1.(つい長くなってしまいました) 「戦争と人間」の栄光よ、もう一度! と、考えたのかどうか知りませんが、よくもまぁダイアン・レインやらユン・ピョウやらモーリス・ジャールやらを無駄に引っ張り込みましたね。ドナルド・サザーランドなんか何の為に出てきたんだ?(登場シーンは僅か1~2分!) 何でこんなに西洋人がいなきゃならんのだ? お陰で言語体系も無茶苦茶(ドイツ語と日本語で会話して意思が通じてる場面すらある!)。中国人役(!)のダイアンなんか意味も無く英語と日本語と中国語で喋るから、最後まで国籍不明ですよ。それに20年の時の経過が全く判らないし、加藤雅也は恐ろしく大根だし、大体、話自体が全くのイミフ。これは噂に違わぬ酷い出来です。ところで、確かに日活の息の根を止めた作品として、落日ならぬ「落陽」はぴったりのタイトルだとは思いますが、今となっては「シベリア超特急0/バースデイ」とかにタイトルを変えてしまった方が良いかもしれませんね。「シベ超」を名乗るに相応しい完成度ですし、無駄に豪華なキャストや戸田奈津子の字幕、そして微笑ましい閣下の登場シーン(2シーンで僅か1~2分!)等で、誰が観ても「シベ超」シリーズを疑わないでしょう。また、その方がソフトの回転率も上がるんじゃないですか…って、ソフトあるのか? 2点献上。