もロケーションも衣装も、何もかも満点。こんな面白い映画が存在してていいのだろうか? 最高の一言です。モーツァルト天晴れ。サリエリ天晴れ。コンスタンツェ母天晴れ。 【DeVante】さん 10点(2004-11-25 00:46:12) |
87.「1番欲しいもの」を他人の中に見つけてしまったら、プライドの高い人間は その他人をこの世から消してしまいたくなるかもしれない。 サリエリはいっそ皇帝みたいに真贋の分からない人間だったら幸せに過ごせたのに。 傑作を作り出せないのに傑作を聞き分ける耳と心を持っているのは悲劇的だ・・・(ビデオ) 【なみこ】さん 10点(2004-08-31 23:57:27) |
86.モーツアルトは<神の子>である。神の子として、その天賦の才をもってしても人間である限りにおいて生きるという現実は単純ではなく、彼が苦悩と怖れを抱えて人生を生き、死んだことはよく知られている。モーツアルトを一人の人間として捉えるドラマというのもひとつの観点として興味深いものであるが、実際、その試みはイエス・キリストを主人公とするのと同じように難しいだろう。とはいえ、この映画を天才モーツアルトに対峙する凡庸の人サリエリの物語と考えるのはちょっと違う。サリエリがモーツアルトの音楽についての真の理解者であり、この映画をサリエリという自意識の鏡を通したひとつのモーツアルト像として捉えるのがやはり一番しっくりくるのである。やはり、主役はモーツアルトであり、モーツアルトの神性、人間性をサリエリという自意識を通して語ることによって、僕らは僕らの中の無限のかけがえのなさを語りえるのではないか、というのが僕の<文学的な>捉え方である。 モーツアルトの音楽を語る時、アポロン的な伝統音楽の高度な模倣の上にディオニュソス的な情熱、官能のエッセンスを見出すことが重要である。さらに生と死を行き交う精霊の如く、まさにデモーニッシュな一面により生み落された名作「レクイエム」に至っては、彼が神の子の苦悩を人間的な深みによって表現し得たことを示している。それをモーツアルトのモノローグによって語ることは不可能である。この映画では、サリエリという媒介を通じて、僕らはモーツアルトの心性を知るのである。 サリエリのモーツアルトに対する歓喜、恍惚、忘我、嫉妬、憎悪、愛情を僕らは理解する。芸術とは、神の言葉、御業かもしれないが、それはあくまで人間によって生み落されるものだ。人間という理性の森を通してしか、それは具現化されない。それがモーツアルトの作品であり、サリエリという自意識を通した時、それは僕らに人間的なドラマ<現代的な神話>を提供するのである。 【onomichi】さん 10点(2004-08-15 23:15:59) (良:1票) |
85.この映画はは小学生の時に「すごい!!」と思った初めての映画。以来10回は見てると思う。サリエリのせこさ、モーツァルトのエロさも見ていてとてもよかった。 【テンダータッチ】さん 10点(2004-07-13 02:02:19) |
84.よくこの時代にこれほどまでの映画が製作出来たものです!それが素晴らしい! まず冒頭の「交響曲第25番」に引き寄せられてからというものエンドロールまで画面に釘付けでした。オペラから何まで素晴らしい作品に仕上がったのではないかと思います。 モーツァルトの何と下品な事!天才と変人は紙一重とはよく言ったものです。 この世界で、天才を一人だけ挙げるとしたら?…他でもない「ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト」でしょう。 【J.ギリガン】さん 10点(2004-07-10 00:49:31) |
83.天才を描くとき、その天才の内面に凡人が寄り添うことは難しい。この作品は、視点を我々に近い「他者」に置いたことで、一人の天才を描き出すことに成功している。その圧倒的な才能を最も理解し愛しているからこそ、人間モーツァルトに果てしない嫉妬と憎悪を抱いてしまう心理は、悲しいことに、私という凡人は痛みと共感を持って理解できるのだ。モーツァルトが取り憑かれたようにレクイエムを楽譜に書き付けるシーンは、やはり天才のもとにはミューズが降りて来るのだと、私は鳥肌が立つような思いで見た。私を含め、すべての「向こう側へ行けなかった」人々に、この作品は残酷な痛みを感じさせるにも関わらず、私たちはそれを愛してやまない。 【一児の母】さん 10点(2004-06-16 10:37:18) (良:1票) |
82.サリエリに共感しまくった。物凄く感動した。やっぱモーツァルトの音楽は最高だ!! 【映画界の貴公子】さん 10点(2004-06-13 23:57:27) |
81.天才音楽家の半生なら仰々しく堅い作品かと思っていたらとんでもない!軽率なモーツァルトのキャラクターが面白く親近感を感じたせいだろうか、すんなり楽しめました。それでもクラシック音楽というのはなぜか聴いてるだけで厳粛な気持ちになるものです。軽率と厳粛、この相反する雰囲気のギャップが作品に多大な魅力を与えているのは確かでしょう。 【nizam】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-05-06 12:46:54) |