6.コメディとしての構成は良くできていると思うのですが、接客教育が皆無のCAはお茶目としても
安全教育まで出来ていないCAや、整備士が乗客の安全(命)よりフライト時間を優先したり、
そもそも整備自体を独断で一人だけで整備したり、
あげく、あんな大きな工具が無くなっているのに全く気がついて居ない。
本人も他人もチェックできておらず体制がゆるゆる。
これじゃ、いつ大事故が起きてもおかしくない航空会社ですよ・・・。
町の車屋じゃないんだから。
そう言った現実にそぐわない「なんでやねん!!」が多すぎます。
伊丹作品のように現実としてのプロフェッショナルな部分は押さえつつ、
遊びの部分にコメディの要素を追加するような作品の方が好みですね。
エマージェンシーのシーンでもコメディを忘れずライトな味付けのため気軽には見えますが、
その分緊張感が薄れ作品が締まってない気がします。
物語の最後の山はNASAばりの仕事をするプロスタッフを見たかったですね。